少し詳しく考えてみる必要があります。「接近阻止/領域拒否」
は「A2/AD」と略記されることがあります。
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A2/AD
Anti-Access/Area Denial
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米中戦争の可能性について、ひとつはっきりしていることがあ
ります。それは、「中国は米国とは戦いたくない」ということで
す。なぜなら、いま中国が米国と総力戦をやれば、中国が確実に
負けるからです。
そこで、中国の人民解放軍が、強大な米軍にいかに勝利するか
を徹底的に検討した結果、考え出された戦略が「A2/AD」な
のです。この戦略はよく考え抜かれており、米軍はこれに頭を悩
ますことになるのです。いわば米軍に対しては、「戦わずして勝
つ」戦略が「A2/AD」です。
「戦わずして勝つ」というと、「孫子の兵法」が頭に浮かびま
すが、本当にそのように書かれているのでしょうか。「孫子の兵
法」は、あのナポレオンも愛読し、実戦に生かしたといわれてい
るのです。
確かに「孫子の兵法」の総説の三「謀攻篇」に次のように書か
れています。
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孫子曰わく、
凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るはこれ
に次ぐ。
軍を全うするを上となし、軍を破るはこれに次ぐ。
旅を全うするを上となし、旅を破るはこれに次ぐ。
卒を全うするを上となし、卒を破るはこれに次ぐ。
伍を全うするを上となし、伍を破るはこれに次ぐ。
是の故に百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして
人の兵を屈するは、善の善なる者なり。
──「孫子の兵法」の総説の三「謀攻篇」
http://bit.ly/2mdI1Wx
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「軍」「旅」「卒」「伍」は軍の規模を表しています。人数は
目安ですが、軍は「軍隊」で1万5千人、旅は「旅団」で500
人、卒は「大隊」で100人、伍は「小隊」で5人を意味してい
ます。要約すると、次のようになります。
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およそ軍事力を用いる原則としては、敵国を保全したまま勝つ
のが最上の策で、敵国を撃破して勝つのは次善の策である。した
がって、百度戦闘して百度勝利を収めるのは、最善の方策ではな
い。戦わずに敵の軍事力を屈服させることこそ、最善の方策なの
である。 http://bit.ly/2mdI1Wx
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この「戦わずして勝つ」という孫子の戦略は、老子から影響を
受けているという説があります。そこで老子について調べると、
老子は次のようにいっているのです。
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「善勝敵者不与」/善く敵に勝つ者は与にせず
うまく敵に勝つ者は、敵と戦わない
──老子
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確かに老子も同じことをいっています。力づくで戦って勝って
も、必ずその反動があり、それが自分に跳ね返ってくるという教
えです。ところで、孫子、老子とくれば、孔子が出てきます。こ
の3人の賢人は、同世代の人であり、推定ですが、生年順でいえ
ば、老子、孫子、孔子であるとされています。
それでは、「A2/AD」戦略は、これら3賢人の教えから出
てきたのかというと、けっしてそうではないのです。要するに、
中国の本音は、米国とは戦いたくないが、アジアの覇権はどうし
ても握りたい。それを実現するには、米国をアジアに近づけない
ようにする──そういう戦略が「A2/AD」なのです。
現在の中国は、老子や孫子が説くように「不争(不戦)」では
なく、勝てる相手であれば露骨な圧力をかけ、己が必要とする領
土を平気で奪い取ることを考えています。
ピーター・ナヴァロ氏は、「中国の真意」について、次のよう
に述べています。
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中国の真意についてだが、中国が、少なくともアヘン戦争以前
のことまで持ち出して、領土と東シナ海・南シナ海の海洋権益を
拡大しようとしているのは明らかである。同様に、中国のこうし
た報復主義的行動が、日本、フィリピン、ベトナムといった近隣
諸国との紛争の原因であることも明らかである。これより規模は
小さいが、ブルネイやインドネシア、マレーシアとの間にも中国
は紛争を抱えている。(中略)
こうした無数の紛争が、実在すること自体には疑いの余地はな
い。これについては、客観的な証拠がある。だが、中国の拡張主
義がアジアの覇権国になるための攻撃的行動なのか、それとも単
に自国の通商路の保護と国土防衛という正当な防衛行動なのか、
については、甚だしい見解の相違が存在する。
──ピーター・ナヴァロ著/赤根洋子訳
『米中もし戦わば/戦争の地政学』/文藝春秋
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中国の拡大主義は、どうみてもアジアの覇権国になるためです
が、中国側からいうと、それは「積極的防衛」ということになっ
てしまうのです。しかし、中国がこれを実現するには、米国が邪
魔なのです。そのために出てきたのが「A2/AD」戦略という
わけです。 ──[米中戦争の可能性/036]
≪画像および関連情報≫
●今さら聞けない中国軍の接近阻止/領域拒否(A2/AD)
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最近の日本の安全保障に関する研究者、自衛官の間では、
中国軍が「積極防衛」という基本方針に従って、「接近阻止
/領域拒否」(英語でA2/ADと略される)の能力を強化
しており、このことが北東アジア地域における米国の抑止力
を低下させる恐れがあるという状況判断が、議論の前提とし
て広く共有されつつあります。
しかしながら、このような議論は依然として国民の間で共
有されているとは言い難い状況が続いていると思います。そ
の背景には米国での議論を日本に持ち込む際に、「A2/A
D」というペンタゴン用語、つまり国防の関係者以外には理
解し難い用語が十分に日本国内で理解されておらず、また理
解を広げる取り組みが専門家の側でまだまだ不足している事
情が関係していると思います。
今回は、改めて中国軍が重視する接近阻止/領域拒否が何
を目指すものであり、それが日本や米国にどのような影響を
及ぼすものであるのかを基礎から説明したいと思います。
ここではマックデヴィットの研究に沿って説明してみたい
と思います。そもそも接近阻止・領域拒否という用語が米国
国防総省の公文書で最初に使用されたのは2001年度4ヶ
年防衛評価であり、当時この用語は台湾有事で米軍が介入し
てくることを防止するための中国軍の取り組みを特徴付ける
ために用いられていました(McDevitt 2011: 191)。
http://bit.ly/2lm3dKH
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孫子の兵法
1.政党: 共産党・社民党・民進党・公明党・その他の日韓議員連盟の議員
2.官庁: 警察庁(警備局)・財務省(OECD派)・法務省(国籍課・入国管理局)の役人一部
3.司法: 日弁連の中にいる通名日本人(在日韓国人)の左翼弁護士
4.労組: 「連合」加盟の日教組・自治労 及び、非加盟の革労協・革マル派の労組員
5.外国: 朝鮮総連・韓国民団・中国共産党系NPO団体の反日運動員
6.団体: 部落解放同盟の会員
7.宗教: 創価学会・統一教会・キリスト教の看板を掲げた悪魔教会・イスラム教のモスク集会に通う邪宗信者
8.謀略: 秘密結社フリーメーソンの会員(物事の真実と行動の目的を知らされないイルミナティの操り人形)
9.犯罪: 山口組その他の暴力団員
10.企業: パチンコ&パチスロ業界・ロッテ等の韓国企業・多国籍企業から成る「経団連」加盟企業の経営者一部
11.民族: 在日朝鮮半島人・在日中国人
12.偽装: 日本国籍朝鮮人・通名日本人(在日韓国人)の議員・公務員(=政府・地方自治体・司法制度に潜入)
13.報道: 電通・朝日新聞・NHK等のマスメディアに潜入した日本国籍朝鮮人・通名日本人(在日韓国人)
■朝日新聞社を背乗り支配した在日韓国人と親韓反日工作員の犯罪者4名(2016年時の年齢)
1.反日捏造報道を計画的に推進した前社長 木村伊量(62)=朴伊量=通名日本人(在日韓国人)
2.南京事件等を捏造した元記者 本多勝一(84)=崔泰英=通名日本人(在日韓国人)
3.竹島は韓国領だと主張した元主筆 若宮啓文(享年68)=韓国の東西大学に勤務した親韓反日工作員
4.慰安婦問題を捏造した元記者 植村隆(57)=嫁:韓国人、義母:梁順任に囲まれた親韓反日工作員
■二重国籍者の蓮舫が『私は帰化なんてしてません』と発言したように、「帰化日本人」という表現は、善良な日本人側の誤解だ。 厳密には「日本国籍朝鮮人」「日本国籍中国人」と表現しなければならない。 また、母国の「本名」を使わずに「通名」を使って日本人に化けているため、「通名日本人(在日韓国人)」「通名日本人(在日中国人)」という表現が正確である。 あくまでも、日本侵略と利益追求の目的から日本国籍を取得した「韓国人」「中国人」であり、「日本人」に「帰化」する意志はなく、「日本人」に対する敵意・悪意・恨みを今後千年間抱き続ける、精神的・遺伝的に異常な反日民族であるため、「帰化日本人」ではなく、「日本国籍朝鮮人」「日本国籍中国人」と表現すべきだ。 また、母国の「本名」を使わずに「日本人」に化けた「韓国人」「中国人」に関しては、「通名の、ニセの、日本人(在日韓国人)または(在日中国人)」と表現すべきだ。 要するに、「日本人」は、反日思想を抱く「韓国人」「中国人」を、明確な「敵国人」として認識せざるを得ない、極めて危険で不利益な生活環境の中にいる。