2019年09月13日

j●「中国の技術が急伸した理由は何か」(EJ第5089号)

 これまで中国は「技術がない国」といわれてきています。ひと
つ例を上げれば、まともなモーターひとつ作れない。この状況は
以前から変わっておらず、現在も同様の状況です。
 そのため、中国の自動車メーカーの多くは、三菱自動車のエン
ジンを使っているといわれます。また、世界一のモーター製造企
業である日本電産から、莫大な量の製品を仕入れています。した
がって、日本電産の中国への輸出量を調べれば、中国の経済の状
況が分かるといわれるほどです。米中貿易戦争が開始された昨年
秋以降、日本電産から中国への輸出量は大幅に減っています。
 その中国が、最近では、AIやゲノム開発、宇宙技術、スマホ
技術、ドローン技術などでは世界をリードしつつあります。とく
に宇宙技術においては、世界ではじめて月の裏側に無人ロボット
を着陸させ、世界を仰天させています。一体、中国で何が起きて
いるのでしょうか。
 これに関して、福島香織氏と渡邊哲也氏は、次のように議論を
展開しています。
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福島:中国のテレビでは、初の有人宇宙飛行成功とか、初めて月
 面の裏側に無人ロケットを着陸させたなど、いろいろ言ってい
 ますが、ある中国人技術者から、「あのロケットを一つつくる
 のに、いったい何人が死んでいるか知っていますか?」と聞か
 れたことがあります。「そういう報道はいっさいないけど、結
 構死んでいるのですか?」と尋ねたら、「死んでるに決まって
 いるじゃないですか」みたいなことを言う。
  つまり、ロケット打ち上げ成功の裏で、爆発ミスを何度も繰
 り返し、何人も死んでいるということなのです。しかし、ロケ
 ット発射実験などは砂漠のど真ん中でやっているので、誰も知
 らない。報道もしません。日本でそんな事故を起こしたら、も
 のすごく叩かれるし、下手をしたら、プロジェクト打ち切りと
 かになるでしょう。中国ではそれがない。
渡邊:一つの成功例があればいいんです。中国では失敗しないよ
 うにつくるのではなくて、とりあえずつくってみて、失敗した
 らつくりなおすというのが可能なのです。そのうえ、中国共産
 党がバックにいる。民間企業ではない。
福島:赤字や損失、利益のことなどは考えなくてもいい。
            ──渡邊哲也/福島香織著/徳間書店
     『中国大自滅/世界から排除される「ウソと略奪」の
                     中華帝国の末路』
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 このように、中国は倫理観、道徳観、人権意識がきわめて低い
国です。あの石原慎太郎氏がテレビの討論番組で、「シナは人口
が13億人もいるので、人が死ぬということを軽く考えている。
少しぐらい減ってもいいと思っている」とよくいっていましたが
人権に問題がある国であることは確かです。
 あまりEJでは取り上げたくない話ですが、「ウイグル人の臓
器強制提供」というおぞましい話があるのです。中国では、臓器
移植手術件数が年間10数万件あるといいますが、このなかには
ウイグル人の割合が高いといわれています。かつて中国は、「死
刑囚=臓器の提供者」という時代があったのですが、さすがに最
近では、国際的批判を気にして、死刑囚に臓器を提供させること
を禁止しています。しかし、2015年くらいまでは、公然と行
われていたことは確かです。その死刑囚で最も多いのが、ウイグ
ル人であるといわれています。次の数字をご覧ください。
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    ◎2017年度の統計
     ウイグル人自体の人口は中国全体の1・5%
     新疆公安当局の逮捕者の総数は 約23万人
     これは中国全体の逮捕者の21%であること
─────────────────────────────
 中国で、刑事事件の犯罪者として逮捕される数は、ウイグル人
が圧倒的です。この数字を見ると、明らかにウイグル人に偏って
います。犯罪者が多いということは、死刑囚も多くなり、臓器提
供者もウイグル人に集中しています。多くの検体が提供されれば
医学が進歩するのは当然です。ペンス米副大統領が演説でいって
いるのは、そういう国が覇権国になることだけは、絶対に許せな
いということなのです。
 聞くに堪えない話ですが、中国の監獄内で死刑囚の世話をして
いた人から聞いた話として、福島香織氏は、そのおぞましさを次
のように述べています。
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 死刑囚たちは、いつ死刑が執行されるかわかりません。ですが
そろそろ誰かの死刑が執行されるなというサインがあるのです。
それがドナー適合を調べる血液検査です。この検査が行われると
2週間から1ヶ月後くらいに死刑が行われる。つまり、死刑と移
植手術のタイミングを合わせるのです。そのことを死刑囚も知っ
ているため、検査の段階でみんな半狂乱になるそうです。2週間
から1ヶ月、いつ死刑が執行されるかわからない、という恐怖に
さいなまれて自殺してしまうこともある。(中略)
 臓器をとられることは、死刑囚にとっては恐怖なのです。泣き
叫び、死を願う。食事を拒否するので、歯を割って流動食の管を
入れなければならなかったりする。地獄だったそうです。
           ──渡邊哲也/福島香織著の前掲書より
─────────────────────────────
 そういう倫理観のない国、道徳心が欠如している国が世界の覇
権国になったら何が起きるでしょうか。しかも、多くの技術がサ
イバー攻撃によって窃取されている。そんなことは、絶対に許さ
ないと、ペンス米副大統領は、米国を代表して厳しく糾弾してい
ます。この価値観の異なる中国という存在は、実にやっかいな存
在であり、これに関して世界はしっかりと、向き合う必要があり
ます。           ──[中国経済の真実/088]

≪画像および関連情報≫
 ●中国の『臓器移植ビジネス』驚愕の実態と新事実
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   英国のロンドンで開かれている「中国の強制臓器収奪に関
  する民衆法廷」で、中国の驚くべき実態が明らかになった。
  昨年末の第1回公聴会での民衆法廷は「全く疑いの余地なく
  中国では強制臓器収奪が行われてきたことを確信する」との
  中間報告声明を出した。無実の罪で囚われた法輪功信徒たち
  からの強制臓器収奪、ウイグル自治区の強制収容所で中国共
  産党当局が強行する容赦ない民族浄化の実態が明らかにされ
  た。民衆法廷を提起した国際人権団体『クリスチャン・ソリ
  ダリティ・ワールドワイド』も、「中国は残虐な臓器取引で
  非難を浴びているが、その行為の証明は難しい。なぜなら被
  害者の体は廃棄され、行為の目撃者は、医師、警察官、刑務
  官など関係者に限られるからだ。が、そうであっても厳しい
  判断を裏付ける証拠はそろっている。法輪功メンバーやウイ
  グル族だけでなく、チベットの仏教徒、地下教会のキリスト
  教徒など多くの『良心の囚人』に医学的検査を受けさせ、彼
  らから無理やり臓器を摘出している」と述べている。
   そんな中、航空史上最大のミステリーといわれるマレーシ
  ア航空機失踪事件から3月8日で5年目を迎えたが、実は同
  事件は違法な臓器移植を隠蔽するため中国の江沢民元主席が
  実行した大量暗殺事件ではないかという説が浮上している。
                  http://exci.to/2kDvQa2
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作家/渡邊哲也氏.jpg
作家/渡邊哲也氏

posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | 中国経済の真実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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