2016年05月06日

●「欧州ロスチャイルドが世界を支配」(EJ第4270号)

 どうやら現代世界の最上階には「ヨーロッパの世界」が存在し
米国の大財閥はその下位に位置づけられています。したがって、
米国のロックフェラー家よりも、欧州ロスチャイルド家の方が格
は上であるが、さらにその上にハプスブルグ家を中心とする貴族
が存在し、ロスチャイルド家とロックフェラー家を仕切っている
──それがここまで述べてきたことです。これは、内海聡氏の本
の主張に基づいています。
 これに対して、別の主張をしている研究家に鈴木啓功氏という
人物がいます。鈴木啓功氏は、各産業分野において、その未来を
予測し、経営戦略やマーケティング戦略に関するコンサルティン
グや政策提言を業務とするコンサルタントだったのですが、阪神
淡路大震災をきっかけに、世界を支配する寡頭勢力の存在に気付
き、このテーマに関心を持って著作活動を開始したといいます。
 鈴木啓功氏は、この世界を支配している寡頭勢力を「地球支配
階級」という独特の造語でそう呼んでいます。鈴木氏は、ロック
フェラー家を含む米国の大財閥の上位に位置するヨーロッパの支
配階層を次の3つに分類しています。
─────────────────────────────
      1.    ユダヤ系大財閥/その他
      2.ヨーロッパの王族・貴族/その他
      3.           バチカン
─────────────────────────────
 詳細は、鈴木氏の著書に掲載されている図(添付ファイル)を
参照していただきたいのですが、鈴木氏によると、この世界を支
配しているのはヨーロッパの世界であり、上記の3つに分けられ
るとしています。しかし、実質的な奥の院は、欧州ロスチャイル
ド家であり、19世紀以降の世界はロスチャイルド家が仕切って
きているとしており、その上位の存在を示していないのです。
 内海聡氏がロスチャイルド家の上位であるとするタクシス家や
サヴォイ家は、「ローロッパの王族・貴族」として、「ユダヤ系
大財閥」や「バチカン」と並列に並べられています。しかしヨー
ロッパ上位という点においては、内海聡氏の主張と一致している
のです。鈴木氏は自著で次のように主張しています。
─────────────────────────────
 彼ら(ロスチャイルド家とロックフェラー家)は、現代世界を
代表する「超財閥」であることは言うまでもない。本書の立場か
らは「彼らが世界を動かしている」と言っても過言ではない。ど
こにでも彼らは「存在する」のだ。
 欧米両家の力関係は、もちろん欧州ロスチャイルド家が「上」
で、米国ロックフェラー家は「下」である。米国ロックフェラー
家がどのようにして成り上がったかと言えば、それは「欧州ロス
チャイルド家から回してもらったカネ」が原因だった。1870
年代、米国ロックフェラー家は石油を握って成り上がった。そし
て現代では欧州ロスチャイルド家と並ぶ世界的超財閥となってい
る。だがそこには職烈な権力闘争が存在する。 ──鈴木啓功著
  『日本人だけが知らない/この国の重大な真実/闇の世界金
           融の日本占領計画』/イースト・プレス
─────────────────────────────
 鈴木啓功氏によると,フランス革命は欧州ロスチャイルド家が
仕掛けたものであり、これによってフランスを事実上支配し、続
いて英国も手に入れるのです。さらに彼らは米国に向い、米国も
支配するようになったとしているのです。
 19世紀の世界は帝国主義の世界といわれ、欧米列強が支配し
ていたのですが、それらの欧米列強の背後には、欧州ロスチャイ
ルド家が存在していたのです。そしてそれは現代においても同じ
であると鈴木啓功氏はいいます。
 しかし、国単位で世界で起きる物事を見ると、世界の真実は見
えなくなってしまいます。そういう欧州優位の風潮は、日本にお
いても指摘することができます。
 そのひとつに「宮中晩餐会」があります。宮中晩餐会といえば
日本国における最上位の宴会です。これは、国賓として来日した
国王や大統領などのVIPを皇居宮殿に招き、天皇、皇后両陛下
が主催して催されます。
 日本で行われるのですから、和食を中心とする料理を出しても
よいはずですが、フランス料理が出されることになっています。
2015年6月25日付、朝日新聞は宮中晩餐会について、次の
ように解説しています。
─────────────────────────────
 晩餐会を担当する宮内庁式部職によると、メニューはフランス
料理が基本です。国際的な交流の場にはフランス料理という習慣
が世界に広がるなか、明治期以降、日本も他国にならったわけで
す。現在も、その慣例を引き継いでいます。
           ──2015年6月25日付、朝日新聞
                ──鈴木啓功著の前掲書より
─────────────────────────────
 米国の大統領についても、ロスチャイルドとロックフェラーの
どちらかがバックについているのです。2000年以降の大統領
についていうと、次のようになります。
─────────────────────────────
  2000年代/ブッシュ政権 → ロックフェラー政権
  2010年代/ オバマ政権 → ロスチャイルド政権
                ──鈴木啓功著の前掲書より
─────────────────────────────
 オバマ大統領は、2008年の大統領選挙で「チェンジ」と叫
んでいましたが、それは単に「政治を変える」という意味ではな
く、ロックフェラー政権をチェンジして、ロスチャイルド政権に
変えるという意味だったのです。それでは、2017年に米国大
統領になるのは、どちらの政権なのでしょうか。ロスチャイルド
になのか、ロックフェラーなのでしょうか。
            ──[現代は陰謀論の時代/083]

≪画像および関連情報≫
 ●ロスチャイルドVSロックフェラーVS欧州貴族
  ───────────────────────────
   オルタナティブ通信は、2010年1月時点で、ロスチャ
  イルドVSロックフェラーの現在的位相はロスチャイルドの
  優勢とみていた。
   かつて、南アフリカが黒人人種差別=アパルトヘイト体制
  を採っていた時代、南ア政府は黒人を弾圧するため化学兵器
  として、様々な毒ガスを実戦使用していた。この毒ガスは、
  かつての「英国国営企業」ICI=インペリアル・ケミカル
  ・インダストリー社が製造していた。
                   http://bit.ly/1SW5cA3
  ───────────────────────────
 ●表の出典/──鈴木啓功著の前掲書より

地球支配階級/鈴木啓功氏.jpg
地球支配階級/鈴木啓功氏
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代は陰謀論の時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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