2015年12月08日

●「事件の真相を隠蔽する西側関係国」(EJ第4174号)

 MH17便撃墜事件では、関連する西側各国の態度はいずれも
少しおかしいのです。マレーシア、ウクライナ、オランダ、米国
などがそうです。
 MH17便の撃墜から一週間後の2014年7月23日のこと
です。オランダのヒルフェルムス市の市長がとんでもない発言を
して謝罪に追い込まれています。オランダ在住のロシアのプーチ
ン首相の娘であるマリア・プーチン氏に対し、「オランダから出
て行けといいたい」と発言したのです。市長はこの発言に対し、
謝罪しましたが、その思いを次のように述べています。
─────────────────────────────
 多くのオランダ人が感じている抑えようのない感情から発言
 してしまった。          http://bit.ly/1rBblq3
─────────────────────────────
 はっきりしていることは、この市長が、いやオランダ市民の多
くが、MH17便を撃墜したのはロシアに決まっていると思って
いることです。しかし、これまで検証してきているように、MH
17便を撃墜したのはロシアではなく、むしろウクライナ軍であ
る疑いが濃厚です。おそらくオランダのメディアは、ロシア犯人
説を流しているものと思われます。
 それでいて、オランダはMH17便のブラックボックスを親ロ
シア派が受け取って解析しているが、なぜかその公開を拒否して
いるのです。もし、ブラックボックスの解析によって、ロシアが
犯人であるという証拠が得られたのであれば、公開を拒否する理
由はないはずです。そのことについて、グローバル・リサーチ・
カナダのサイトは次のように伝えています。
─────────────────────────────
 ウクライナで7月17日にマレーシア航空MH17便が撃墜さ
れ、搭乗していた298人全員が死亡したことについて、主流メ
ディアが語らなくなっていることは注目されるべきことだ。
 当時、証拠もないままアメリカとNATO高官らは即座にロシ
アと親ロシア派ウクライナ反政府勢力がこの航空機撃墜をしたと
非難した。この嫌疑をヨーロッパ連合はロシアに対する経済制裁
を実施するよう利用した。
 アムステルダムから出発しウクライナで墜落したこの便に対す
る調査の最初の実際に判明した事柄についての予備報告書が一週
間以内に発表されると、オランダ安全理事会は8月11日発表し
た。オランダは墜落した航空機のブラックボックスあるいはフラ
イト・データの保管をしている。
 8月25日付けでオランダ政府はこの記録の公開を拒絶してい
る。これは当然にウクライナのキエフ当局が墜落の下手人である
との疑惑をたちまち浮上させた。キエフ当局がなぜブク地対空ミ
サイルシステムを、航空機を持たない反政府勢力が存在する現場
付近に設置したのか、なぜマレーシア航空機はキエフ当局によっ
て数百マイルもコースを逸れて戦闘領域に入ることになったのか
またなぜ航空機の航空管制データとレーダー・データが未だに公
開されないのか、という疑惑が持ち上がっていた。
                   http://bit.ly/1PLpm0K
─────────────────────────────
 2014年9月9日になって、オランダ安全委員会は、実に意
味不明の報告をしています。この報告書では、MH17便の崩壊
を引き起こしたものについて、次のように述べています。
─────────────────────────────
 多数の高エネルギー物体」が飛行機の崩壊を引き起こしたと考
えられるが、その物体が何であるかは特定されていない。
   ──マレーシア機撃墜の第1報告書/オランダ安全委員会
─────────────────────────────
 これでは何をいっているのか不明です。その物体の性質やどこ
からきたものかについては調査していないとし、その理由につい
て、ウクライナ政府と親ロシア派勢力分離主義者勢力のあいだの
紛争のなか、安全が保証されていないため、調査員が墜落現場に
行くことができなかったと述べています。これについては既に述
べているように、多少の危険はあるものの、MH17便墜落現場
には一般人でも立ち入っているのです。オランダの調査団は最初
から調べる気持など全然ないのです。
 もっと不思議なのは、マレーシア航空の対応です。そもそもマ
レーシア航空は、なぜウクライナと親ロシア派が戦闘を繰り広げ
ている危険な戦闘地域の上空を飛んだのでしょうか。
 もっと驚くべきことは、MH17便撃墜の後、すべての航空会
社がウクライナ上空の飛行を取りやめるなか、マレーシア航空は
シリアの上空を飛んでいるのです。シリアの上空の飛行は禁止さ
れているわけではないが、きわめて危険であると、国際民間航空
機関(ICAO)は警告を発しています。これについて、ニュー
ズ・ウィークのサイトは次のように述べています。
─────────────────────────────
 乗客乗員298人を乗せたマレーシア航空17便が、ウクライ
ナ東部で地対空ミサイルによって撃墜されたのは先週の17日。
その後他のすべての航空会社と同様に、マレーシア航空もウクラ
イナ上空の飛行は回避している。
 ウクライナ上空はアジア各地の拠点空港とヨーロッパを結ぶ最
短ルートだが、各航空会社は安全確保のために回避せざるを得な
いのが現状だ。しかしウクライナ東部と同様、迂回ルートにも危
険が潜んでいる可能性はある。マレーシア航空は事故からわずか
3日後の20日、クアラルンプール発ロンドン行きの4便を、内
戦が続くシリア上空に飛行させ、再び批判にさらされている。
                   http://bit.ly/1tf6UBJ
─────────────────────────────
 2つのマレーシア航空の事故は、何かがきわめておかしいとい
えます。マレーシア航空は、これほどの事故を起こしておきなが
ら、今度はシリアの上空に旅客機を飛行させるというのは、明ら
かに異常です。    ──[航空機事故の謎を探る/049]

≪画像および関連情報≫
 ●なぜ、MH17便は危険な上空を飛んだのか
  ───────────────────────────
   なぜマレーシア航空機は、あえて戦場であるウクライナ東
  部の上空9000メートルを飛んでいたのか。素人目に考え
  てもちょっと迂回することはできなかったのか。オランダの
  アムステルダムから東南アジアのマレーシアを目指す最短距
  離はといえば、確かにウクライナ上空を通過するのが最短の
  飛行ルートだということは間違いありません。3月に370
  便の謎の失踪事件を起こして以来、経済的にも窮地に追い込
  まれている貧しい航空会社としては、燃料の節約のために少
  しでも短い飛行距離を選んだ。というのはよくわかります。
   またB777型機のような大型旅客機が航行する飛行高度
  は1万メートルと高く、一般的に言って地上戦で用いられる
  ロケット砲やミサイルの射程距離から離れています。このこ
  とから地上戦の影響を受けることはないだろう、ミサイルな
  どの流れ弾があたる確率は概ね低いだろう、と判断したこと
  も十分考えられます。その判断そのものは航空業界の常識か
  ら言っても妥当なものだったと僕は考えています。
   しかし現実にマレーシア航空機は撃墜された。これはいっ
  たい何を意味しているのでしょうか?不運が重なったという
  ことも言えるでしょう。また武装集団の行為が常軌を逸した
  テロ行為だったというのは言うまでもありません。だからと
  いって単なる偶然と言えるのでしょうか?
                   http://bit.ly/1NBNFHu
  ───────────────────────────

マリア・プーチン氏.jpg
マリア・プーチン氏
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 航空機事故の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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