れる日が多くなっています。とにかくスマホには各種センサーが
付いているので、これを利用して、今まででは考えられなかった
アイデアが続々と実現しています。
10月16日付の日本経済新聞朝刊には、次の記事が掲載され
ています。
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生活にIoT/広げるVB(ベンチャー企業)
ノバルス/玩具を遠隔操作
マモリオ/忘れ物自動通知
──2017年10月16日/日本経済新聞
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第1は、2015年創業のノバルスというベンチャー企業が開
発した「マビー/MaBeee」が紹介されています。
マビーは単4電池をセットするケースのようなもので、単3電
池サイズです。単4電池は4個までセットすることができます。
そうすることによって、専用アプリによって、ブルートゥースを
通じて通信できる一種のセンサーのような役割をします。
専用アプリをスマホにダウンロードし、マビーを玩具の電車に
セッティングし、動力に接続すると、電車の発車と停止、スピー
ドのコントロールなどがスマホからできるようになります。
本来電池というものは、オンとオフしかコントロールできない
ものですが、マビーを介すと、電池を自由にコントロールするこ
とが可能らなります。また、マビーを使えば、今までオン/オフ
しかできなかったLEDライトの調光が可能になります。クリス
マスツリーの調光もスマホから可能になります。これらはIoT
モノインターネットの典型です。
第2は、マモリオというベンチャー企業開発の「マモリオ」と
いう商品が紹介されています。
商品自体は、長さ3・5センチのタグです。これがセンサーに
なっています。これを財布などの貴重品に付けておきます。マモ
リオの購入者は専用アプリをスマホにダウンロードし、必要な登
録をします。
そうすると、タグとスマホが30メートル程度離れると、通知
がスマホに届くようになっているのです。他人が財布を奪って逃
げても追跡できます。最近は鉄道会社と提携し、主要な駅の拾得
物を管理する場所に専用アンテナ「マモリオスポット」を設置し
タグ付きの物品が届くと、自動的に本人に通知が届くようになっ
ています。これもIoTです。
もともとセンサーは、急に出現したものではなく、前から家電
製品などに付けられていたのです。オーブンレンジには、設定し
た内部の温度制御を行う温度センサーが搭載されていたのです。
この他、自動ドアには、人の接近を検知する人感センサーが付け
られています。しかし、それはあくまで裏方としての機能であり
人々の認識に上ることはなかったのです。
しかし、ここにきて、センサー自体や周辺技術が大きく進化し
たため、IoTとして、にわかに注目を浴びるようになったので
す。添付ファイルをご覧ください。これは、センサー技術の進化
をあらわしています。センサーの進化のプロセスは、次の3つの
段階にわたって大きな変化を遂げています。
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1. 過去のセンサー
2.デジタル時代のセンサー
3.システム化したセンサー
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「1」は「過去のセンサー」です。
過去のセンサーとは、従来のセンサーのことです。物理現象や
化学現象などを検知するセンサーは、データを検知するだけの働
きしかできなかったのです。これは、完全に裏方の仕事です。
「2」は「デジタル時代のセンサー」です。
このセンサーは、単にデータを検知するだけでなく、検知した
データに一定の処理を行うところまでやってくれます。これだけ
でも人間としては非常に助かります。
「3」は「システム化したセンサー」です。
これが現在のセンサーです。現代のセンサーの進化について、
株式会社エンライト代表の伊藤元昭氏は、デジタルカメラの進化
に関連して次のように述べています。
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こうしたセンサーの進化を最も身近に感じられるのがデジタル
カメラである。登場まもない頃のデジタルカメラは、撮影範囲の
中央にある被写体に自動的にピントを合わせていた。それが、人
物を見分けてピントを合わせられるように進化した。いまでは、
笑顔になった時だけシャッターを切る、動きまわる子どもにいつ
もピントを合わせるといったことができるようになった。
データを取り込むイメージセンサーは、大幅な性能向上はして
いるが、原理的にはそれほど大きな変化はない。デジタルカメラ
こうした変化は、取り込んだ画像を処理・分析・解釈する技術の
発達によるものだ。 ──伊藤元昭氏論文/洋泉社刊
「世界を変える7つの次世代テクノロジー/センサー革命」
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澁谷のスクランブル交差点を渡った人数を計測するのは、デジ
タル時代のセンサーでもできますが、システム化したセンサーで
あれば、渡った人数だけでなく、男女の比率、外国人の数まで把
握可能になります。
AI(人工知能)が加わることによって、交差点を渡る人の顔
や体の認識や分析が出来るようになり、男女や外国人の識別まで
が可能になっています。このまま技術革新が進むと、センサーは
さらに強力な認識能力を持つことになり、「AIの目」としての
機能を果すことができるようになります。
──[次世代テクノロジー論/16]
≪画像および関連情報≫
●なぜ、今センサなのか/伊藤元昭氏
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革新的な機器の中で、センサが効果的に活用されている例
が目立ってきた。例えばアップル社の「iPhone 6」には、わ
ずか123・8ミリ×58・6123.8nl×7・6ミリ
の筐体の中に800万画素のメインカメラと120万画素の
フロントカメラ、マルチタッチセンサ、マイク、その他にも
指紋、加速度、3軸角速度(ジャイロ)、近接、環境光、指
紋認証、気圧などを検知するセンサがそれぞれ搭載されてい
る。まさにセンサ技術のデパートといった様相である。
電子機器や家電製品、家庭や工場などで使われる設備にセ
ンサが組み込まれるようになったのは、今に始まったことで
はない。オーブンレンジには設定した庫内の温度制御を行う
温度センサが搭載されてきた。自動ドアには人の接近を検知
する人感センサが搭載されてきた。ハードディスクドライブ
のように、一見センサに関係無いような機器にも、機器の落
下を検知する加速度センサが搭載され、衝撃に弱い読み書き
機構を故障から守るために使われてきた。ただし、さまざま
な場所で使われていたセンサではあったが、その役割は、機
器の本来の機能を支える脇役としての仕事が中心だった。と
ころが近年、センサを効果的に活用することで、機器や設備
に新たな価値を盛り込む動きが活発化してきた。
http://bit.ly/2gcrilc
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センサー技術の変化