2000年06月19日

●ロック音楽は何を狙っているか(EJ第403号)

 私は、CDショップにはかなり足しげく行く方です。そのたび
に感ずることは、ロック音楽のCDの多さです。とくにHMVに
行くとそれを感じます。何しろ全体のスペースの3分の2はロッ
ク音楽のCDで占められているからです。まるで、音楽がロック
に占領されてしまうような感じさえします。
 さて、前回は、ビートルズの「ヘイ、ジュード」とLSDの関
わりについて述べましたが、ビートルズには、もうひとつLSD
とはっきりと関わっている曲があります。それは、「ルーシー・
イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」という曲です。
 この曲は、LSDを服用して、幻覚のうちにジョンが作曲した
ものとされています。「イエロー・サブマリン」が大人も歌える
子供の歌であるのに対し、この歌は子供のことを歌った大人の歌
であるといえます。とにかくこの歌は、題名それ自体の中にLS
Dという文字が隠されているのです。
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  LUCY IN THE SKY WITH DIAMOND
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 ビートルズでは、全員がドラッグを使っていたそうですが、と
くにジョン・レノンが多く使っており、生き延びるために不可欠
だったとの証言もあります。このように、1960年代後半、ド
ラッグはビートルズが先導役となって、ロックの世界に浸透し、
ヒッピー運動とともに若者の間に広がっていったのです。
 ここで、EJがいまなぜロックの話を取り上げているのかにつ
いて少しお話ししておく必要があると思います。途中から、EJ
をお読みになっている方には何のことやら、さっぱり分からない
と思うからです。
 EJでは、今年の2月頃に、あのノストラダムスの預言のフォ
ローをやったことがあります。恐怖の大王が降ってくるはずの、
1999年7月が何事もなく過ぎて、現在では、あの預言は結局
的中しなかったとされているのですが、実はそうではなく、別の
意味で的中していて、世の中は文字通りの破局に向かって目下進
行中であるということを明らかにしました。実は、その進行中の
重要な仕掛けの中にロック音楽が組み込まれているのです。いず
れも、若者を対象としたもので、ひとつはゲームマシン、そして
もうひとつがロック音楽というわけです。
 事実について述べましょう。ノストラダムスのいう1999年
7月のことですが、7月23日から3日間にわたって、ニューヨ
ーク郊外のウッドストックで、ロック・フェスティバルが行われ
ているのです。このウッドストックは、あのロックフェラーの所
有地であるとのことです。
 大会のタイトルは、「ウッドストック99/ワン・ワールド」
というのです。注目すべきは、この「ONE WORLD」 ということば
です。これは「世界政府」という意味であり、場所がフリーメイ
ソンにゆかりのロックフェラーの所有地であるところから、この
「ONE WORLD」は、 フリーメイソンの目標である「世界政府の設
立」という意味にとれるのです。
 ウッドストック・フェスティバルといえば、30年前にも同じ
場所で行われているのです。これは、ロック史上に燦然と輝くコ
ンサートとなり、自由と解放という名のもとに、ロック界にサタ
ニズム(悪魔主義)が定着したイベントになったといわれている
のです。この大会では、ドラッグがハード・ロックのリズムの中
で謳歌され、3日3晩、40万人の人々がこの饗宴に参加したと
いわれています。
 この7月23日から3日間行われた「ウッドストック99/ワ
ン・ワールド」を皮切りに、この種のロック・フェスティバルは
世界中で行われることになっており、もちろん日本でもそれは行
われています。1999年8月7日〜8日の2日間、富士急ハイ
ランドで開催された「フジ・ロック・フェスティバル99」がそ
れです。このときは、米国からゲストとして、マリリン・マンソ
ンが出演しているのです。このマリリン・マンソンについても号
を改めて取り上げる必要があります。
 こういうロック・フェスティバルでは、何が行われているので
しょうか。それは、とても音楽のコンサートとは思えないほど異
常なものです。
 ロックは、心臓の鼓動の持つ自然なリズムと全く逆のリズムを
とるため、聴く者の内蔵を打ち、繰り返しの反復によって脳にそ
れが叩き込まれるのです。
 人間が苦痛を感ずる音量は約100デジベルからであるといわ
れます。ロックコンサートにおけるエレキギターの音は約190
デジベルもあるので、苦痛に感ずるほどうるさい音なのです。
 絶えず激しく律動するビートは、高いボリュームで長時間続け
られると、いつしか催眠術的な効果が生じてきます。どうしてか
というと、神経組織が高音で繰り返し襲われるので、通常の聴覚
がマヒしてしまうからです。そうすると、超越瞑想のようになっ
て、音楽が醸し出すイメージと歌詞のメッセージに対する深い被
暗示性が生まれてくるのです。
 こういう状態になると、音楽という催眠術がかかりやすくなる
ので、それによって人を操ることは簡単にできます。ビートはた
だの騒音ではなく、精神を虜にするリズムとなり、観客は心身と
もに魅了し、ロボットになるまでそのリズムで操作することがで
きるのです。
 この状態になると、人々は音楽の持つメッセージとイメージを
まともに受け入れてしまいます。その場に、目もくらむようなレ
ーザー光線やスクリーンに映し出されるデモーニッシュな映像が
あれば、乾いた土が水をまたたく間に吸収するように心の中にし
み込んでしまうのです。
 ここにサタニズムが入り込んでくるのです。ロック・ミュージ
シャンのあの異様な服装や行動は、こういうことと無関係ではあ
りません。ロック・グループの中には、公然とサタン礼拝を打ち
出しているものもあるのです。
              −−[ビートルズの話題/04]

posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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