2017年08月17日

●「『盛り土なし』は早い段階で決定」(EJ第4585号)

 小池都政になった2016年8月25日、この日は、豊洲新市
場の食品を扱うすべての建物の地下が「地下空間」になっている
事実を東京都がはじめて認めた日です。
 事態を重大視した日本共産党都議団は、東京都に対し、現地視
察を申し入れ、9月7日に豊洲7街区の水産卸売棟地下の視察が
認められます。そのとき共産党都議団が目にしたのは、建物の地
下に広がる空間と、床一面に相当量の水が溜まっている光景だっ
たのです。その敷地は2メートルの新しい土の上に2・5メート
ルの盛り土で固められているはずだっのです。
 小池知事は、9月10日の土曜日に緊急記者会見を開き、衝撃
の事実を明らかにします。このときの記者会見のニュースのひと
つを再現します。
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 9月10日午後5時から開かれたの緊急会見の中で小池知事は
東京都が、敷地全体に行ったと説明してきた盛り土について、実
際には水産卸売場など主要な建物の地下では、行われていなかっ
たことを明らかにした。その上で「青果棟、水産棟などにおいて
4・5メートルの盛り土が、行われていなかったのではないかと
いった疑問が出てきた」とした上で、建物の下が空間になってい
て盛り土がない状態になっていたと説明した。「『全てが盛り土
がされている』というのは、現状において正しくないということ
で、ここで訂正したい」と表明。都のこれまでの説明に、問題が
あったという認識を示した。      http://bit.ly/2fEQ5Bs
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 翌日から各テレビ局のワイドショーはこのニュースを大々的に
取り上げ、豊洲新市場の地下がどのようになっているかについて
模型などを使って、連日報道が行われたのです。
 そもそも「盛り土」とは、どのような目的で、行われることに
なっていたかについて、8月10日のEJ第4581号で説明し
た専門家会議の結論を再現します。
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 1.東京ガスの工場のあった旧地盤面から2メートルの土を
   入れ替え、その上に2・5メートルの盛り土をする。
 2.地下水管理システムを設計・構築し、汚染地下水が上昇
   して盛り土を再汚染しないようにコントロールする。
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 このとき石原都政では、石原知事自身の考え方なのか、知事の
スタッフの知恵なのかはわかりませんが、実に巧妙な「科学的根
拠」づくりの仕組みをつくっていたのです。それは、専門家会議
の解散直後に「技術会議」を設置したことです。この会議の目的
は、専門家会議で提言されたものを具体化することです。
 しかし、この技術会議は、座長はロボット工学の権威である原
島文雄東京電機大学教授であることはわかっていますが、他のス
タッフは一切非公開です。したがって、誰がどのように発言し、
何を決定し、何をしなかったかは明らかにされないのです。
 そのため、専門家会議で提言されたことでも、その具体化が行
われるプロセスで技術会議で変更されてしまうことは十分あり得
ることです。仮に専門家会議の提言をそのまま実行すると膨大な
資金がかかるので、一部を実施しないで、価格を下げるようなこ
ともやっています。このように、スタッフも内容も非公開であれ
ば、何をされても都民にはわからないのです。
 さて、専門家会議の豊洲新市場の土壌汚染対策は、東京ガス工
場時代の地表面から2メートルの地下の土はすべてきれいな土に
入れ替え、その上に2・5メートルの盛り土をする──すなわち
4・5メートルの土を盛るというのが1つ目の柱です。
 それに加えて、汚染地下水が上昇して盛り土を再汚染させない
ため、地下水をAP(水位基準)2メートル以下に制御し、管理
する地下水管理システムを設置します。これが2つ目の柱です。
この2つがうまく機能すれば、土壌汚染は防げるというのが、専
門家会議の提言です。
 問題は、その提言を技術会議がどのようにして具体化したのか
についてはまったく不明なことです。しかし、これら2つの柱の
うち、建物の下にあるべきはずの盛り土はなく、地下空間がポカ
リと空いて、水がたまっていたのです。どうしてこのようになっ
てしまったのでしょうか。
 地下水管理システムの設計を請け負ったのは、日水コン(本社
東京/野村喜一社長)ですが、東京都に次の2つの設計報告書を
提出しています。
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      1.詳細設計報告書/2014年3月
      2.修正設計報告書/2015年3月
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 これら2つの報告書には「地下水管理システムの概要」と題し
た概念図が掲載されているのですが、この図には盛り土がなく、
地下空間が描かれています。なお、このシステムに関しては、東
京都の中央卸売市場の土壌汚染を所管する土木部門、システムの
設計監理を行う建設部門の担当になっています。
 したがって、これら2つの部門の担当者は、報告書を見ている
はずであり、盛り土のないことは最初から知っていたはずです。
しかし、小池知事に提出するためにまとめた「第1次自己検証報
告書」では、建設部門は知っていたが、土木部門は知らなかった
と記述しています。明らかに土木部門はウソをついています。
 もうひとつ不可解なことがあります。「土壌汚染対策工事と地
下水管理に関する協議会」という卸や仲卸など市場関係者と情報
交換する協議会があります。こ協議会にも「詳細設計報告書」は
配付されていますが、概念図に関しては盛り土がちゃんと載って
いるのです。つまり、東京都は市場関係者に関しては、盛り土が
あることにしていたのです。東京都の担当部署は、市場関係者に
対し、明らかにウソをついてきたことになります。
              ──[中央卸売市場論/032]

≪画像および関連情報≫
 ●豊洲問題で都が技術会議録の改竄疑惑?
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   今朝、たまたま『モーニングバード』という、羽鳥さんの
  やってるモーニングショーを見てたら、スクープということ
  で、都がHP上の会議録を9月16日になって追加資料を掲
  載していた、ということが明らかになったそうだ。また、毎
  日新聞も同様の改竄疑惑を報じている。
   東京都が盛り土問題発覚後の9月16日に、盛り土の工法
  を検討した「技術会議」の会議録に「『建物下に作業空間を
  確保する必要がある』と提言を受けた」との資料を追加し、
  公表していたことが分かった。技術会議の複数の元委員は、
  毎日新聞の取材に「作業空間をつくる認識はなかった」と証
  言しており、都が会議録を改ざんした可能性もある。
   都が追加したのはホームページ(HP)上に掲載されてい
  る第9回技術会議(2008年12月25日開催)の「技術
  会議が独自に提案した事項」との資料。資料では汚染物質の
  除去・地下水浄化の確認方法として「地下水から基準値を超
  える汚染物質が検出された場合、浄化できるように建物下に
  作業空間を確保する必要がある」と記載されている。
   追加掲載に当たって、都は一部の委員に「会議録に詳細な
  資料を追加する」と連絡したが、資料の内容は説明しなかっ
  たという。毎日新聞のこれまでの取材に、委員を務めた根本
  祐二氏や川田誠一氏は「盛り土をするという前提で議論して
  いた。技術会議では、空洞をつくるという話にはなっていな
  い」と証言している。       http://bit.ly/2uCs84x
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 ●図形出典/赤旗編集局著/日本共産党東京都議団監修「徹底
  追及【築地市場の】豊洲移転」/新日本出版社

豊洲新市場の地下の状況.jpg
豊洲新市場の地下の状況
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(1) | 中央卸売市場論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
■北朝鮮の工作員の金賢姫/真由美(1962年1月27日 - )は、大韓航空機爆破事件(1987年)を実行した韓国の元死刑囚だが、後に特赦(恩赦)された。 大韓航空機を爆破するため、「李恩恵」と呼ばれる女性(日本から拉致された田口八重子とみられている)に、1981年7月から1983年3月まで北朝鮮の東北里2階3号招待所で日本語教育を受け、「蜂谷 真由美」という日本人女性になりすました。大韓航空機爆破直後に渡航したバーレーンの警察に捕まる直前、「蜂谷 真一」という日本人男性になりすました共犯の金勝一(キム・スンイル)と共に、煙草を吸う形で服毒自殺を図るが、金賢姫だけは一命を取りとめた。

・・・・・「JAL123便の墜落事故(1985年)は、大韓航空機爆破事件(1987年)の「さきがけ」であり、これらの搭乗人物の暗殺と日本政府に対する恫喝が目的だった」と某軍事アナリストは言う。また、事故調査にあたっていた前橋地検の山口悠介検事正の言葉=「 事故原因を、ぎりぎりまで追究すれば、戦争になる! 」とは、日本と北朝鮮が戦争になる、という意味でした。 次に、戦後最大の脅迫事件といわれた「グリコ・森永事件」 とJAL123便墜落の奇妙なリンケージについて考察します。 「グリコ・森永事件」という名の通り江崎グリコと森永製菓への脅迫が有名ですが、ハウス食品工業に対しても脅迫が行われていました。 そしてJAL123便には、ハウス食品工業の浦上郁夫社長(当時)が搭乗していました。

この墜落事故の当日の昭和60(1985)年8月12日は、「かいじん21面相」の 脅迫終結宣言が郵送された日です。 ハウス食品工業の浦上郁夫社長がJAL123便に搭乗していた理由は「脅迫終結宣言を前社長の墓前へ報告するため」だったそうです。

昭和59(1984)年 3月18日 江崎グリコ社長 自宅から誘拐される
      
昭和59(1984)年11月 7日 ハウス食品工業への脅迫開始

昭和60(1985)年 8月12日 「くいもののかいしゃいびるのもうやめや」 脅迫終結宣言

昭和60(1985)年 8月12日 JAL123便、群馬県の御巣鷹山へ墜落

単なる偶然の一致ではなく、「グリコ・森永事件」「JAL123便墜落事故」の背後に北朝鮮工作員の影が見え隠れしている。



そして今回また、北朝鮮による日本政府に対する恫喝が起きた。「○○を殺す。本気だぞ」というシグナルだ。日本の公安警察の中に中国・北朝鮮(+韓国)のスパイが潜入していることは間違いない。

JAL123便
1985年6月12日 羽田18:00発→伊丹行き  
18:24、機体後部の圧力隔壁の爆発音と同時に油圧系統が故障し操縦不能の緊急事態発生
18:56、群馬県の御巣鷹山に墜落し540名死亡・4名救助

ANA37便
2017年8月12日 羽田18:00発→伊丹行き  
18:24、機体後部の圧力隔壁破損の異常音発生 
18:54、羽田空港に緊急着陸して全員無事
Posted by JAL123便=ANA37便のシグナル at 2017年08月17日 00:18
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