2020年08月11日

●「新型コロナは生物兵器の可能性大」(EJ第5305号)

 先日、書店に行ったら、偶然次の本を見つけました。角川新書
の新刊です。著者は、アンソニー・トゥー氏です。
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              アンソニー・トゥー著
    『毒/サリン、VX、生物兵器』/角川新書
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 アンソニー・トゥー(杜祖健)氏の名前については、河添恵子
氏の本を読んで知っており、7月22日のEJ第5294号でも
取り上げています。だから、目にとまったのであり、購入するこ
とができたのです。
 私はネットで本は購入せず、頻繁に書店に通うのは、そのため
です。思いがけない本の発見があるからです。ネットで本を買う
ときは、購入したい本が決まっているときのみです。ネットで、
役に立つと思われる本を偶然見つけるのは困難なことです。
 それはさておき、アンソニー・トゥー博士は、台湾大学理学部
を卒業後に渡米し、ノートルダム大学、スタンフォード大学、イ
エール大学で、生化学研究に従事し、コロラド州立大学教授に就
任しています。
 専門はヘビ毒などの毒物で、生物兵器についても造詣の深い人
です。日本で松本サリン事件、東京地下鉄サリン事件が起きたと
き、日本の警察に協力し、事件解明のきっかけを作っています。
これにより、2009年に旭日中綬章を受章しています。
 フランシス・ボイル・イリノイ大学教授は、2月の上旬にイン
ドの英字メディアに次の発言をしています。ボイル教授は、ジョ
ージ・ブッシュ(パパブッシュ)大統領が、1989年に署名し
た「生物兵器禁じ条約」の国内法を起草した人物です。
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    新型コロナウイルスは、攻撃的な生物兵器である
             ──フランシス・ボイル教授
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 アンソニー・トゥー博士は、ボイル教授の発言について、次の
ように述べています。
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 もし、武漢の研究所でウイルスを作っていたとしたら、やはり
攻撃用でしょう。流行っていないものを研究する必要はあります
か。(中略)中国政府は「生物兵器とはまったく関係がない、嘘
だ」と言いますが、自分から「作っています」なんて言うはずが
ないでしょう。           ──河添恵子著/WAC
『習近平が隠蔽したコロナの正体/それは生物兵器だった!?』
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 このように、アンソニー・トゥー博士は、新型コロナウイルス
が生物兵器で作られた可能性を肯定していますが、それが何らか
のミスで外に流出したのではないかという見解をとっています。
その根拠として、自著で次のように述べています。
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 最近になって中国政府は、真相を調べるため武漢へ陳薇少将を
派遣した。彼女は浙江大学を卒業後、フランスのモンペリエ大学
で博士号を取得した。その後、人民解放軍に入り、アフリカでエ
ボラウイルスの研究に従事した生物兵器のエキスパートである。
これについても、台湾では「新型コロナウイルスの影響を調べる
ためであれば、医学の専門家を送るべきなのに、生物兵器の専門
家を送るということは、病原はやはり武漢のウイルス研究所では
ないか」と報道している。さらに、一説によると、武漢のウイル
ス研究所のトップは江沢民派の人物だったが、習近平国家主席は
今回の新型コロナウイルスの責任を彼らに押し付けて罷免したの
ち、自分の派閥の人を入れた。その後、武漢からの新しい患者は
報告されていないようだ。
           ──アンソニー・トゥー著の前掲書より
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 もうひとつ、トゥー博士が注目しているのは、武漢のウイルス
研究所に所属する石正麗氏(現在の所属は不明)が、2003年
頃から米国や英国の学術雑誌に掲載している4編の論文です。石
正麗氏は、コウモリウイルスを人工的に改良していることを発表
しており、フランスや米国の化学者が「そのようなウイルスが、
もし研究所から漏れたりしたら、大惨事になる」という警告を出
していたのです。
 トゥー博士は、「なぜ、石正麗氏がそのような研究を行ったの
か」について、3つ(@珍しい研究をしたい、Aワクチンを作り
たい、B攻撃用の生物兵器を作りたい)を上げて、それぞれにつ
いて、次のように述べています。
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 @の可能性は、やはりあると思う。世の中には誰もやったこと
のない新しい研究をしたいという人は多く、化学者もまったく同
様だ。ただ単に、そのような意思で危険な研究をしたということ
も十分考えられる。Aも医学治療のためで、これは良いことであ
る。しかし、コウモリのウイルスは当時まだ研究中であり、流行
していたわけでない。病気が流行ってないのに、そのようなワク
チンを作ることは考え難い。
 Bの生物兵器の開発の可能性は、台湾側が考えているようだ。
それは、かつて台湾でも秘密裏にSARSウイルスを研究して、
それが漏れて研究員が一人感染する事態が起きたからだ。幸いに
も、この事件はすぐにコントロールされたので、大きな問題には
ならなかった。しかし、どの国でも同様の開発は考えられる。
           ──アンソニー・トゥー著の前掲書より
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 トゥー博士の本を読むと、台湾のメディアでは、新型コロナウ
イルスが生物兵器であるかどうかなどの報道が堂々と行われてい
るようです。しかし、日本では、そのような報道は皆無です。そ
の差は何なのでしょうか。
         ──[『コロナ』後の世界の変貌/049]

≪画像および関連情報≫
 ●「コロナの出どころは武漢研究所」の虚実
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   新型コロナウイルスの出どころについて、当初指摘されて
  いた武漢市の海鮮市場ではなく、同市のウイルス研究所が発
  信源ではないか。このウイルスの起源をめぐる攻防に集約さ
  れ、主に「情報戦」の様相を帯びている。「ポストコロナ」
  時代の米国と中国との覇権争いは、既に過熱気味だ。
   米国が新型コロナウイルスの起源だと主張する武漢ウイル
  ス研究所付属のP4と呼ばれる施設は、バイオセーフティー
  レベルが最高度の4であり、2018年に正式運用が始まっ
  た。このP4施設の建設には当初フランスの支援があったが
  同国は中国政府が情報の透明化に消極的であったり、一部安
  全保障の観点から「生物兵器への転用」懸念も指摘されたり
  したため協力に消極的になったと仏メディアは伝えている。
   特にこの研究所に勤務していた石正麗主任は、コロナなど
  多数の病原体を保有しているコウモリの研究で有名であり、
  この主任が研究所から流出したかどうかを知っているのでは
  ないかとされる。ただ、こうした中国の真実を知る可能性の
  ある人たちは、その後姿を見せていない。一方、中国は研究
  所起源説を全面否定している。また、ここにきて昨年10月
  に武漢で開催された各国の軍関係者の競技大会、「ワールド
  ミリタリーゲームズ」の際にウイルスが広まったのでは、と
  の見方も出ている。       https://bit.ly/2DDI6Rl
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アンソニー・トゥー博士(杜祖健).jpg
 
アンソニー・トゥー博士(杜祖健)
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | 『コロナ』後の世界の変貌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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