スの感染拡大を阻止するための政府による緊急事態宣言に基づく
外出自粛規制は、5月末まで継続されることになりました。これ
について、第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは、
その状況を次のように指摘し、実質GDPの押し下げはさらに拡
大すると予測しています。
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息をとめて潜ったとき、最初の30秒と後半の30秒では当然
苦しさが違う。経済へのストレスも、これまでの1ヶ月とその先
の1ヶ月では大きく異なる。──第一生命経済研究所の熊野英生
首席エコノミスト/2020年5月5日付、朝日新聞
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4〜6月期のGDP成長率はどうなるでしょうか。
ゴールドマンサックスの証券エコノミストは、日本の4〜6月
期の実質GDP成長率が、前期比年率マイナス25%と、データ
をさかのぼれる1995年以降で最大の落ち込みとなるとの予測
を示しています。
BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、4〜6
月期のGDP成長率は、前期比年率マイナス33・0%と予想し
ています。これは、リーマン・ショック後の2009年1〜3月
期に記録したマイナス17・8%を大幅な上回っています。
当然消費は大幅に冷え込みますし、企業としては手元の現金を
確保するため、設備投資を控えるので、経済活動は幅広く停滞す
ることになります。
このような事態に、トランプ米政権は、早速大型の減税を検討
しています。米国には、労使双方が負担する「給与税」というも
のがあります。給与税は、年に1・2兆ドル(約128兆円)の
税収のある基幹税ですが、トランプ大統領は、この給与税の全面
免除を議会に働きかけています。
米経済は、4〜6月期の実質成長率が前期比12%減、年率に
換算すると、40%のマイナスになります。これについて、日本
経済新聞は次のように書いています。
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トランプ氏が減免対象に揚げた給与税は、全歳入の3分の1を
占める基幹税だ。社会保障費の財源として労使がそろって給与の
6・2%分を納税する仕組みで、全面免除すれば企業と労働者の
双方の負担減となる。法人税の引き下げなどを盛り込んだ17年
末の「トランプ減税」は、年間の減税規模は1500億ドルだっ
た。給与税を全額免除すれば年1兆ドル規模の巨額減税となる。
──2020年5月5日付、日本経済新聞/朝刊
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いろいろな意味において、米国はやることにスピード感があり
既に2度目になる大型減税を検討しています。しかし、安倍首相
の辞書には「減税」というキーワードはカケラもないようです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として、今後
消費税を減税する可能性はあるのかと問われた麻生副総理兼財務
大臣は、次のように答えています。
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昨年、消費税率を引き上げたが、全世代型の社会保障に大きく
転換しないと、少子高齢化というこれからの日本の社会では、な
かなか対応できないのははっきりしている。今の段階で消費税を
引き下げることは考えていない。 ──麻生財務相
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本当は、もしコロナ禍がなくても、2019年10月の消費増
税のダメージによって、2020年の4〜6月期のGDP成長率
(5月18日1次速報値発表予定)が、大幅なマイナス成長にな
ることは確実だったのです。2019年10〜12月期のGDP
成長率は年率で「マイナス7・1%」であったので、2期連続の
マイナス成長に陥ることによって、嫌でも消費減税の議論が巻き
起こったと考えます。
しかし、コロナ禍によって、財務省としては何もかもコロナ禍
のせいにできるので、好都合であったといえます。加えて、コロ
ナ禍によって、野党は街頭演説ができなくなり、その存在感がき
わめて希薄になっています。
しかし、財務省の大いなる誤算は、自民党内において、消費減
税の要求が強くなっていることです。既に財務省が根回しして、
国民一律10万円給付を、収入が半減した特定世帯への30万円
給付にすり替えたものを閣議決定終了後に覆されており、ここに
きて財務省の旗色はきわめて悪くなりつつあります。
しかも、自民党内にもMMT理論を支持する議員もおり、その
勢いは強くなりつつあります。その中心人物の一人である自民党
の西田昌司議員は次のように述べています。
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昨年10月に消費税率が10%に引き上げられる以前から消費
増税に反対してきた。残念ながら予定通り税率が引き上げられた
結果、2019年10〜12月期の国内総生産(GDP、季節調
整値)改定値が年率換算で7・1%減ということになった。
そこにこのコロナ禍だ。おそらく年率換算で10%以上のGD
Pの低下になる。この状況では消費税は当分の間は凍結し、税率
をゼロにすべきだ。MMT(現代貨幣論)ならばそれが可能だ。
消費税の10%をなくせば28兆円の減税になる。事実上給料
を10%増やすのと同じ効果があり、即効性がある。8%や5%
に下げるのではなく一気に0%にすることで大きなインパクトを
与えることができる。 https://bit.ly/2L1TPtq
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結論からいえば、消費減税は、今後大きなテーマになるはずで
す。野党だけでなく、自民党内からも減税圧力は強くなり、次の
衆院選の大きなテーマになることは確実です。そのとき、MMT
は、そうした議論のなかで、大いに説得力を持ってくることにな
るはずです。 ──[消費税は廃止できるか/081]
≪画像および関連情報≫
●コロナ・ショック 日本経済V字回復の鍵は「消費税ゼロ」
しかない
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「コロナショック」
その経済損失は、自動車を中心に対米輸出は60%減少、不
況はあらゆる産業分野に広がって倒産件数は1万5646件
(2008年)にのぼったリーマン・ショック時を超えると
までいわれている。政権中枢から消費税引き下げ論が出るな
か、安倍晋三・首相のかつての経済ブレーンは「引き下げで
はなくゼロにすべき」と提言する。
安倍首相は「経済をV字回復させなければならない」と緊
急経済対策の取りまとめを指示したが、すでに表明された公
共料金の支払い猶予に加え、検討されているのは5万円以上
の現金給付、ポイント還元の拡大、中小企業の納税猶予など
のメニューだ。
そうした対策より、与野党から要求が高まっているのが、
「消費税減税」だ。日本維新の会の柴田巧・参院議員は「消
費税率8%に減税」を提案し、国民民主党や共産党などの野
党は「5%」を主張、自民党でも若手議員が参加する「日本
の未来を考える勉強会」が消費税減税を含む30兆円の景気
対策の提言書を政府と自民党執行部に提出した。実は官邸も
経済危機回避の切り札として消費税減税を検討しはじめた。
安倍首相は3月13日に自民党税制調査会長の甘利明氏を官
邸に呼んで協議し、その動きに呼応するように安倍側近の世
耕弘成・参院幹事長が「(消費税)減税も選択肢の一つだ」
とぶち上げた。 https://bit.ly/2Ldqigt
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減税のカベ/安倍首相と麻生財務相
【西洋医学は嘘100%(笑)西洋医学医者は嘘つき泥棒医療保険金詐欺師(笑)】
hougakumasahiko.hatenablog.com/entry/2020/05/05/225806
【健康と食と医】ブログさまへ投稿しました。
kenko-syoku-i.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-05bf79.html
2020年5月 5日 (火)
【ウィルス感染防止にマスクの効果あり】
ガーゼなどの布マスクも、使い捨てマスクも、ウィルスを避ける、という記事があったので紹介します。
(リンク)
結論から言うと、ガーゼなどの布マスクも、使い捨てマスクも、ウィルスを避ける、と断言するのは私の夫、製薬フィルター部に勤続ウン十年。学会が生き甲斐。
ワイドショーを観ていると、大きな大きな米粒のイラストを用意し、それに対して新型コロナウィルスはこんなにも小さい、だからマスクも通過してしまう、と報道していました。
ところが違うとのこと。
「ブラウン運動って習ったでしょ?」
は?何じゃそりゃ?
ロバート・ブラウンと言う学者が発見してアインシュタインが解明した微粒子の運動の法則。
それによれば、新型コロナウィルスのような微細な粒子は動きが激しい為、むしろ逆にガーゼマスクや使い捨てマスクの繊維に容易にキャッチされ、ハエ取りテープに張り付いて逃げられないハエのように、マスク内部への侵入は出来なくなるとの事。
なので、ガーゼや布で手作りしたマスクも立派に新型コロナウィルス対策となるそうです。
飛沫よけとして考えていましたが、ウィルスもよけるとは。
「ブラウン運動は気体中でも液体中でも小さな粒子に対して発生します。
空気中に浮かんでいるエアロゾルなどの微粒子は、激しく動き回っている空気分子に衝突され、ランダムにはじかれる。これがブラウン運動です。ブラウン運動により微粒子は「拡散」します。「拡散」したウィルスなどの微粒子を捕捉する際のデータがあります。
大谷教授の「粒子の濾過のメカニズムについて」
リンク/conf/waste_safety02/mat05.pdf
P.8のグラフは、気体ろ過で粒子が捕捉される効率に関するもので、捕捉効率が最も低い粒子径はだいたい0.3μm前後。それよりも小さい粒子や大きな粒子は補足しやすい、つまり、小さいから通過してしまうわけではないと言う事を表しています。
さらに、いったん繊維と接触した微粒子は、ものすごくものすごく軽いので、「分子間力」という分子どうしが引きあう力が一番支配的になり、いったん繊維とくっついたら離れません(ハエトリテープと同じ意味合い)。
例えば今回有名になったN95マスクは、最も捕捉しにくいと言われる0.3μmの微粒子を95%以上捕集できることが確認されているマスクです。
したがって、0.2μmやそれ以下の径の微粒子は、例えばこのN95マスクだったら、もっと高い捕捉効率を示すと言う事がわかります。
同様に「拡散」により、一般に使用されているマスクも効率よくウイルスなどのより小さな微粒子を捕捉できます。
ちなみにコロナウイルスの直径は0.05〜0.2μmだそうです。」
宮田一郎
「投稿: 豊岳正彦 | 2020年5月 5日 (火) 16時32分」
マスクは全然効果が無い。
効果があるのはお茶か海水で濡らした布だけである。
二重の布マスクを手づくりして間に塩味のお茶に浸した布を挟んで口鼻から出入りする空気をフィルタリングすれば、
100%全ウイルスを気道感染の水際でブロックできる。
火事で有毒な煙に巻かれたときも水に濡らした布を口鼻に当てて呼吸器を守り、
水に濡らしたバスタオルを被って皮膚への熱を遮断して、
足底を守る厚底のくつを履いて逃げれば生還できるように、
第二次大戦空襲下の防空頭巾と防火用水を常時家に供えておくことで、
地震火事毒ガステロウイルスパンデミックテロの全てから安全に護身することが出来る。
織り姫が織りあげた布は、海人民族大和瑞穂の国日本人ご先祖さまの智慧之賜物である。
私がブログに書いたとおり。
1.拈華微笑 南無父母不二佛
2.豊岳正彦の無有万機公論
3.豊岳正彦
4.hougaku-masahikoのブログ
5.豊岳正彦youtube用ブログ
毎日閲覧よろしくね。