不自然なことが2つあります。
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1.子供たちにとって最も関心の薄い名刺を貨幣に見立てて
いること。
2.名刺に擬せられた貨幣の目的が専ら納税の手段になって
いること。
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「1」について考えます。
なぜ、名刺なのでしょうか。おそらく名刺は子供たちにとって
最も興味のないものであると思われるます。井上智洋駒澤大学経
済学部准教授は、自著の最終章「MMTの余白に」で、名刺では
なく、ポケモンカードだったら、きっと子供たちの反応は大きく
違ったのではないかと述べています。確かにポケモンカードだっ
たら、子供たちは目の色を変えて手伝いをしたと思われます。大
人はともかく、ポケモンカードは子供たちにとって、金貨や銀貨
のような素材価値のある貨幣に相当するものだからです。
しかし、モスラー氏の狙いは、最も素材として価値のない名刺
を使い、それが価値を生む過程を説明したいので、あえてそうし
たのではないかとも考えられます。それに、子供たちとしては、
月末にパパに30枚の名刺を上納することに慣れてくると、子供
たちの間で、名刺を使っておもちゃを買ったり、お菓子を買った
り、名刺の貸し借りをしたりできるようになると考えられます。
実際に現実の貨幣は、納税の手段だけではなく、交換の媒介と
して機能しています。お金を使っての買い物です。長く使ってい
ると、自然にそのようになっていくのです。
しかし、MMTでは、貨幣の目的はあくまで納税の手段である
とし、交換の手段として使われることを「ババ抜き貨幣論」であ
るとして、批判しています。なぜ、「ババ抜き貨幣論」というの
でしょうか。
「ババ抜き」というトランプ遊びは、始めに同数のカードを人
数分配り、1枚ずつ他者から抜き取り、同じ札があれば捨て、最
後にババ(ジョーカー)を持っている人が負けるというゲームで
す。この場合、自分の持つババに価値があるのは、他の人がそれ
を引く可能性があるからです。ここから、自分の持つお金に価値
があるのは、他の人がそれを受け取ってくれるからであると考え
るのです。人生の最後の瞬間にお金を持っていても、個人として
は、それはムダ金になります。このような貨幣についての考え方
が「ババ抜き貨幣論」ですが、日本で、これをもう少し行儀のよ
い貨幣論にまとめた人が岩井克人氏という経済学者です。「貨幣
の自己循環論法」といいます。岩井克人氏は、あるインタビュー
で、自身の貨幣論について、次のように説明しています。
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お金がお金となるのは、他の人も受け取ってくれると予想する
から、だれもが受け取る、という自己循環論法です。他人が受け
取ってくれれば、お金はお金として通用する。それを疑い始めた
ら、お金として通用しなくなる。日常的にはほとんど意識してい
ないが、根底では、他の人がお金として受け取ってくれると信じ
ていて、その他の人も他の人が受け取ってくれると信じている。
深いところで信じ合っている仕組みに支えられているのです。
金や銀などの金属、もっと昔は貝などの、多くの人が欲しい商
品が貨幣に変わったという「貨幣商品説」や、共同体の長老や王
様、政府といった権威が、「これを貨幣とする」と決めたという
「貨幣法制説」、他にも貸し借りから始まったという説がありま
す。もしかしたら歴史をさかのぼって、「貨幣が生まれた」とい
う瞬間があるかもしれないが、理論的には決定できない。ただ、
私が「貝がお金だ」と宣言しても、お金としては使えない。他の
人がお金として受け取ってくれるからお金になる、1人や2人で
はなく世の中の大多数の人が、貝をお金として受け取ってくれな
いといけない。 ──岩井克人氏 https://bit.ly/2ytUArV
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「2」について考えます。
貨幣の目的は、いろいろあるのに、なぜ納税の手段だけが強調
されるのでしょうか。確かに貨幣は納税に使っていますが、貨幣
はそれを受け取ってくれる人がいる限りにおいて、いろいろなも
のの交換手段として使われます。
それに現在では、貨幣には地域通貨や仮想通貨などいろいろあ
り、それを受け取る人がいる限り、流通しています。しかし、人
が貨幣を欲しがる理由の根幹にあるのが納税の手段として使える
ことです。藤井聡京都大学大学院教授は、これについて、次のよ
うに述べています。
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よくよく考えてみれば、この「政府に対する税金の支払い」以
上に、万人が避けられない支払い行為というものはない。買い物
にせよ、外食にせよ、特定の商品やレストランを使わねばならな
い理由などない。気に入らなければ、別の店やレストランを使え
ば良いのである。
しかし、税金だけは、「別の政府」等ないのだから、逃れられ
ないのである。その逃れられない支払いにおいて、「政府への税
は円で支払え」と定められてしまえば、その徴税対象とされてい
る個人や法人の「全て」に、円の入手が義務付けられることにな
る。そうなれば、電力会社も鉄道会社も外食産業も電機メーカー
も皆、「円」を使って商売を始めるようになり、労働者への支払
いもまた「円」を使うようになるのだ。(中略)
どのような通貨であっても、特定の政府が、「徴税」と結びつ
ける政治決定を下せば、その通貨の流通は一気に拡大し、支配的
なものとなっていくのである。 ──藤井聡著/晶文社
『MMTによる令和「新」経済論/現代貨幣理論の真実』
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──[消費税は廃止できるか/064]
≪画像および関連情報≫
●アメリカで大論争の「現代貨幣理論」とは何か/中野剛志氏
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黒田日銀総裁が記者会見(2019年3月15日)におい
て現代貨幣理論について問われると、「必ずしも整合的に体
系化された理論ではない」という認識を示したうえで、「財
政赤字や債務残高を考慮しないという考え方は、極端な主張
だ」と答えている。
しかし、現代貨幣理論は、クナップ、ケインズ、シュンペ
ーター、ラーナー、ミンスキーといった偉大な先駆者の業績
の上に成立した「整合的に体系化された理論」なのである。
にもかかわらず、黒田総裁が「必ずしも整合的に体系化され
た理論ではない」と感じるのは、それが主流派経済学とはパ
ラダイムが違うからにほかならない。
ここで、「現代貨幣理論」のポイントの一部をごく簡単に
説明しよう。まず、政府は、「通貨」の単位(例えば、円、
ドル、ポンドなど)を決めることができる。そして、政府と
中央銀行は、その決められた単位の通貨を発行する権限を持
つ。次に、政府は国民に対して、その通貨によって納税する
義務を課す。すると、その通貨は、納税手段としての価値を
持つので、取引や貯蓄の手段としても使われるようになる。
紙切れにすぎないお札が、お金としての価値を持って使われ
るのは、そのためである。 https://bit.ly/2ULzjCY
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岩井克人教授
hougakumasahiko.hatenablog.com/entry/2020/04/08/221110
家が城、鍋が糧、塩が楯
hougakumasahiko.hatenablog.com/entry/2020/04/06/075446
title:うがいマスク手洗いは士道不覚悟無用の長物なり(笑い)
name:無有子孫武士「風が吹けば桶屋が儲かる」通りがけ
武士道男女に必要なのは塩とビタミンCビタミンBと親へ孝養を尽くす如く全ての婦女子と他人へ親切にする忘己利他拈華微笑だけである。
現代医学教科書丸暗記の大卒医者は嘘しかついとらんから、
西洋医学医師免許保険医療病院医者が云うことの逆をやれば、
コロナに対する正しい工夫が国民各家庭各自で出来るようになる。
具体的には、うがいや歯磨きや洗顔は単純に塩水や焙じ茶で。
紙マスクは禁止で手作りの布ガーゼマスクに塩味のお茶を染み込ませて絞ってはさんで装着する。
石鹸や消毒薬での手洗いや手指や室内の消毒を禁止し、
お茶カテキンやぬか袋や米のとぎ汁や柑橘類果皮や塩類含有湯水を用いるとよい。
などなど江戸時代のゴミがない日本の衣食住習慣を温故知新するとよい(笑)
日本は無有文明以来つねに宇宙至上の文明社会だから、
日本で日本人が日本国憲法で世直しすなわち「消費税廃止」すれば、
同時に地球全体が世直し出来るので宇宙平和を即時達成するのである。
具体的な詳細は私の3つのブログを参照(笑い)
【拈華微笑 南無父母不二佛】
【豊岳正彦の無有万機公論】
【豊岳正彦】
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健康と食と医2020年4月 7日 (火)
新型コロナウイルス報道はアメリカ国家破産を隠匿するためのもの
kenko-syoku-i.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-67af06.html?cid=117936630#comment-117936630
・・・
新型コロナウイルスの毒性は低く、インフルエンザウイルスの強い毒性に比べると何でも無いと言っても過言ではない。
・・・
反論豊岳正彦
ウイルスに毒性はない。
細菌は細胞だから細胞内器官を使って個有の毒性タンパク質を産生することが出来る。
ウイルスは極超微量のタンパク質である遺伝子のかけらを極超微量のタンパク質の外殻で蔽っただけの構造だから、
顕微鏡で見える巨大なサイズの細菌と違って電子顕微鏡で漸く見えるウイルス内部にはなんの機能も無くなんの器官も無い。
物理的に毒を作る器官をあの極超微粒子内部に具えるスペースはない。
よって全てのウイルスは毒をつくらない故に毒性を一切持たない。
すなわち致死性ウイルスなどこの世には存在しないのだが、
全ての生物のうち唯一人間の妄想の中にだけ存在している。
人間だけの西洋医学他西洋学問は虫けらでも知っている簡単な事実を全く理解出来ない妄想100%の洗脳を、
教科書によって明治以来文明開化社会から刷り込まれているからである。
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投稿: 豊岳正彦 | 2020年4月 8日
kenko-syoku-i.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-d886b9.html?cid=117936798#comment-117936798
On 2020/04/08 0:27, smokeget21@yahoo.co.jp wrote:
> コロナウイルス感染対策を強化させつつ営業致しております。
> スプレーボトル持参で、殺菌用のフルボ酸をお分けしています。(フルボ酸はインフルエンザウイルスを99%死滅させると言われています)
> ご希望の方には、ビタミンCもお分け致します。
> NYの最大規模の病院グループではコロナウイルス感染者への非常に効果的な治療法として高濃度ビタミンCの投与を行なっています。
> https://www.utsuroi.jp/?fbclid=IwAR2XXyrzT9A25_4duJmuGKhBG7I8-zF37VEdGT2eGUROt0rDtooF6jy2vjo
【返信豊岳正彦】
ビタミンCは白血球免疫専守防衛システムの必須補酵素であり、
大量のビタミンCを投与摂取すれば全てのウイルス感染症を治癒せしめるのであり、
エボラ出血熱もビタミンC大量投与にて治癒し感染終息せしめ得た事実がある。
これがビタミンCのエビデンスである。