める大きな事件は、報道されている通りのことが真実ではないこ
とが多いのです。EJでは前回のテーマ「STAP細胞事件」や
大勢の人が死亡している今回のマレーシア航空事件など、その種
の多くのテーマをこれまでに取り上げてきています。
ウクライナ問題について、元駐ウクライナ兼モルドバ大使であ
る馬渕睦夫氏は次のように述べています。
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ウクライナ情勢は「プーチンを陥れる情報戦」である。それ
を仕掛けているのは国際金融資本である。国際金融資本がこ
れまで何を行なってきて、ロシア経済において何が起こり、
プーチンが何をしてきたのかを知る必要がある。
──馬渕睦夫氏
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馬渕睦夫氏といえば『正論』(産経新聞社)2014年5月に
掲載された「『ウクライナ』で怯むな!対露外交を深化させる世
界的意義」という論文があります。この論文について、衆院法務
委員の西村真悟氏は自身のサイトで次のように論評しています。
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◎ウクライナ危機の本質は、ロシアの石油と天然ガスの天然資源
を誰が支配するかを巡るロシアと欧米との戦いだ。その上で、馬
渕氏と親しいウクライナの大学教授は、「今回のウクライナの騒
動は、マフィアとマフィアの争いだ」とシニカルに見ていた。ウ
クライナの政変は、「民主化運動」ではなく、民主化の衣を着た
「民族政権転覆活動」で、その背後にアメリカがいる。
◎今回のウクライナ危機が、ヤヌコビッチ大統領がEUとの連合
協定を拒否したことを切っ掛けに起こったことは確かであるが、
親欧米の大統領の時は、EUの方が、ウクライナの加盟に反対し
ていたのだ。EUの側がウクライナの加盟に反対していたという
事実は意図的に報道されない。西側の報道機関は、ヤヌコビッチ
大統領は、2010年の民主的な選挙で正当に大統領に選ばれた
大統領であることを、何故か報道しない。この民主的手続きで選
出された大統領を、欧米の支援のもとに暴力で転覆させたのが今
の暫定政権(当時)であることもあまり報道されない。
http://bit.ly/1RFMoWe
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馬渕睦夫氏は「プーチンを陥れる情報戦を仕掛けている国際金
融資本」という言葉を使っています。これは、高橋五郎氏のいう
「国際金融ビジネスマン」と同義語であり、ユースタス・マリン
ズの「寡頭勢力」にも通ずる言葉です。 http://bit.ly/1leJhYz
また、この馬渕睦夫氏は一連のウクライナでの動きの「その背
後にアメリカがいる」と発言していますが、ここでいうアメリカ
は、必ずしもわれわれのイメージしているアメリカではないので
す。正確にいうなら、アメリカを支配してきた勢力のことをいっ
ています。
ここでいう「アメリカの支配者」とは何でしょうか。
この「アメリカの支配者」について、既出のベンジャミン・フ
ルフォード氏は、きわめて興味深いことを述べています。
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日本のメディアは、ワシントンD.C.を単純にアメリカの「首
都」という扱いをしている。それが長い間、「真実」を隠してき
た。ワシントンD.C.の「D.C.」は「コロンビア特別区」と訳
される。表向きは連邦議会が管理するエリアとされる。しかし実
態は違う。イタリアにおけるバチカン市国と同じように、アメリ
カ国内に存在する「もうひとつの独立国家」なのだ。日本で言え
ば国会議事堂のある「永田町」が、千代田区でもなく、東京都で
もなく、日本国でもなく、「独立国家永田国」として独自の法律
で、運用されていると思えばよい。そのワシントンD.C.が「ア
メリカ合衆国」を支配している。より正確に言えば、ワシントン
D.C.を牛耳っている一部勢力が存在するのだ。
──ベンジャミン・フルフォード著/『崩壊するアメリカ
巻き込まれる日本/2016年、新世界体制確立』
KKベストセラーズ刊
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アメリカを支配している勢力といえば、かつては国際謀略の主
役といわれるCIA(アメリカ中央情報局)の存在があります。
旧ソ連にもKGB(ソ連国家保安委員会/現FSB)があり、国
際的な大事件のウラには、必ずといってよいほどこういったスパ
イたちが暗躍したものです。しかしベルリンの壁崩壊ではじまっ
たソ連解体で、国際謀略の主役が交代するのです。
CIAに変わって主役に躍り出たのは、巨大企業(メジャー)
なのです。その代表格が、ウォール街の国際金融資本のロスチャ
イルドや石油メジャーのロックフェラーです。そして、そういう
勢力の行動原理を決めていたのは、フリーメイソンなのです。
フリーメイソンは、フランス革命、アメリカ独立戦争、ロシア
革命、それに第一次世界大戦と第二次世界大戦を裏から画策して
きたといわれています。しかし、最近になって存在感を表してき
たのが、フリーメイソンの上位組織であるといわれる「イルミナ
ティ」です。
イルミナティといえば、2003年に一世を風靡したダン・ブ
ラウン『ダウィンチ・コード』があります。十字軍におけるテン
プル騎士団が見つけた「聖杯伝説」、キリスト教最大のタブーと
いわれる「マグダラのマリア」、秘密結社「シオン修道会」、そ
してレオナルド・ダ・ヴィンチが隠した多くのアナグラムなど。
そして、ダ・ヴィンチの暗号を解くと、「イルミナティ」という
謎の組織にたどり着くのです。
EJでは、2006年7月24日から9月15日まで40回に
わたって『ダウィンチ・コード』を取り上げています。(EJ第
1883号〜EJ第1922号)
──[航空機事故の謎を探る/052]
≪画像および関連情報≫
●安保に反対は中国だけである/馬渕睦夫氏
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◎中国経済社会はひどいことになっており、共産党政権は近
い将来必ず崩壊する。その時中国は排外主義になり、とりわ
け日本人を排撃する可能性が極めて高い。そのことは過去の
歴史から明らかだ。したがって日本は、安保法制を成立させ
ることが死活的に重要だ。
◎国際金融資本が動かしているアメリカは、独裁中国の共産
党を利用し尽くしてもはや利用価値なしと見限ったし、ロシ
アのプーチンを打倒してロシアの天然資源を市場化すると決
めた。しかし中国共産党もプーチンもバックダウンするつも
りは全くなく、アメリカの国際金融資本も対決を敢えて辞さ
ないので、このままでは戦争になる。
◎アメリカがプーチンを追い詰めると、プーチンは心ならず
も独裁中国に近づかざるを得なくなるが、そうなったら日米
と中ロの戦争になる。そうならないように安倍総理がロシア
とアメリカを説得して、ロシアと独裁中国がくっつかないよ
うにする必要がある。それが結局アメリカの利益にもなる。
ロシアと日本とアメリカが一緒になってシベリア開発をしよ
うと言うくらいの提案をすべきだ。
◎プーチンはロシアの伝統と市場経済化を両立させる必要が
あり、それには日本に教えを乞うしかないと分かっている。
エリツィンの時にアメリカに教えを乞うたが、国際金融資本
とロシア国内の財閥が手を握ってロシアの天然資源を売り飛
ばそうとしたので、アメリカには懲りている。日本はそんな
ことはしないとプーチンは知っている。
http://bit.ly/1IGmeAG
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プーチンロシア大統領


