2018年10月16日

●「墜落現場で火炎放射器を使う理由」(EJ第4869号)

 青山透子氏は、JAL123便の乗客乗員の遺体の異常さに注
目しています。この人の凄いところは、疑問が起きると、そのこ
とを知ると思われる人を見つけ出し、実際にその人に会って、徹
底的に聞き出すことです。青山氏の本には、そういう質問と回答
が満載されています。123便の遺体には、通常の飛行機事故の
遺体と決定的に違うものがあったからです。
 その遺体はどんな状態だったのでしょうか。
 乗員4名と乗客1名の司法解剖を担当した群馬大学医学部の古
川研教授は、123便の遺体の状況を次のように述べています。
─────────────────────────────
 機体前部の遺体には損壊や焼損が目立ち、衝撃のすさまじさと
主翼の燃料タンクの火災の影響を受け、焼損遺体の中には部位も
判然としないものがあり、通常の家屋火災現場の焼死体をもう一
度焼損したようにみえた。(略)──群馬県医師会活動記録『日
 航機事故に対する法医学の対応』/昭和61年10月1日発行
─────────────────────────────
 「通常の家屋火災現場の焼死体をもう一度焼損したようもの」
──素人の考え方では、きっとジェット燃料はそれだけ燃焼力が
強いのだろうと考えます。しかし、ジェット燃料は灯油に近いと
いわれます。灯油を頭からがぶって自殺した人の遺体を見ても炭
化するまで焼けることはないといわれています。
 青山透子氏は、事故当日の朝、早い時間に現場に足を踏み入れ
た消防団の人々の情報を基に、現場に漂っていた臭いから推定さ
れるものについて、元自衛隊関係者、軍事評論家、大学の研究者
などに質問をしています。なお、臭いについては、JAL123
便の墜落現場であることは伏せて質問しています。
─────────────────────────────
≪質問1≫
 ガソリンとタールの臭いが充満し、長時間燃える物質は何か。
 その結果、人間の体が炭のようになる状態(完全炭化)のもの
 は何か。
 ≪答え≫
 ガソリンとタールを混ぜて作ったゲル状燃料である。
≪質問2≫
 なぜそれが人間の体を炭にするのか。
 ≪答え≫
 化学薬品によってゲル状になったガソリンであるため。これが
 服や皮膚に噴射されて付着すると、そのすべてが燃え尽き、結
 果的に炭状になる。
≪質問3≫
 これはどこで手に入るのか。
 ≪答え≫
 一般にはない。軍用の武器である。その武器は、燃料タンクを
 背負い、射程距離は約33メートルで、歩兵が用いるものであ
 る。第二次世界大戦中は米軍で使用された。M1、M2の2種
 類がある。昔の武器というイメージがあるが、戦後は米軍から
 自衛隊に供与されていた。現在も陸上自衛隊の普通科に携帯放
 射器として配備されている。これはM2型火炎放射器の改良型
 である。噴射回数十回まで可能。噴射用圧縮空気タンクを連結
 している。今でも駐屯地祭でデモストレーションしている。
≪質問4≫
 それはどこにあるのか。
 ≪答え≫
 陸上自衛隊普通科歩兵、化学防護武器隊で、相馬原普通科部隊
 にもある可能性が高い。   ──青山透子著/河出書房新社
  『日航123便/撃墜の新事実/目撃証言から真相に迫る』
─────────────────────────────
 JAL123便の墜落現場には、ガソリンとタールの臭いが強
く漂っていたといいます。これは正確には「ゲル状燃料」といい
ます。ガソリンとタールを混ぜて作るのです。
 驚くべきなのは、その燃料を使うのは軍用の兵器であるという
ことです。具体的な名称は「携帯放射器」、これはM2型火炎放
射器の改良型です。そうであるとすると、123便の墜落現場で
火炎放射器が使われたことになります。なぜ、そのような兵器を
墜落現場で使う必要があったのでしょうか。
 その後、青山透子氏は、その話を元自衛官に話したところ、次
のようにアドバイスされたそうです。「話があまり核心に近づく
と、妨害や脅迫が増えてくるから、気を付けた方がよい」と。し
かし、そういう以上は、その事実こそ核心中の核心である何より
もの証拠であるといえます。この火炎放射器の話は、青山透子氏
の発見であり、まさしく新事実です。
 123便墜落現場にいち早く入った80人のほどの一団、これ
は普通の自衛隊員ではないと思います。ある特定任務を持つ特殊
部隊である可能性があります。彼らの目的は乗客乗員の救出では
なく、標的機やミサイルの衝突の痕跡を消すことと、もうひとつ
火炎放射器を使うことにあります。何に使うのかは、あえて書か
ず、推測におまかせします。これについて青山透子氏は、怒りを
もって次のように述べています。
─────────────────────────────
 万が一、このような状況を作り出した人たちがいたとすると、
恐ろしいなどということを超えて背筋が凍るような話である。も
しこの武器によって遺体が完全炭化してしまったとすると、それ
を命じた人、それに従った人たちは今どうしているのだろう。そ
の事実を闇に葬ってしまうことで、罪から逃れたと勘違いしてい
るのではないだろうか。その危険性をしっかりと認識せず、検証
することもないままだとすると、次の事故、事件につながる可能
性は非常に大きい。今こそ事故の原因を明らかにしなければなら
ない理由はそこにある。     ──青山透子著の前掲書より
─────────────────────────────
         ──[日航機123便墜落の真相/039]

≪画像および関連情報≫
 ●日航123便、墜落原因の続報/東海アマブログ
  ───────────────────────────
   青山透子氏は、1985年に墜落し、すでに33年を経て
  風化した現地の再調査を繰り返す中で、驚異的な新証拠を発
  見した。墜落現場の遺物をたくさん持ち帰り、精密検査をし
  たところ、多量のベンゼン環が発見されたのである。
   ベンゼン環は、123便ジェット燃料には決して含まれな
  いもので、これは青山氏が、最初の現地調査で、捜索隊が現
  地に到着したとき、「ガソリンとタールが混合したような激
  しい臭気に満ちていた」との証言と、遺体の炭化度の凄まじ
  さから、これは墜落時に漏洩したジェット燃料火災によるも
  のでなく、人為的に「火炎放射器」によって、遺体と現場が
  焼かれていたことの非常に明瞭な証拠である。
   また、墜落時に、米軍は墜落機を追尾して、現地を確認し
  即座に救助隊を送り込んだのだが、日本政府が、これを阻止
  し、米軍による救助を拒否し、さらに自衛隊の先遣隊が、そ
  の日のうちに現地に到着していた証拠があった。
   これらの事実について、公的資料から明らかにされている
  にもかかわらず、政府もマスコミも、まるで統制されている
  ように、一様に口をつぐんでいるのは、フクイチ事故の被曝
  障害の実態を絶対に報道しないことと同じである。この先遣
  自衛隊が、火炎放射器を使って、まだ生きていた遺体ごと現
  場を焼却し、証拠隠滅を図ったとみて間違いない物証が出て
  きたわけである。        https://bit.ly/2RL2138
  ───────────────────────────

M2火炎放射器.jpg
M2火炎放射器
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(2) | 日航機123便墜落の真相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「朝鮮人の青山と池田の作り話を、ここまで信じる人は、愚かで可哀そう」としか言いようがない。「JAL123便を爆破した犯人は、北朝鮮だ」という真実を誤魔化す北朝鮮側による虚偽情報だと見抜けない愚かさは、ひどすぎる。

写真週刊誌フォーカスなどの当時の写真を見ても、通常の焼死体の遺体ばかりの写真で、ここまで誇張した遺体など誰も見てません。青山と池田は、小説家です。朝鮮人の司馬遼太郎と同じで、見てもいない事を見たように想像して書いたのです。

また、自衛官の首つり写真だって、その日時・場所・撮影者は不明で、合成写真かもしれませんし、「出所根拠不明の虚偽情報を鵜呑みにする人の頭は、どうかしている」と思うわけです。
Posted by 真野 at 2018年10月16日 10:12
平野浩様

A, 青山著「遺物は真相を語る」のP126以下に、次のように記しています。

『始めてその「塊」を見た時、不気味な物体というよりも、必死に語りかけてくる「何か」を感じざるを得なかった・・・・・・・・
その「塊」だが、墜落後に上野村住民が尾根の整備を行った際にコツコツと拾い集めたものだった。・・・・・・
(上野村住民が保管していたが、青山氏が当時の上野村村長に会った時、「いつの日か研究機関で分析してほしい」と依頼され、さらに数年を経た。)
数ある「塊」から二つのサンプルについて分析した。
各サンプルの各2箇所から小片を取り、組成分析(ICP-MS)を行った。
各サンプルの表層の黒い部分については、削り取って質量分析(GC-MS)を行った。』

このサンプルでは、試料の数が少なすぎて、試料価値がありません。予め均質であることが予測できる場合のみ、サンプルは少数を許されます。
焼損現場が広く、多様な物質が燃え、焼損の条件が様々だから、本来は、焼損範囲全体に亘って多くの試料を採取し、採取場所の位置・状況も記録すべきです。
これら「塊」が採取された経過から、いまさら採取場所の位置・状況は確認できないが、
少なくとも、住民が保管していた「塊」の全体を対象にして分析すれば、多少とも試料価値は改善できます。

B,同書のP129以下に、分析結果を、要旨、次のように記しています。

『小片の組成分析の結果、最も高いのがアルミニューム,次いで硫黄、その他は少量。硫黄は「塊」の黒い部分に多い。
アルミニュームは、機体構造材としての超ジュラルミン(アルミ合金)に起因する。。
黒い部分の質量分析の結果、様々な有機物質が検出されたが、その中でもベンゼンを検出されたのは重要。
ジェット燃料には硫黄は含まれていないし、その分子にはベンゼンが含まれない。
ベンゼンはガソリンには含まれる。
ゴムあるいは合成ゴムには硫黄が含まれているので、その可能性はある。
タイヤのゴムについては、その量と散らばりかた具合から、タイヤのものとは考えられない。
ベンゼンと硫黄を含むタール成分のものが付着し、黒い部分を構成している。
これらのことは、現場にいち早く入った消防団の証言、「ガソリンとタールの臭い」に合致し、火炎放射器が使われた可能性がある。』

青山氏は、タイヤのゴムあるいは合成ゴムの可能性を除外しているが、サンプルの数が少なく小さいから、その可能性を除外すべきではない。
ゴムは、衝撃や振動を抑え弾力性があるので、タイヤだけでなく、機体の各所に使われています。
青山氏は明記していないが、合成ゴムの分子にはベンゼン環が含まれます。
青山氏が、ゴムの使用状況を確認せずに、短絡的に「ガソリンとタール」を含む物質⇒武器燃料(火炎放射器)へ飛んでいるのは、論理の飛躍です。
上記A項を忘れてこれらサンプルの試料価値を認めるとしても、これらは、タイヤなどゴムの燃焼した場所で生じたものとするのが合理的です。
タイヤを燃やした時の異臭は硫黄を含むためだが、タールにも硫黄が含まれるなら、墜落現場に上がった消防団の誰かが感じた異臭はゴムによるものと考えられる。
現場に入った住民は、人肉とプラスチックが燃える特有の臭いを嗅いでいたはずなのに、青山氏がそれを記録せず、「ガソリンとタールの臭い」のみを記すのは極めて不可解。
事故調報告書の残骸分布図によると、タイヤは広く散らばっているのではなく、大部分は最前部のAコンパートメントの遺体が発見された場所にあり、
炭化遺体はタイヤが長時間に亘って燃えた影響を否定できないし、タールのような臭いもタイヤが燃えた臭いの可能性もある。。

C, 青山著「墜落の新事実」のP137に、次の記述があります。

『「通常の家屋火災現場の焼死体をもう一度焼損したようにみえた。』

これを青山氏は文字通りに受け取って、「火炎放射器」で2度焼きされたと主張しています。
しかし、長時間焼かれたのと2度焼かれたのとを区別はできないから、2度焼きと決め付ける根拠がなく、
ケロシンを含む多種多量の燃焼物で長時間焼けたのなら、焼損の程度が深くなるのが当然です。
当時、群馬県警検屍班の責任者を務めた飯塚訓氏の著作「墜落遺体」によれば、焼損が進んで白骨化した遺体もあり、骨の髄は有機物だからそこまで炭化した遺体もあったとのこと。
骨や歯そのものが炭化していたなど、馬鹿げた記述はありません。

D, 今号の中ほどにある、次の話も奇怪です。

『その話を元自衛官に話したところ、次のようにアドバイスされたそうです。「話があまり核心に近づくと、妨害や脅迫が増えてくるから、気を付けた方がよい』

現実に青山氏は妨害も脅迫も受けている様子がなく健在です。様々に批判は受けているでしょうが。
仮に、本当にこのようなアドバイスを受けたなら、わざわざ、自分の著書で宣伝する必要もなく、
実際に妨害や脅迫があったなら、それをこそ公表すべきです。


青山著は、「火炎放射器」という仮説を前提に、情報を歪曲して自分の仮説に導こうという意図が見えています。
仮に、火炎放射器を使うなら墜落直後の火災がある程度収まってからでないと現場に入れないが、
自衛隊機以外に、長野県警のヘリ、読売新聞のヘリ、朝日新聞のヘリが次々と飛来しているから、異常な燃焼があれば気づかれます。
新聞社のヘリは写真も撮っています。


   203,10,15−1
               鷹富士成夢
Posted by 鷹富士成夢 at 2023年10月15日 14:11
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]