2018年02月09日

●「古賀茂明氏は何を訴えたかったか」(EJ第4701号)

 2015年3月27日の「報道ステーション」──そこでの古
館キャスターをはじめとするテレビ朝日番組幹部と、古賀茂明コ
メンテーターとのテレビ内外でのやり取りの続きです。
 番組のテレビ上では、古賀コメンテーターが、自分で作成した
という「I am not ABE」と書かれた大きなカードを掲げながら、
古館キャスターと次のような応答を展開しています。
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古賀:これは単なる安倍批判じゃないんですよ。要するに日本人
   が、どういう生き方をしようかということを考えるうえで
   ひとつの考え方を申し上げたのです。もちろん批判してい
   ただいてもいいし、そういうことをみんなで議論していた
   だきたいとに思っていました。官邸のほうから、またいろ
   んな批判が来るかもしれませんけれども、あまり僕、陰で
   言わないでほしいと思っているので、ぜひ直接ですね、菅
   官房長官もご覧になってると思いますから、どんどん文句
   を言って来ていただきたいと思います。
古舘:あのう、古賀さんのいろんなこういうお考えは、共鳴する
   部分も多々あるんですが。一方で、ハッキリ申し上げてお
   きたいという一点はですね。マスコミの至らなさ、不甲斐
   なさも、もちろん、認めるところではありますが、たとえ
   ば、私が担当させていただいてるこの番組で言えば、この
   前も、数日前に、川内原発に関する、地震動に対する、あ
   の不安の指摘・・・       http://bit.ly/2nGrWLf
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 このように、キャスターとコメンテーターの間で、噛み合わな
いやり取りが長く続いた後で、古賀氏と古館氏は、次のような言
葉でこの番組をしめくくっています。
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古賀:最後に、この言葉を古館さんにお贈りしたいと思います。
   マハトマ・ガンジーの言葉です。「あなたがすることのほ
   とんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
   そうしたことをするのは世界を変えるためではなく、世界
   によって自分が変えられないようにするためである」と。
   つまり、圧力とか自粛に慣れてしまうと、「ひとりで抵抗
   したって勝てるわけがない。ただ叩かれるだけだ」という
   ように考えてしまい、知らないうちに、自分が変わってし
   まって、本当に大きな問題が起きているのに気が付かない
   ということがあるんです。これは、私も、すごく今、自分
   に言い聞かせて、いつも、生きているんですけれども。こ
   のことはみんなに真剣に考えていただきたいというように
   思っております。
古館:今日、番組で、お隣の古賀さんと私のトークの中で、ニュ
   ースとは直接関係のない話も出ました。もちろん、古賀さ
   ん自身のお考えというものは尊重し続けるつもりでござい
   ますが、私としては一部承服できない点もございました。
   とにかく来週以降もこの番組は、真剣に真摯にニュースに
   向き合っていきたいと考えております。(古賀氏の方を向
   いて)古賀さん、これだけは、言わせていただきました。
   時間がなくて申し訳ありません。一方的に、私がしゃべっ
   てしまいました。        http://bit.ly/2nGrWLf
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 番組終了後が大変だったのです。スタジオに番組幹部らがやっ
て来て、「おかしいじゃないですか、古賀さん」といいながら、
古賀氏が楽屋に戻る途中も、ずっとついてきたそうです。そんな
ことは、楽屋でいうべきですが、まるで上司にそういえといわれ
ているように、廊下で大声でいったというのです。
 そして支度をして楽屋から出ると、廊下の真ん中にS報道部長
が立っていたそうです。このことは、古賀氏自身が「リテラ」で
述べているので、引用します。話し言葉なので、読み易いように
若干文章を修正しています。正しくは原文を参照してください。
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 楽屋から出ると、通路の真ん中に仁王立ちした報道局長がいて
通路を通さない感じで立っていたのです。彼はおそらく僕にきっ
ちり抗議したと周りに分からせようという意図があるのか、みん
なに見せるように「何であんなことを言うんだ」「あれはおかし
いじゃないか、ニュースの中身と関係ないじゃないか」とか色々
言いながら、私についてきたのです。私が無視すると、エレベー
ターまで乗ってきて、地下のハイヤーの乗り口までずっとついて
きたのです。だけど、僕が途中からあなたの仕事はこういうこと
なの?違うでしょ、なぜ(Mプロデューサーを)更迭したの?」
と聞いたのです。
 そうしたら、報道局長は「更迭じゃない」と最初は言い張って
いましたが、僕が「じゃあ、なんで(Mプロデューサーを)代え
るのか?古舘さんにしても(Mプロデューサーを)代えたいわけ
じゃないでしょ。(Mプロデューサーを)守るのが、あなたの仕
事でしょ」と言ったら、報道局長は途中から黙ってしまったので
す。完全に何も言えなくなってしまったのです。
                   http://bit.ly/2nGrWLf
─────────────────────────────
 古賀氏の番組での対応にも問題は多々あると思います。しかし
官邸から古賀氏を特定してのクレームがあったことは事実であり
これは、安倍政権によるテレビ局に対する報道の締め付けが露骨
過ぎることが原因でもあるのです。
 とくに2015年になってからの安倍政権は、メディア規制が
効果を上げていることに自信を深め、一段と露骨に、テレビ局に
圧力をかけるようになったのです。これは、完全に国民の「知る
権利」を侵害しています。それにしてもメディア、とくにテレビ
局の政権への向き合い方は、毅然としたところがなく、あまりに
も情けない限りです。まさにメディアの危機を感じます。
            ──[メディア規制の実態/025]

≪画像および関連情報≫
 ●「古舘・古賀論争」は、なぜ放送され続けたのか
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   テレビ朝日『報道ステーション』の生放送(3月27日)
  において、キャスターの古館伊知郎氏と、ゲストコメンテー
  ターの古賀茂明氏が自身の降板について口論になった騒動。
  古賀氏が番組内で主張した「官邸からの圧力があった」のか
  どうかの真相はわからないが、騒動発生から1週間が経とう
  としている今も、世間はこの話題で持ちきりだ。
   テレビ朝日の早河洋会長は3月31日の定例会見で、「予
  定にないハプニング的なことで遺憾に思っている」とコメン
  トし、今回の降板に早河会長らの意向や官邸の圧力があった
  という古賀氏の主張を否定した。
   今回の件、テレビ業界で放送作家も務めている筆者には、
  一つの疑問がある。というのも、テレビ番組の撮影や中継、
  放送は、すべてがスタジオの中だけで起こっているわけでは
  なく、出演者がすべてを仕切っているわけでもないからだ。
  スタジオ外にも大量のスタッフがいる。とくに、テレビ番組
  のすべてを最終的に仕切っているのは、ある意味で「副調整
  室」という司令塔である。通常、副調整室は「サブ」と呼ば
  れる。対する「メイン」はスタジオだ。テレビドラマや番宣
  などでの一コマで、目にしたことがある人も少なくないだろ
  う。サブにはモニターがズラリと並び、ディレクターやタイ
  ムキーパー、音声、照明など多くのスタッフがそこにいてス
  タジオをサポートしながら番組を作っている。
       ──野呂エイシロウ氏  http://bit.ly/2scN3KI
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古賀茂明氏/最後の「報道ステーション」.jpg
古賀茂明氏/最後の「報道ステーション
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(1) | メディア規制の実態 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古賀さんは、「私は単なる反安倍ではなく、日本人がどういう生き方をするかが問われている、と思う」と語った。だとすれば、古賀さんは、日本の終戦時の歴史を知っているのだろうか?  歴史の真実を知らず、個人的な主観での言動は慎むべきだろう。

大戦終戦時、満州・朝鮮引き上げの日本人を推定20万人殺害(GHQが隠蔽)し、その遺体引取りに金まで要求!  朝鮮半島はソ連軍が制圧し、朝鮮人保安隊による日本人迫害と虐殺が開始された。日本女性に暴行虐殺を加えた圧倒的多数は朝鮮人だった。 中国残留孤児と違い、朝鮮半島に日本人孤児が全く居ないのは、このため。 そして、日本に密入国した朝鮮人は、「戦勝国民(朝鮮人)は、敗戦国民(日本人)の土地・建物を接収する」と叫び、日本人を虐殺して駅前一等地を略奪し、日本人の資産を奪い、戦後のパチンコ屋になる。 謝罪すべきは極悪非道な朝鮮人だ!!

  日本人引揚者を虐殺した朝鮮人⇒「在日朝鮮人から見た韓国の新聞」2017年1月22日(「朝鮮日報」の抜粋)
  http://blog.livedoor.jp/kanedashoji70/archives/68509144.html

  朝鮮半島における日本人引き上げ者の運命⇒「BLOGOS」2015年6月25日(元衆議院議員 西村眞悟 寄稿文)
  http://blogos.com/article/118818/

  引き揚げ者が見た“地獄” 終戦直後の朝鮮半島で何があったか?! ⇒「産経ニュース」新聞 2014年8月14日
  http://www.sankei.com/world/news/140814/wor1408140003-n1.html
Posted by 終戦時の歴史 at 2018年02月11日 15:22
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