2015年12月02日

●「本当にロシアが撃墜の犯人なのか」(EJ第4170号)

 マレーシア航空17便撃墜事件の犯人は誰か──この問題を追
及して行くと、犯人と目されているロシアよりも、ウクライナの
不自然さが浮かび上がってきます。
 ウクライナ保安庁側からいきなり出てきたのは、傍受したとい
う電話の記録です。親ロシア派とロシア軍関係者の会話とみられ
ます。会話には2つありますが、それぞれ2つのサイトに出てい
るので、そのすべてを示します。
─────────────────────────────
 ≪会話記録@≫
 親露派メンバー:飛行機を撃ち落とした。エナキエボの辺りに
         落ちた。
 ロシア軍関係者:パイロットはどこにいる?
 親露派メンバー:捜索を出して飛行機の写真を撮った。柱のよ
         うな煙が見える。
 ロシア軍関係者:何分前だ?
 親露派メンバー:約30分前だ。   http://bit.ly/1lnJb0N
 ≪会話記録A≫
 親露派兵士/1:飛行機が空中でばらばらになった。地上に民
         間機の破片が落ちている。
 親露派兵士/2:武器は?
 親露派兵士/1:そういったものはない。死体の海だ。女性や
         子どもも。今、コサックたちが調べている。
         テレビではウクライナの輸送機AN26だと
         言っている。だが、マレーシア航空と書いて
         ある。
 親露派兵士/2:この飛行機はウクライナ領土で何をしていた
         んだ?
 親露派兵士/1:スパイを運んでいたということだろう。分か
         らないが・・。ここでは戦争が行われている
         んだ。       http://bit.ly/1TeE8uz
─────────────────────────────
 これらの会話記録には数々の疑問があります。「会話記録@」
についての疑問は、飛行機の墜落のことを話題にしていますが、
「マレーシア機を撃墜した」とは一言もいっていないことです。
この戦場では多くの飛行機が墜されており、どの飛行機を指して
いるかは不明です。
 「会話記録A」については、「マレーシア航空」という言葉が
出てくるので、MH17便のことを指していることはわかります
が、墜落の原因、すなわち親ロシア派が撃墜したとは一言もいっ
ていません。
 以上から、これら2つの会話は複数の会話を繋いで事前に編集
したとみられるものであり、MH17便の墜落のことを会話して
いるよう作っています。つまり、この会話記録は“造りもの”で
あり、事前に作成されたものと考えられます。
 そうであるならば、撃墜事件の起きた翌日の7月18日にその
音声記録を発表できて当然です。そうであるとすると、ウクライ
ナ側はMH17便撃墜事故が起きることを事前に知っていたこと
になります。これはどういうことでしょうか。
 これに関して、ロシアの国営テレビは、ロシアの専門家の分析
の結果として次のように報道しています。
─────────────────────────────
 この会話記録は捏造されている。これは、複数の会話の音源
 を組み合わせている。    ──ロシアの国営テレビ報道
─────────────────────────────
 さらにウクライナ政府は、19日に、親ロシア派勢力が墜落さ
れたマレーシア機の残骸や遺体を持ち出していると発表し、証拠
隠滅、調査の妨害であると非難したのです。まさに矢継ぎ早やの
親ロシア派非難の連続攻撃です。世界のメディアは、これをほぼ
そのままのかたちで流したので、ロシアのイメージは一挙に悪化
してしまうのです。
 7月21日に国連安全保障委員会は、マレーシア航空機撃墜を
非難する決議を全会一致で採択しています。この決議にはロシア
は賛成しています。そして、国連として徹底的な国際調査を実施
することを決めています。しかし、この国際調査団はなかなか現
場に立ち入って、調査を行おうとはしていないのです。
 そして世界は、メディア報道によって、それは墜落現場を支配
する親ロシア派が調査の邪魔をしているように思っていますが、
実際はそれとはかなり事情は異なるのです。
 これに関して、岩上安見氏が主宰するブログでは、次のように
述べています。
─────────────────────────────
 だが、その後しばらくの間、事故調査団が現場に到着すること
はなかった。親露派が現場を荒らしている、という非難がほうぼ
うから投げかけられたが、他方、その親露派のリーダーが事故現
場の調査を行ってくれ、と言っており、現にマレーシアのナジブ
首相が墜落現場の遺体・遺留品の捜索に関してボロダイ氏と22
日には合意しているのだが、この事実はほとんど報じられること
がなかった。
 そして、肝心の国際調査団は、なぜか現地入りを躊躇したので
ある。結局、親ロシア派勢力が回収したブラックボックスはマレ
ーシア政府に引き渡され、23日にイギリスに到着した。イギリ
ス政府の航空事故調査部門がデータの取り出しと解析を行ってい
る。──【岩上安見のニュースのトリセツ】
   「IWJウィクリー66号」より http://bit.ly/1TeE8uz
─────────────────────────────
 ウクライナのバックには米国がついており、ロシア犯人説を強
調していますが、冷静に分析すると、ロシアよりもむしろウクラ
イナの方のやっていることの方が、多くの疑問や矛盾があるので
す。MH17便を撃墜したのは、本当にロシアの仕業なのでしょ
うか。        ──[航空機事故の謎を探る/045]

≪画像および関連情報≫
 ●マレーシア航空撃墜事件の新犯人
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   9・11の同時多発テロだって、見事にアメリカは自作自
  演で、世界の目を欺こうとした。こういう過去を知っていれ
  ば、ウクライナ&アメリカがせっせとロシア側の犯行の“証
  拠”だと挙げてきては、オバマ大統領が眉をしかめてロシア
  を非難するさまは、「ああ、またか」でしかない。
   ロシアはそういう宣伝が上手ではない。だから今もマレー
  シア航空事件では宣伝が後手にまわっている。事件を発表し
  たウクライナのポロシェンコ大統領の目は泳いでいた。ウソ
  だとわかっていたから、そのやましさが、当人の良心を揺さ
  ぶったのだろう。まだ大統領になって日が浅く、しかも傀儡
  であるから演技が下手なのである。
   世界中のマスゴミがこぞって「怪しいのは親露派だ」と言
  い出したということこそ、本当は動かぬ証拠であって、事件
  の仕掛けはアメリカだと強烈に匂うのだ。
   だが、プーチンもしたたかだから、そういうアメリカの陰
  謀に加担している可能性もないではあるまい。第二次世界大
  戦は全部八百長だったのだ。要するに戦争を起こしてカネを
  儲けられれば、人の命なんかどうでもいいとする連中なのだ
  から。              http://bit.ly/1lnJb0N
  ───────────────────────────

米人工衛星の撮影したMH17便の残骸.jpg
米人工衛星の撮影したMH17便の残骸
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 航空機事故の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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