2020年08月31日

●「新型コロナはやっかいなウイルス」(EJ第5319号)

 「安倍首相/突然の辞意表明」──安倍内閣はコロナ禍によっ
て崩壊したようなものということができます。なぜなら、安倍首
相の持病である潰瘍性大腸炎という難病にとって最大の敵は過度
のストレスです。総理大臣という仕事自体がストレスのかかる仕
事であり、それにコロナ禍が加わったことにより持病が悪化した
と考えられるからです。
 実際安倍内閣のコロナ対応はさんざんであったことは確かであ
るといえます。低収入世帯への30万円給付から全世帯10万円
給付への変更、アベノマスクの不人気、緊急事態宣言発出の遅れ
など、感染者数、死者数などはけっして国際的に見て悪くはない
のに、国民の安倍内閣への評価は低迷したのです。
 それに加えて、桜を見る会の私物化、森友問題、河井克行前法
相、妻の案里参院議員による大型買収問題、官邸が特定の検察官
の人事権を握る検察庁法改正案をめぐるトラブルなど、頭の痛い
ことが続発していたのです。その結果、全体としては、物凄いス
トレスがそれに加わったものと考えられます。
 実際この新型コロナウイルスは、実にやっかいなウイルスであ
ると思います。特徴を上げてみます。
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     1.感染しても無症状の人間のほうが多い
     2.無症状の感染者からも他人へ感染する
     3.多くの臓器にも侵入することができる
     4.自然変異の速度が早く正体が掴めない
     5.集団免疫ができず、再感染の可能性大
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 このように新型コロナウイルスは、掴まえどころのないウイル
スであり、生物兵器として理想的な特性を持っています。台湾の
医師で評論家の林建良氏は、このウイルスについて次のように論
評しています。同氏は、1987年に日本交流協会奨学生として
来日し、94年、東京大学大学院医系研究科博士課程を修了して
います。2007年に林一洋医師記念賞を受賞するなど、数々の
賞を受賞していますし、メールマガジン「台湾の声」編集長を務
めています。なお、文中の閣麗夢氏は、香港大学公共衛生学院の
ウイルスの専門家で、香港から米国に亡命した人物です。
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 事ほど左様に、このウイルスは生物兵器として「都合がよすぎ
る」のです。武漢コロナウイルスの遺伝子配列の4ヶ所がエイズ
ウイルスと同じになることは自然に起こる現象とは考えにくく、
人工である可能性が高い。閣麗夢も、今年7月29日にスティー
ブ・バノンのテレビ番組「WAR ROOM」に出演し、「武漢
コロナウイルスは、人民解放軍の実験室で保管されている舟山蝙
蝠から採取したコロナウイルスを加工して作ったものだ」と証言
しています。       ──『月刊Haneda』/10月秋桜号
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 林建良氏は、「どう考えても、武漢コロナウイルスは習近平に
都合が良すぎる」というのです。だから、人工ウイルスであると
いいます。そして、中国政府は数々のきわめて肝心なことを隠し
ています。だから、米国は怒っているのです。
 何を隠しているのかというと、「第一号患者は誰か」を特定し
ていないことです。第一号患者を特定し、感染ルートを追跡する
ことは、ウイルスの発生源の特定にもつながるので、疫学調査の
基本です。中国の場合、特定できていないのではなく、特定はし
たが公表していないのです。日本では武漢に滞在していた神奈川
県在住の30代の男性が第1号患者とわかっています。
 新型コロナウイルスには謎が多過ぎるのです。蝙蝠から人に感
染したといいますが、これまでの研究によると、蝙蝠から人間に
直接感染した事例はゼロです。鳥や豚のインフルエンザは人に感
染しますが、それは鳥や豚が人間とよく接触している家畜である
からです。しかし、蝙蝠はそれとは違い、人間に感染するには、
中間宿主が必要ですが、それがわかっていないのです。
 仮に感染するとしても、11月〜12月は蝙蝠は冬眠中であり
感染のしようがないのです。しかも、その蝙蝠の生息地は雲南省
であり、武漢から1000キロも離れているので、物理的に感染
しようがないといえます。
 それに中国政府はもっとも肝心なことを隠蔽しています。20
19年の時点では、中国政府は「人から人への感染は確認されて
いない」といっていたのですが、それは情報を隠蔽したことが明
らかになったのです。これについて、林建良氏は次のように述べ
ています。
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 1月20日になって中国政府の専門家チームのトップが「人か
ら人に感染していることは間違いない」と発表しましたが、人か
ら人への感染への可能性は、2019年11月17日の段階です
でに判明していたことが、2020年3月13日の英字紙サウス
チャイナ・モーニング・ポストで明らかになりました。
 バイオセーフティレベル3(P3)の実験施設を持つ、上海の
復旦大学附属上海公共衛生臨床センターの張永振教授の研究チー
ムが、武漢コロナウイルスに感染した海鮮市場の従業員を調べて
いました。1月5日に、ウイルスのゲノム配列の解読に成功し、
同日に中国国家衛生健康委員会に報告しています。
 この時点で「SARSに類似する未知のウイルスで、呼吸器経
由で、伝播する可能性が高い」と人から人への感染のこ可能性を
指摘し、感染拡大の防止措置を講ずるよう提言していたのです。
             ──『月刊Haneda』/10月秋桜号
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 人の命がかかっている重要な情報です。なぜ、中国はそういう
情報を隠蔽するのでしょうか。しかし、どうしてこのウイルスは
人に感染するようになったのでしょうか。蝙蝠から人には直接感
染しないはずだからです。
         ──[『コロナ』後の世界の変貌/063]

≪画像および関連情報≫
 ●「コウモリ」はなぜ「ウイルスの貯水池」なのか
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   新型コロナウイルス(SARS−CoV−2)感染症(C
  OVID−19、以下、新型コロナ感染症)が世界中で猛威
  をふるっているが、このウイルスはSARS(重症急性呼吸
  器症候群)と同じ人獣共通感染症だ。こうしたウイルスの自
  然宿主(最初にウイルスにかかった生物)はコウモリとされ
  ているが、なぜコウモリ起源のウイルスがこんなに多いのだ
  ろうか。
   人獣共通感染症はヒトの感染症の60%以上を占める。世
  界で毎年約10億人が病気になり、数百万人が死ぬ病気だ。
  人獣共通感染症では、野生生物を自然宿主にしていた病原体
  (ウイルス)が、家畜などの脊椎動物や昆虫などの無脊椎動
  物を経由し、あるいは直接にヒトへ感染して広がっていく。
  ウシから天然痘や結核、ブタやアヒルからインフルエンザ、
  ヒツジやヤギから炭疽症、ネズミ(齧歯類)からペスト、主
  にイヌ(ネコやコウモリなども)から狂犬病といった人獣共
  通感染症があるが、サル免疫不全ウイルス(SIV)が変異
  してヒトに感染してヒト免疫不全ウイルスになったようにヒ
  トと野生生物の接触によって感染が広がることも多い。
   自然宿主にはコウモリが多く、コウモリの次は霊長類、齧
  歯類の順になるようだ。また、世界で新たな人獣共通感染症
  が発生するリスクの高い地域としては、コウモリはアジアの
  一部と中南米で多く、霊長類は中米、アフリカ、東南アジア
  に集中し、齧歯類は北米、南米、中央アフリカの一部と予測
  されている。          https://bit.ly/31AYlYG
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蝙蝠は直接人には感染しない.jpg
蝙蝠は直接人には感染しない.
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | 『コロナ』後の世界の変貌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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