度です。同じような数字が示されるので、ゴッチャにしている人
がいます。熊本地震の修正後の正確なデータを以下に示しておく
ことにします。
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◎第1の地震(前震)
2016年4月14日、午後9時26分
マグニチュード6・5/最大震度7
熊本県益城町/西原町
◎第2の地震(本震)
2016年4月16日、午前1時25分
マグニチュード7・3/最大震度7
熊本県益城町/西原町
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「M/マグニチュード」というのは、地震そのものの大きさを
あらわしています。一方「震度」は、ある大きさの地震が起きた
ときのわれわれの生活している場所における「揺れ」をあらわし
ています。震源からの距離によって揺れは異なります。震源に近
いと地面は大きく揺れ、離れていると小さく揺れます。
したがって、マグニチュードの小さい地震でも震源地からの距
離によって震度は大きく異なるのです。それに、マグニチュード
は「1」増えると、地震のエネルギーは「32倍」になります。
つまり、マグニチュード7の地震は、マグニチュード6の地震の
32個分のエネルギーを持っていることになります。
こうなってくると、心配になるのは川内原発と玄海原発、そし
て伊方原発です。
当初テレビ、新聞などの表のメディアは、原発に関するニュー
スに関しては、ほとんど報道しなかったのです。安倍政権として
は、いったん再稼働した川内原発は停止したくないことは明確で
メディアはそういう政府の意向を忖度して、報道を控えているの
ではないかと考えられます。これは日本のメディアの大きな問題
であると思います。
ところで、現在、ネット上で話題になっているのは、19日に
台湾の「地震予測研究所」による次の予測です。この研究所は、
14日の熊本地震を的中させていることで有名です。(4月21
日付のEJ第4263号の「画像および関連情報」参照)
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3日以内(19日から3日以内)に北九州市でマグニチュード
8+強震! ──4月21日発行/夕刊フジ
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これに対してNHKの「生活防災ツイッター」は、20日、次
のように反論しています。
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「『22日にすごい地震が起きる』、『北九州にM8の地震が
来る』のは本当ですか?」といった質問が増えています。現代の
科学では、時間や場所を具体的に特定する地震予知は確立されて
いません。日本はどの地域でも地震への備えが必要ですが、あや
ふやな情報にはくれぐれもご注意ください。
──4月21日発行/夕刊フジ
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この予測が的中するとは思いませんが、一応一つの情報として
受け止め、指定された北九州では計画して備える必要があると思
います。的中しなければそれはそれで幸いと考えるべきです。
さて、4月11日に、国連の表現の自由調査官、デビット・ケ
イ氏(米カルフォルニア大学アーバイン校教授)が来日したので
す。そのことを多くの日本人は知らないと思います。なぜなら、
メディアがほとんど報道しないからです。
来日の3日後に熊本で地震が起きています。安倍首相をはじめ
調査対象になっている菅官房長官、高市総務大臣は、国会会期中
だったことと、震災対応を理由に一度もケイ調査官に会うことは
なかったといいます。彼らにとっては、もっとも会いたくない人
物だったからでしょう。したがって、ケイ調査官に対する日本の
対応は冷たいものであったと思います。
デビット・ケイ氏は、日本における「表現の自由」を調査する
ため、国連人権理事会から「特別報告者」に任命されています。
そのため、国連は、2015年12月1日から8日の予定での来
日を外務省に申し入れてきたのです。
ところが安倍政権としては、実際に行っている事実上の言論弾
圧、報道機関への圧力についての調査なので、会いたくなかった
のです。この政権は自分たちに都合の悪いことは逃げるという性
格を持っているので、外務省は予算編成をやっており、受け入れ
体制が整わないという理由で断ってしまったのです。しかも、来
日は来年の秋以降にして欲しいと国連に要請したのです。
日本のこの対応について「日本は国連の調査を妨害するのか」
という批判が世界中で起きたのです。国連側は、安倍政権が「参
院選前に調査は受けたくない」という意向があると判断し、日本
が最も嫌がる参院選前のスケジュールに前倒ししたのです。その
ため政府側の対応が冷たかったわけです。
情けないのは、メディアがケイ氏の会見をほとんど報道しない
ことです。政府の嫌がることはやらないのです。ケイ自由調査官
の会見を取材したジャーナリスト志葉玲氏のコメントです。
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ケイ氏が予定を前倒しして来日したのは、日本のメディアの危
機的現状を強く危惧しているからでしょう。どうしても参院選前
に調査したかったのだと思います。(中略)安倍政権になってか
らのメディア規制はひど過ぎます。ケイ氏から逃げ回り、説明責
任を果たさなかった高市総務相はサイテーだと思いました。
──4月20日付、日刊ゲンダイ
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────[現代は陰謀論の時代/077]
≪画像および関連情報≫
●国連・表現の自由調査官「タカイチ大臣に会いたかった」
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「確固たる目的があって来日した」と語る調査官は、日本
の言論状況をよく調べていた。わずか1週間の滞在でよくこ
こまで把握したものだ。国連・表現の自由調査官のデビッド
・ケイ氏(国際人権法学者)が、きょう、日本外国特派員協
会(FCCJ)で記者会見を開いた。11日に来日したケイ
調査官は滞在中、ジャーナリスト、市民団体、政府関係者な
どから精力的にヒアリングした。
「安倍政権のメディア支配」「記者クラブ問題」「高市発
言」をはじめ、「フリージャーナリストのパスポート没収事
件」・・・調査官は記者会見で言論後進国である日本の問題
点を斬りまくった。
最も時間を割いて強調したのは「高市発言」と「記者クラ
ブ問題」だった。ケイ氏は(政権の意向に沿わない)テレビ
局の停波にまで言及した高市発言を政府機関から確認した、
という。そのうえで「停波できると放送法に書かれているこ
と自体が問題。政府の規制はあってはならない」とした。
さらに「政治的公平性を謳う放送法第4条を取り消せ」と
踏み込んだ。「我々は何度もタカイチ大臣に会いたいと申し
入れたが、国会会期中であることを理由に断られた」。言論
の自由調査官は悔しさを滲ませた。
http://bit.ly/1YI96Ok
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デビット・ケイ国連表現の自由調査官



デビッド・ケイ氏の記事が掲載連れています。
日本 報道の独立性に「脅威」
国連報告者「政府の圧力、自己検閲生む」
本当に阿部政権になってから、目に余るものがありますね。
戦争をしたい者が規制の為に自由好き勝手なデマ報道が出来ないとなればどのような行動に出るでしょうか?
陰謀論を書きたいならこのぐらい書きませんか。