2020年08月18日

●「コロナ中国主犯説を裏付ける証拠」(EJ第5310号)

 米国では、新型コロナウイルスの発生源は武漢ウイルス研究所
から漏洩したものであることを確信していますが、生物兵器説は
明確に否定しています。メリーランド州にあるクロム・バイオセ
ーフティ・バイオセキュリティ・コンサルティングの創始者であ
るティム・トレパン所長は、新型コロナウイルスが生物兵器でな
い理由を次のように説明しています。
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 生物兵器として危険な病原体を培養するとしたら、作る方は前
もって、ワクチンや抗毒剤を大量に準備しないといけないが、い
まのところそういう存在は出てきていない。
                 ──アンソニー・トゥー著
         『毒/サリン、VX、生物兵器』/角川新書
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 ということは、新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から
間違って漏洩したものであるという説には説得力が出てきます。
しかし、米国当局は中国が主張する新型コロナに気が付いたのは
2019年12月30日ではないとしています。
 これに対して当の石生麗研究員は、「最初に原因不明の検体に
触れたのは2019年12月30日であり、1月12日にWHO
にすべての情報を提供している」といっていますが、感染の拡大
はもっと早くからはじまっていたと米国当局は分析しています。
断片的な情報をていねいに積み上げると、感染が起きたのは2ヶ
月以上早くなるのです。これについて、山口敬之氏は、そのタイ
ムラインを次のように整理しています。
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 これまで、中国当局が武漢ウイルスの危険性を把握したのは、
早くても昨年末とされてきた。武漢の眼科医・李文亮氏が未知の
肺炎の蔓延を告発する動画を公開したのが、12月30日だった
からだ。ところが最新の情報を読み上げると、タイムラインは、
2ヶ月以上早まる。
・昨年10月上旬に武漢P4研究所でウイルス漏洩事故(ないし
 事件)があり、
・当該エリアは繰り返し封鎖され、
・石正麗のチームが市内で流行している疫病の分析を進め、
・12月までに武漢ウイルスの正体を突き止め当局に報告した。
 とすれば、断片情報の全てが矛盾なく像を結ぶ。
 しかも、「最初のヒト/ヒト感染が12月下旬とすると、武漢
地域での感染爆発のスピードがあまりに早すぎる」というこれま
での疫学上な疑問も、10月段階でウイルス蔓延が始まっていた
とすれば合点がいく。            ──山口敬之著
   「武漢P4研究所の『蝙蝠女』石生麗だけが知っている」
           ──「月刊HANEDAセレクション」
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 アンソニー・トゥー氏の本では、中国政府が各大学や研究所に
新型コロナウイルスの発生源に関するレポートは一切発表しては
ならないという通達を出していたという事実や、4月17日に中
国政府が、武漢の死者数の訂正を行っていることが、次のように
指摘されています。
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 さらに不思議なのは、4月17日に中国が出した武漢の死者数
の訂正だ。それまでは武漢での死亡数を2579人と報じていた
が、急にその数を約1・5倍の3869人としたのである。さら
に、「実際はその10倍から100倍の人が死んでいるのではな
いか」というのがアメリカの見立てだ。中国は一貫して研究室か
らの流出も生物兵器の製造も、堂々と否定している。たしかに、
傍証はあれど中国は絶対にその可能性を認めないだろう。しかし
私の意見として、確信を持って言えることは、今世界中でこれほ
どまでに多くの犠牲者が出た原因の大部分は、中国の発表が遅す
ぎたことにある、ということである。──アンソニー・トゥー著
         『毒/サリン、VX、生物兵器』/角川新書
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 5月中旬のことです。トランプ米大統領は、WHOのテドロス
事務局長に書簡のなかで、「武漢では12月上旬か、それ以前か
ら感染爆発がはじまっていた」と断定しています。国際社会でそ
ういう声が高くなると、中国の報道官はムキになって、「証拠を
示せ」と反論します。これについて、山口敬之氏は、欧米の研究
機関からの次の情報を伝えています。
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 6月に入ると、欧米の複数の研究機開から、感染の開始時期を
昨年8月と推定する報告書が出た。
 たとえばアメリカのハーバード大学医学大学院は、
・衛星画像の分析などから、武漢市内の主だった病院駐車場の利
 用率が、昨年8月に急増、
・同じ時期「咳」や「下痢」といった、武漢ウイルスによって引
 き起こされる諸症状に関するインターネット検索が、武漢地域
 で急増、と発表したのである。
 この報道について、中国外務省の華春瑩報道官は、「交通量と
いう表面的な観察に基づき結論を出すとは、信じがたいほど、ば
かげている」と不快感を露わにした。
            ──山口敬之著の前掲のレポートより
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 2019年10月から12月31日までの間に、中国の武漢で
は、何かが起きていたことは確かです。武漢には、2つのウイル
ス研究所があり、江夏区の新しい研究所は、バイオセーフティレ
ベル4の実験室を有しています。
 しかもそこには、石生麗研究員という中国が世界に誇るコロナ
ウイルスの権威が研究者が所属しているのです。したがって、新
型コロナウイルスがその研究所から漏れる可能性は限りなく高い
といえます。だから、世界が中国主犯説を疑っているのです。
         ──[『コロナ』後の世界の変貌/054]

≪画像および関連情報≫
 ●中国武漢の死者数を大幅に訂正/新型コロナウイルス
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   中国で新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻だった湖
  北省武漢市の当局は、これまでの統計に漏れがあったなどと
  して、死者の数を2500人余りから3869人へと大幅に
  訂正しました。武漢市の対策本部が4月17日発表したとこ
  ろによりますと、情報の正確性を確保するため、市内の医療
  機関や住民組織、それに火葬施設などの記録を調べ直した結
  果、新型コロナウイルスに感染して死亡した人の数はこれま
  で発表していた2579人から1290人増えて、3869
  人だったということです。また感染者の数も、これまでの5
  万8人から325人増えて、5万333人に訂正するとして
  います。
   これに続いて、中国の保健当局も、全土の感染者は8万2
  692人、死亡した人は4632人と訂正しました。武漢市
  当局は訂正の理由について、感染拡大の初期に患者が急増し
  て医療施設が不足し、病院で治療を受けられずに自宅で死亡
  した人がいたことや、病院の担当者が多忙だったことから統
  計に漏れがあったためなどとしています。ただ医療崩壊が起
  きた武漢では、感染が確認されないまま亡くなった人もいた
  とみられ、こうした死者の数は今回の訂正にも含まれていな
  い可能性があります。
   中国で感染拡大が最も深刻だった武漢では、4月3日以降
  新たな感染者が確認されず、8日には1月から行われていた
  都市の封鎖を2か月半ぶりに解除しましたが、実際の感染者
  や死者の数は、発表より多いのではないかという指摘が出て
  いました。           https://bit.ly/3iEYJez
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中国外務省/華春瑩報道官.jpg
中国外務省/華春瑩報道官
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | 『コロナ』後の世界の変貌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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