2016年06月21日

●「イスラム国の指導者の正体は何か」(EJ第4302号)

 イスラム国指導者アル・バクダディなる人物の正体について、
とんでもない情報があります。
 2015年2月のことです。BSフジの「プライムニュース」
に出演した飯島勲内閣官房参与は、次のような驚くべき発言をし
ているのです。
─────────────────────────────
 ISの一番頭の、いわゆるバクダディと称する、本名はサイ
 モン・エリオット。これ、ユダヤ系の人物なんです。同時に
 ある某国の、私のインテリジェンス(スパイ活動)では工作
 員もやっていた。        ──飯島勲内閣官房参与
                  http://bit.ly/1UUaPzq
─────────────────────────────
 これは驚くべき発言です。中東で大暴れしているイスラム国の
頭目がイスラエルのモサド工作員であるサイモン・エリオットと
いう人物だというのですから・・・。
 これが本当であるとすると、イスラエルがバクダディなる人物
の負傷を治療したり、アルヌスラやイスラム国に兵器や食料など
の物質を援助するのは、腑に落ちるのです。
 ところで「モサド」とは何でしょうか。
 モサドはイスラエルが世界に誇る対外情報機関です。いわばイ
スラエルのスパイ組織です。「モサド」とはヘブライ語の「諜報
及び特別工作」の略で、主に国外での情報収集を任務としている
のです。各情報機関は、首相も出席する「インテリジェンス・コ
ミュニティー」と呼ばれる定例会議で情報交換を行なっています
が、議長はモサドの長官が務めるのです。
 上記の飯島参与の発言について調べてみると、どうやらこれは
エドワード・スノーデン氏から出てきた情報です。スノーデン氏
は現在もロシアに滞在しているので、ロシアサイドからの意図的
なリークであると思われます。
 そのスノーデンサイドからの情報と思われる決定的な写真を添
付ファイルにしてあります。添付ファイルをご覧ください。写真
は2つありますが、上の写真の赤い丸で囲まれている人物がサイ
モン・エリオット(バクダディ)氏です。下の写真についても同
様です。
 問題なのは、上下の写真に写っている白髪の人物です。この人
物は、ジョン・マケイン米上院議員なのです。2000年の大統
領選挙で、ジョージ・ブッシュ氏と共和党の指名を争って敗れ、
2008年の大統領選では共和党の指名は獲得したものの、本選
挙で民主党のオバマ氏に敗れたあのマケイン氏です。
 どうしてマケイン氏がサイモン・エリオット(バクダディ)と
同じ写真に収まっているのでしょうか。これによって、イスラム
国の頭目のバグダディなる人物が架空の指導者であることがわか
ります。
 マケイン氏といえば、米国の軍産複合体系のタカ派議員であり
中東にはよく行っているのです。2015年1月20日に安倍首
相はイスラエルを訪問していますが、そのときマケイン米上院議
員と現地で会い、懇談しています。果たしてこれは、偶然なので
しょうか。
 このとき、安倍首相はイスラム国と戦う支援金として2億ドル
を中東諸国に供出すると表明したのですが、なぜこの時期にわざ
わざイスラエルに行って、そのようなことをしたのでしょうか。
そのため、イスラム国は日本人2人の身代金としてその2億ドル
はこっちに寄こせと要求してきたのです。日本政府は中東情勢の
本当のからくりを理解しているのでしょうか。安倍首相のイスラ
エル訪問について田中宇氏は次のように書いています。
─────────────────────────────
 安倍首相のイスラエル訪問は、安倍がイスラエル現地で会った
マケイン米上院議員ら、米政界の軍産イスラエル系の勢力からの
要請を受けて行われた(イスラエルはパレスチナ問題で欧州に経
済制裁される分の投資や貿易を日本に穴埋めさせたい)。
 安倍は軍産イスラエルに頼まれてイスラエルを訪問し、訪問と
ともにISISに人質事件を起こされ、軍産イスラエルの新たな
テロ戦争に見事に巻き込まれた。日本は、ISIS人質殺害事件
を機にイスラエルとテロ対策で協調を強めようとしているが、こ
れは防火体制を強化する策を放火魔に相談するのと同じで、とて
も危険だ。              http://bit.ly/1PuZ1zk
─────────────────────────────
 このように驚くべき情報が次々と出てきす。日本ではこの手の
情報はすべて「陰謀論」とされ、報道されることはないのです。
しかしネットではほとんどの情報が出ているのです。情報を分析
すればすべてわかります。それに日本では国として諜報機能(イ
ンテリジェンス)が弱く、そういう情報が外交においてどこまで
生かされているかきわめて疑問です。
 イスラエルと対立しているイランは、イスラム国について疑問
を持っており、次のように、そのからくりについて、正確に把握
していることがわかります。
─────────────────────────────
 イランのアーモリー・ラーリージャーニー司法府長官などは、
米欧がISISの創設に関与し、資金や政治面で支援していると
断言している。つまり、米欧のシオニストのことを言っているの
だ。同じくイランの外交官は、「西側諸国で公開された資料によ
り、ISISやその他のテロ組織の主な支援者はアメリカ、シオ
ニスト政権、サウジアラビアであるという結論に達した」「こう
した資料に注目すると、イスラエルがテログループを支援してい
ることは完全に明らかである」とまで言及している。
                ──リチャード・コシミズ著
   『これが真相だ!パリ八百長テロと米国1%の対日謀略』
                        成甲書房刊
─────────────────────────────
            ──[現代は陰謀論の時代/115]

≪画像および関連情報≫
 ●なぜ、イスラム国の指導者がイスラエルの工作員であること
  に触れられないのか?
  ───────────────────────────
   IS(イスラム国)の最高指導者バグダディ氏の正体が、
  イスラエル諜報機関のサイモン・エリオット氏であるという
  説は、日本のメディアではなるべく触れないことにしている
  ようだ。専門家やジャーナリスト評論家などへの質問として
  も、まず、出てこない。その理由は「それを言っちゃあ、み
  もふたもない」からか?この説に反対意見の人も受け入れる
  意見の人も、どららも、なんの証拠も確信も持ててないから
  か。こういうことを前提に、ちょっと、周辺情報論で、陰謀
  論も避けずに攻めてみたい。
   2014年9月に、日本人捕虜湯川さんの裁判に絡むとい
  うことで、日本から、イスラム教徒の中田考さんが招聘され
  もう1人のイスラム教徒常岡さんも同行を許された。2人は
  約束通りISに入国できて案内役と合流し、裁判立ち合いは
  実現しなかったものの、2人とも特に問題なくISから出国
  できている。この「当たり前のこと」が約束通り行われたと
  ころに、カトケンとして、ISの組織に欧米的なモノを感じ
  た。それは、カトケンのイスラム圏に対するイメージとして
  「日本人が考える当たり前のことが約束通りに運ばない」と
  いうものが強いからだ。おそらく、イスラム圏に強い中田考
  さんは、カトケン以上に「イスラム教国の行政システムはス
  ムーズになんか動かない」ということを熟知していることで
  あろう。             http://bit.ly/1leolkD
  ───────────────────────────

バクダディとマケイン.jpg
バクダディとマケイン
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 現代は陰謀論の時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イスラエルのモサド、米国のCIA、その他の各国政府の情報機関が、イラン、イラク、シリア、イスラエルといった中東諸国の政治と経済と軍事に「介入」したり、「操作」することは、当然のことです。「陰謀論」ではない。 つまり、イスラエルや欧米諸国としては、中東諸国に対して宗派対立を煽ったり、反政府軍を支援したりすることは、極めて当然な「ゲオポリティクス」です。

但し、厄介なことは、ヒラリー・クリントンの私的メール問題でも明らかになったように、米国の大統領や国務省長官や上院議員などが、米国政府の意思とは無関係に、あるいは米国政府を騙す形で、違法な越権行為を行うことです。

この背景には、秘密結社イルミナティや軍産複合体といった米国政府を超越した「政府監視機関」の存在があります。それでは、この「政府監視機関」の目的と、その目的を達成するための長期計画は何でしょうか? お分かりですよね?

複雑な中東情勢の真実は、この観点からしか正しく認識できません。 

 イスラエルや欧米諸国や「政府監視機関」が、ISのような国際テロ組織や国際犯罪組織に潜入捜査官や情報部員を送り込んで、その組織の内部情報を収集したり、遠隔操作することは、その目的を達成するために絶対に必要なことなのです。

逆に、日本政府のように国際情勢に「流される」だけで独自の世界戦略に基づいて国際情勢を自主積極的に形成しようとしなければ、「国際謀略」も必要ないし、行わないわけです。

さて、ISの頭領が、イスラエルのモサドや米国のマケイン上院議員と密接な関係にあったとしても、何の不思議もありませんし、驚くことでもありませんし、その真偽・善悪・正邪は、中東情勢の流れを操作するメイン・プレイヤーとして「国際謀略」に参加しないと分からないことです。

個人的には、ユダヤ人が好きで、アラブ人が嫌いですから、今後の「国際謀略」の成り行きが、アラブ・イスラム教諸国を増長高慢にしてから、その後に徹底的に破壊・壊滅する方に向かって欲しいところです。 アラブ・イスラム教諸国は完全に滅ぼす歴史的な必要性がありますから、ISのサイモン・エリオット(? 真偽不明)さんにも、これから、もっと頑張ってもらい、また、苦しんでもらいましょう。
Posted by ゲオポリティクス at 2016年06月21日 20:32
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