2016年01月04日

●「現代は『陰謀論の時代』といえる」(EJ第4188号)

 前回テーマ「航空機事故の謎を探る」が12月28日で終了す
ると、何人かの方から「今回のテーマは興味深かった」というコ
メントをいただきました。これはあまり例のないことです。さら
に次のような要望もいただいております。
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 マレーシア航空のボーイング機2機を使うようなノースウッ
 ズ作戦を大胆に実行した「ある組織や集団や勢力」の正体を
 もっと明らかにして欲しい。
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 確かに前回のテーマでは、私はその犯人を『米国(を支配する
ある勢力)』としか書いていません。なぜなら、それを追及する
ことは非常に困難であるからです。しかし、それが特定されない
と、話全体が信用されないことも確かです。
 そこで、今日からしばらくこの問題を追及してみることにしま
す。そういう意味で、前回のテーマから基本的にはつながってい
るということがいえます。
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      今の世の中は陰謀論の時代になっている
      ─世界を動かしている陰の勢力は何か─
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 現代は陰謀論の時代である──このことに異論を唱える人は多
いと思います。そんなこと誰がいっているのかという人もいると
思うので、実証してみることにします。
 ことの始まりは、2000年代に入ってから、そういう雰囲気
が出てきたのです。2001年9月11日の米国での同時多発テ
ロ──これがすべての始まりだったといえます。テロが起きて1
年以内に、このテロは米国の自作自演だったのではないかという
疑惑が出てきたのです。これは、まさしく陰謀論です。
 そのためのテレビ番組が作られ、2008年には国会でも議論
が行われています。2002年になると、アポロ計画はウソだっ
たのではないかという疑惑が飛び出したのです。これもテレビ番
組になったし、次のような書籍も刊行されています。
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 ◎『アポロは月に行ったのか/Dark Moon ─月の告発者たち』
    ──メアリー・ベネット/デヴィット・S・パーシー著
           五十嵐友子訳/雷韻出版刊/2002年
 ◎『人類の月面着陸は無かったろう論』
          ──副島隆彦著/徳間書店刊/2004年
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 続いて、ダン・ブラウンの小説『ダ・ヴィンチ・コード』(角
川書店)が2006年に映画化され、大ヒットします。この小説
は、陰謀史観をモチーフとしている作品です。
 実はEJでは、9・11疑惑、アポロ疑惑、秘密結社、ダ・ヴ
ィンチ・コードは、いずれもテーマとして取り上げ、論じていま
す。これらのほとんどはEJブログで再読できます。
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     ◎「9・11は自作自演か」
      EJ第 787号〜EJ第 809号
     2002年 1月12日〜 2月27日
     ◎「アポロは月に行ったのか」
      EJ第1390号〜EJ第1418号
     2004年 7月12日〜 8月20日
     ◎「秘密結社とは何か」
      EJ第1827号〜EJ第1882号
     2006年 5月 1日〜 7月21日
     ◎「ダ・ヴィンチ・コード」
      EJ第1883号〜EJ第1922号
     2006年 7月24日〜 9月15日
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 既に述べているように、EJのスタンスは、陰謀論を否定せず
受け入れますが、それが正しいかどうかについては徹底的に調査
してその真偽を確かめることにしています。少なくとも「常識で
はあり得ない」として、ろくに事実を調査もしないで、否定する
というスタンスはとらない方針で執筆しているつもりです。
 そもそも「常識」や「世論」というものが正しいとは限らない
からです。常識や世論はマスコミの報道などを基本ベースとして
構築されることが多いですが、マスコミの報道が真実を伝えると
は限らないのです。メディアは都合の悪いことは報道しないか、
抽象的にほかして報道するか、場合によってはわざと間違った情
報を流すことだって平気でやるからです。
 現在では、当局がいくら隠蔽しようとしても、ネットには本当
のことが出るのです。これを止めることはいかに権力者であって
もできないのです。そのため、故意に「ネットの情報は信頼性が
低い」という印象付けを行い、成功しているといえます。そのた
め、どんなにネットに真実が示されても表のメディアは一顧だに
しないという姿勢を貫いています。
 そういう表のメディアがこぞって政権寄りになっている現代は
陰謀論を頭ごなしに否定してはならないのです。なぜなら、権力
者は、自分たちに都合の悪い言説に対して、陰謀論者のレッテル
を貼って葬り去ろうとするからです。レッテルを貼られてしまう
と、誰もその人の言説を信用しなくなるので、都合よく真実を隠
すことができるからです。言論抹殺の手法なのです。陰謀論者の
レッテルを信用すると、権力者の思うつぼなのです。
 したがって、陰謀論をろくに調べもせず、頭から否定しないで
一応受け入れて、それが本当のことかどうかを徹底的に調査すべ
きであると思います。したがって、EJでは陰謀論のレッテルを
貼られるような出来事こそ、まとも取り上げて、その真偽を確か
める姿勢が必要であると思います。
            ──[現代は陰謀論の時代/001]

≪画像および関連情報≫
 ●陰謀論とは何か/ウィキペディィア
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   「陰謀論」という言葉が一般に認知され、盛んに用いられ
  るようになったのは比較的最近のことであり、いわゆる「新
  語」に分類される。広辞苑第五版には採用されていない。
   「陰謀論」とされるのは、一般に、強い権力をもつ者(も
  しくは複数の国家、警察、検察、あるいは大企業や多国籍企
  業など巨大資本、マスコミ、宗教団体、エリートなど)が一
  定の意図を持って一般人の見えないところで事象を操作し、
  または真実を衆目に触れないよう伏せている、とする主張や
  指摘である。操作する方法としては政治力や財力が主張され
  る。陰謀史観という言葉の定義について、海野弘は「身のま
  わりに不思議な出来事が起こる。もしかしたら、それは偶然
  ではなくて、なにかの陰謀、(彼らの)企みではないだろう
  か。このような考えを『陰謀史観』という」とし、また、現
  代史家の秦郁彦は「特定の個人ないし組織による秘密謀議で
  合意された筋書の通りに歴史は進行したし、進行するだろう
  と信じる見方」と定義している。
   陰謀論の中には宇宙人や地底人の陰謀によるものといった
  荒唐無稽なものもあるが、現実の社会について述べたものが
  社会に影響を与える場合もある。出自不明の怪文書が陰謀論
  を生んだ例があり、八戸事件は開国期の日朝関係に悪影響を
  与え、田中上奏文問題は国際連盟で中華民国が日本帝国を糾
  弾する根拠に利用され、シオン議定書はロシアやドイツにお
  けるホロコースト正当化の論理として利用されたとされる。
                   http://bit.ly/1mnP9jf
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『アポロは月に行ったのか?』.jpg
『アポロは月に行ったのか?』
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 現代は陰謀論の時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝読させていただいております。
初めてコメントさせていただきます。

私も、他の方々と同様に、あの911がきっかけで、世間で"陰謀論"と呼ばれているものに向き合うようになったクチです。
10年前の2006年、映画監督のアーロン・ルッソ氏が撮ったドキュメンタリー映画「アメリカ─自由からファシズムへ」と、インタビュー動画「ニコラス・ロックフェラー氏との会話」を、10年経った今こそ再検証するべき時なのではないか?と、最近、考えたりしています。
氏の話に初めて触れた時、FRB、911、NWO、マイクロチップなど、バラバラだった点が線でスーッと繋がっていく感じがすごくあったのですよね。
ただし、私も氏の話の内容を全部が全部信じているわけではなく、判断を保留にしている、というスタンスではあるんです。

長文を失礼いたしました。
Posted by レッドフィン at 2016年01月05日 18:15
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