2020年08月21日

●「コロナ発生源はWHCDCである」(EJ第5313号)

 昨日のEJでご紹介した中国政府によって消された論文──肖
波濤教授による「新型コロナウイルスで考えられる発生源」につ
いて、河添恵子氏と評論家の宮崎正弘氏の対談の動画をご紹介し
ます。ともに中国に詳しい2人の対談ですが、昨日のEJでご紹
介したことをさらに詳しく話しています。動画の収録時間は14
分11秒。視聴すると、詳しい事実を知ることができます。
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      ◎周政権が画策するコロナの脱中国化
          河添恵子氏/宮崎正弘/対談
            https://bit.ly/3iME6gz
            収録時間/14分11秒
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 情報を整理しておきます。肖波濤教授による論文──正確には
もう1人執筆者がいますが、この論文が訴えているのは、新型コ
ロナウイルスが何らかのミスによって外部に流出し、公表されて
いるよりも、はるかに多い感染者が発生し、それによる膨大な死
者が出ているということです。中国政府の公表する数字には多く
のウソがあり、額面通り受け取ることは困難です。
 問題は、ウイルスの発生源がこれまでEJが想定していたとこ
ろとは違うことです。これまで湖北省の武漢には、次の2つのウ
イルス研究所があるとして説明してきています。
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   1.中国科学院武漢病毒(ウイルス)研究所/武昌区
                 1958年7月に成立
   2.中国科学院武漢病毒(ウイルス)研究所/江夏区
                 2017年2月に成立
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 これら2つの研究所のうち「2」は、バイオ・セーフティ・レ
ベル4の実験室を有する「新しいラボ」であり、ここがウイルス
の発生源ではないかといわれてきたのです。しかし、肖波濤教授
が感染源として指摘しているのは、上記「1」と、もうこひとつ
別の場所だというのです。それが「3」です。
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   3.武漢市疾病予防管理センター(WHCDC)
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 添付ファイルに地図を付けています。3つの研究施設のある周
辺の地図です。地図の真ん中を貫いて流れる川は長江です。一番
最初の感染場所として中国政府がアナウンスしたのは、華南海鮮
卸売市場です。海鮮市場は長江の向こう側にあります。
 いわゆる武漢病毒(ウイルス)研究所といわれている「1」と
「2」の研究所は、長江の手前にあります。武昌区と江夏区のウ
イルス研究所です。このうち、新しいラボといわれている江夏区
の研究所は、華南海鮮卸売市場からは、長江を挟んで、約30キ
ロ以上離れています。東京を中心に30キロというと、柏市や所
沢市や町田市ということになり、相当の距離があります。
 しかし、「3」の武漢市疾病予防管理センター(WHCDC)
は、華南海鮮卸売市場はすぐ近くにあります。そして、このWH
CDCの周辺には、次の3つの医療機関があるのです。
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          1.武漢市中心病院
          2. 湖北航天医院
          3.   協和病院
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 武漢での感染の初期、これらの医院や病院で感染が広がり、医
療崩壊が起きていたのです。この間の事情について、河添恵子氏
は、次のように述べています。
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 このリポートで実のところ、私が最も注目したのは、「武漢市
疾痛予防管理センター」が、医者らのグループが最初に感染した
協和医院に隣接している」という部分だった。
 協和医院は、2020年1月中旬以降、医療関係者が「1人の
肺炎患者を治療したところ14人の医療従事者が同時感染した」
「我々の多くが、感染しているはずだが、検査すらしてもらえな
い。我々は隔離ではなく、軟禁状態にある」などと、SNSで発
信した、早々から医療崩壊が起きWいることが、推測される病院
だった。CNNが報じた、2月に武漢肺炎で亡くなった李文亮眼
科医らの勤務先、武漢市中心医院も協和病院と近かった。もう一
つ、これら2つの病院とも比較的近いエリアにある湖北航天医院
の医師も、SNSを通じて早々から事情を訴えていた。(中略)
 旧ソ連のスヴェルドロフスクの例のように、研究所から何らか
の不具合で「空気中に漏れた」のであれば、「新しいラボ」では
なく、長江を隔てた対岸の武昌区にある中国科学院武漢ウイルス
研究所でもなく、肖教授の論文が存在を教えてくれた「動物を確
保し、病原体収集と識別を専門にしていた、武漢市疾病予防セン
ター」(WHCDC)かもしれない、と推測し直した。
                  ──河添恵子著/WAC
『習近平が隠蔽したコロナの正体/それは生物兵器だった!?』
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 この肖波濤教授のレポートに、中国当局はおそらく肝を冷やし
たものと思われます。ズバリ核心を衝いているからです。そのせ
いか、4月13日に、中国政府は、新型コロナウイルスに関する
学術論文は、今後出版前に、全てが政府当局の審査対象になるこ
とを通達しています。つまり、政府当局の承認がないと、出版で
きないようになったのです。その通達が上海の復旦大学のウェブ
サイトに出ていたのをCNNが発見し、大学に問い合わせたこと
から、数時間後にその記述はサイトから削除されています。都合
の悪いことは何でも隠すという中国の悪しき姿勢です。ますます
肖教授の指摘が正しいことを裏付けています。未確認情報ですが
肖波濤教授は現在行方不明になっています。
         ──[『コロナ』後の世界の変貌/057]

≪画像および関連情報≫
 ●失踪した中国人研究者の「消されたコロナ論文」衝撃の全訳
  を公開する
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   新型コロナウイルスの「出所」について、議論が渦巻いて
  いる。「中国の生物兵器だ」などとする説がネット上ではま
  ことしやかに流れる一方、中国政府は「米軍が中国へ持ち込
  んだのだ」と主張。さらに、そうした「新型コロナウイルス
  は人為的に生まれた」という論調を「陰謀説だ」として否定
  する向きもあり、世界中で感染が本格的に拡大する中、錯綜
  している状況だ。
   こうした最中、日本ではほとんど伝えられていないが、中
  国の研究者が書いた「消された論文」が海外メディアなどで
  話題となっている。そこには、中国に存在する「2つの研究
  所」が発生源として明記されていた――。
   この衝撃的な論文を発表したのは、広東省広州市にある華
  南理工大学・生物科学与工程学院肖波濤(シャオ・ボタオ)
  教授ら、生物学に通じる研究者。2020年2月6日、新型
  コロナウイルスの発生源について研究者向けサイト」に投稿
  したのである。
   この論文はその後、ほどなくして削除された。そして、肖
  教授らも消息を絶ってしまった。中国政府の情報操作や工作
  活動に通じる外事関係者が語る。「論文には、遺伝子レベル
  で新しいウイルスが開発されていたことを示唆する記述など
  があった。中国政府にとっては、とうてい看過できないもの
  だ。場合によっては、国民の暴動などにつながりかねないし
  国際的な非難も相当なものになるとみたからだ。論文の削除
  には中国政府がかかわっている可能性もある。肖教授らも、
  身柄を拘束されたとみられている」https://bit.ly/2DUS3KJ
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武漢市の3つのウイルス研究所.jpg
武漢市の3つのウイルス研究所

posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | 『コロナ』後の世界の変貌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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