間違ってJAL123便の垂直尾翼にぶつかり、破壊したことか
らはじまったのです。垂直尾翼が破壊されると、油圧系統もほと
んどダメになるので、飛行機は操縦不能に陥ります。
こういうことが起きたさい、国として普通の感覚であれば、何
はともあれ、123便に乗っている524人の乗客乗員をいかに
救出するかについて、あらゆる手立てを講ずるはずです。
しかし、この墜落事件において書かれた多くのレポートを見る
限りにおいて、自衛隊は救出に全力を尽くさず、むしろ救出の邪
魔をしているようにしか見えないのです。その最大の邪魔な存在
は、自衛隊が絶対に認めていない浜松基地発進の2機のファント
ム戦闘機です。
既に述べているように、この日航機墜落事件についてのボイス
レコーダー記録は、音声でなく、文字で公開されています。これ
ならいくらでも改ざんできますし、都合の悪い部分はカットでき
ます。生のボイスレコーダー記録は、33年経った現在でも公開
されていないのです。
事故調最終報告書によると、事故当日の午後6時37分前は、
JAL123便は、機内で起きたトラブルの対応に追われながら
も、ACC(東京航空交通管制所)と交信し、それを傍受した日
航羽田社用無線で日航が123便を何回か呼び出しています。し
かし、37分から44分の7分間は、管制所との交信はまったく
なくなっています。ただ、その途中の40分には、ACCが唐突
に123便に対して周波数の切り換えを要求しています。
一体何があったのでしょうか。この間の事情について、池田昌
昭氏は、次のように推測しています。
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ところでこの37分から44分の7分間に極端に管制所とJA
L123便との交信が減っている理由はなにか。わたくしはそれ
を緊急発進した軍用機との交信、もしくは誘導指示態勢にあった
軍用機に誘導されるために、その誘導に従っていくために精一杯
だったのではないかと推測する。つまり37分から44分の間の
軍用機との交信は、意図的にボイスレコーダーから削除されてい
る可能性がないわけではない。そして46分には相模湖まで戻っ
てきているのである。そして横田基地着陸進入コースに乗り、横
田に着陸態勢にあったのである。機内では「予告なしに着陸する
場合が・・」とのスチュワーデスのアナウンスがなされていたの
である。しかも、横田基地は合計13回、JAL123便にたい
して、「横田の管制官にコンタクトを取るように」「横田滑走路
は進入スタンバイができている」ことを繰り返し、繰り返しJA
L123便に伝えている。しかしながらJAL123便便は、こ
の横田管制官の呼び掛けにたいして、まったく応答していないの
である。応答できなかったのである。 ──池田昌昭著/文芸社
『御巣鷹山ファイル2/JAL123便は自衛隊が撃墜した』
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池田氏の推測によると、このとき、JAL123便は横田基地
に降りる寸前だったことになります。その証拠に横田基地からは
13回もJAL123便にコンタクトを取るよう求めているので
すが、123便はそれに一切応答していないのです。
一体何があったのでしょうか。そのとき、JAL123便は、
ほぼ完全に横田基地への着陸態勢をとり、何とか着陸できる状態
にあったのです。しかし、それを邪魔したのは、浜松基地発進の
2機のファントム戦闘機です。事故調はこの音声を消すために、
ボイスレコーダーの公開を文字でのやり取りにしたのです。音声
をカットすると、不自然になってしまうからです。
池田昌昭氏は、JAL123便と軍用機のやり取りを次のよう
に再現しています。例の仮説形式の対話のスタイルです。
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軍用機:横田に着陸すると、機体の垂直尾翼が欠けているし、車
輪も出ないし、機体はコントロールを失っているので、人家に
甚大な被害が発生するから絶対に阻止する。
123:胴体着率できる。
軍用機:横田基地付近には米軍住宅もあり、また普通民家も密集
しているので、アメリカとの問題が重大なことになる。
123:もう滑走路が見えているし、横田へのランディング・コ
ースに完全に乗っている。
軍用機:横田への着陸は絶対阻止する。
軍用機:JAL123便は、被要撃信号「スコーク77」を発し
ている。「スコーク77」を発した以上は必然的に要撃機の指
示にい従わなければならない。
軍用機:そんなことは、機長が何より良く知っているはずだ。
軍用機:レフトターンするように。 ──池田昌昭著/文芸社
『御巣鷹山ファイル3/JAL123便は自衛隊が撃墜した』
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垂直尾翼を失って操縦機能のほとんどを失いながらも、123
便の高濱機長は、4つのエンジンをコントロールして横田基地へ
の着陸態勢に入ったのです。そして横田基地と交信しようとした
ときに、自衛隊のファントム戦闘機2機が突然現れ、スクランブ
ルをかけてきたのです。そのとき、機長としてすべてを悟った高
濱機長は、次のようにつぶやいています。時刻は午後6時46分
33秒のことです。
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これはもうだめかもわからんね。/JAL123便高濱機長
──午後6時46分33秒
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悲痛な心の叫びです。しかし、高濱機長は本心は、まだ諦めて
はいなかったのです。戦闘機の指示にしたがい、機首を御巣鷹山
の山岳部の方に向けて、今度はレタス高原への着陸することを考
えて、その場所を探したのです。
──[日航機123便墜落の真相/035]
≪画像および関連情報≫
●18時47分から55分までのボイスレコーダー記録
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47分:123便は千葉の木更津へレーダー誘導するよう求
め、東京ACCは真東へ進むよう指示し、「操縦可能か」
と質問すると、123便から「アンコントローラブル(操
縦不能)」と返答がきた。その後、ACCは、東京アプロ
ーチの無線周波数へ変更するよう求め、123便は了承し
た。
48分:無言で123便から機長の荒い呼吸音が記録されて
いる。
49分:JALがカンパニーラジオ(社内専用無線)で3分
間呼び出しを行ったが、応答はなかった。
58分:東京ACCが123便を呼び出した。123便から
「アンコントロール」と無線が入ってくる。ACCと横田
のRAPCONが返答、RAPCONは、横田基地が緊急
着陸の受け入れ準備に入っていると返答。東京ACCも東
京アプローチの無線周波数へ変更するよう求め、123便
が了承する。
54分:JALも呼び出しを行ったが応答はなかった。12
3便から現在地を尋ねられ、東京ACCが羽田から55マ
イル(100km)北西で、熊谷から25マイル(45k
m)西と告げる。
55分:(この時だけ「日本語にて申し上げます」と前置き
して)東京アプローチから、羽田と横田が緊急着陸準備を
行っており、いつでも最優先で着陸できると知らせ、航空
機関士が「はい了解しました」と返答する。この言葉が、
123便からの最後の交信となった。
https://bit.ly/2C0V60c
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横田基地への着陸を拒んだファントム戦闘機
此方の記事に掲載されているF-4EJ改戦闘機の画像ですが、私が撮影・著作権を有している画像と非常に酷似しています。
この画像は、貴方が正式に著作権を有している画像でしょうか?
現状では無断転載及び無断でのトリミングと判断せざるを得ない状況に付き、お手数ですが貴方が著作権を有する証拠を入力してあるメールアドレスまで早急に御返信願います。
申し訳ありませんが、11月末日を返信の最終期限とさせていただき、返信無き場合は貴殿はこの画像の著作権を有していないと判断して、無断使用の使用料請求及び著作者人格権侵害の慰謝料請求を検討させていただきます。