2015年11月16日

●「電話のなかったマクドナルド議員」(EJ第4159号)

 現在EJでは、32年前の大韓航空機撃墜事件を振りかえって
います。しかし、あくまで今回のメインテーマは、2014年に
相次いで起こった2回のマレーシア航空事故の謎解きです。しか
し、この事故の原点が大韓航空機撃墜事件にあると考えているの
で、それを探っているところです。
 状況を整理します。1983年9月1日に韓国のソウルで米韓
防衛条約30周年記念会議が開催され、多くの米国議員が出席し
ています。その会議に出席するには、次の2つの便が便利だった
のです。
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  1.ニューヨーク発/アンカレッジ経由KAL007便
  2.ロサンゼルス発/アンカレッジ経由KAL015便
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 両機のソウル到着時間は、KAL007便がKAL015便よ
りも27分早く着き、給油地のアンカレッジでは両機が相次いで
駐機しているのです。そのため、アンカレッジのトランジェット
・ラウンジでは両機の乗客は一緒になり、ひとときを過ごしてい
るのです。
 しかし、ニクソン元大統領をはじめ、ジェシー・ヘルムズ議員
やスティーブン・シムズ上院議員らには“秘密の電話”があり、
007便搭乗の予定を015便に乗り換えて、九死に一生を得て
います。ところが、この“秘密の電話”がかかってこなかった米
国議員が一人いるのです。ラリー・P・マクドナルド下院議員が
その人です。彼にはなぜ電話がなかったのでしょうか。
 ラリー・P・マクドナルド下院議員とは、どういう議員だった
のでしょうか。
 マクドナルド下院議員は、徹底した反共主義者として有名であ
り、ともに強い反共主義として知られる時のレーガン大統領と意
見の違いはないように思えます。ただ、米国大統領よりもっと上
の存在が、マクドナルド議員を危険な存在として認識していたフ
シはあるのです。この「米国大統領よりもっと上の存在」につい
ては改めて述べます。
 既出の高橋五郎氏によると、マクドナルド議員が危険な存在と
された理由の一つとして、事件の前年の1982年1月27日の
議会演説にあるとしています。彼は、この演説で「米国の国連脱
退」を強く訴えていたのです。
 これまで国連憲章に反対票を投じた米国の議員は2人しかいな
いのです。1人はランガー上院議員、もう一人がマクドナルド議
員なのです。マクドナルド議員は次のように発言しています。
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 国際連合は35年にわたり、そのほとんどを合衆国の納税者の
負担によって、途方もない陰謀に、ほしいままにふけってきまし
た。その陰謀とは、わが共和国をソ連および共産系第三世界に支
配される世界政府の奴隷となさんとする陰謀です。このようにさ
んざん陰謀をほしいままにされて、責任ある役人も心ある市民も
ますます大勢が手を引きたいと思っているのであります・・・。
    ──1982年1月27日/議会議事録・発言補遺より
─────────────────────────────
 国際連合について、一番ノーテンキな国はおそらく日本でしょ
う。多くの日本人は、国連は国際問題を解決し、平和維持のため
の機関と考えています。しかし、米国では、国連からの脱退を訴
える人は少なくないのです。
 2003年6月のことです。ニューヨーク市に住む有名な映画
スターのジェリー・ルイス氏は、FOXテレビに出演し、次の発
言を行っています。
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 国連をなくせば世界のトラブルはずっと減る。世界各国から代
表がここニューヨークにきて、外交特権をよいことに違法駐車を
して、劇場でショーを見て、高級ホテルに住む。ボスニアで虐殺
が起きても、インドとパキスタンが核爆弾を破裂させても、彼ら
は何もしない。国連の連中は、自分の存在の正当性のためにトラ
ブルを絶やさないようにする。いつも他人のカネを使う活動とい
うのはジョークだ。国連なんて不要だと、私は20前から思って
いた。      ──古森義久著『国連幻想』/産経新聞社刊
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 この発言はきわめて激しい国連批判といえます。国際間のトラ
ブルをなくすため、解決するために国連は存在するので、国際間
のトラブルがなくなるとその存在価値を問われる。したがって、
あえて多くのトラブルを作り出して存在を維持しようとしている
というのです。
 現在の国連ビルが存在するニューヨークの一等地の広大な敷地
は、実は国際金融財閥のロックフェラー家が無償で寄付したもの
なのです。しかし、「タダより高いものはない」といいます。こ
れは、ロックフェラー家の周到な考え方に基づくひとつの事業な
のです。マクドナルド議員は、この国連に真正面から反対し、議
会で発言しています。したがって、ロックフェラーを中心とする
米国政府を超える存在は、マクドナルド議員を危険な存在とみな
したのです。
 ここにひとつのヒントがあります。ある人物や団体を合法的に
抹殺するために、飛行機事故はひとつの有力な手段であるという
ことです。その団体をまとめて一つの飛行機に乗せることに成功
すると、その飛行機を何らかの方法で墜落させれば、その団体ご
と抹殺することができます。
 もちろん関係のない乗客乗員を巻き込みますが、その存在があ
るからこそ「事故では仕方がない」と思わせることができるので
す。撃墜されたウクライナ航空17便には、国際エイズ会議に出
席するため、100名以上の関係者が同機に搭乗していたといわ
れています。米韓安保会議と国際エイズ会議──このあたりも大
韓航空機の撃墜事件のケースときわめて類似点が多いのです。
           ──[航空機事故の謎を探る/034]

≪画像および関連情報≫
 ●米国の陰の政府/ロックフェラー
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   「人民の、人民による、人民のための政治」――米国の建
  国の精神であり、現在米国はそれを世界中に輸出していると
  いっていますが、ジョセフソンは米国の実体はそのようなも
  のではなく、次のようなものであるといっているのです。
  ───────────────────────────
   米国の実体は少数の支配家系による強固な独裁政治である
  ───────────────────────────
   つまり今までの米国の大統領の大部分が血脈上つながって
  おり、東部エスタブリッシュメントを形成しているのです。
  血脈がつながっていれば一族のようなものであり、一体とな
  って支えることによって米国を支配できるのです。
   しかし、米国国土の中西部や西部、南部が開拓されるにつ
  れて血脈がつながっていない者もホワイトハウスの主になる
  者も出てくることになります。例えば、ニクソンやレーガン
  は西部、カーターやクリントンは南部の出身であり、血脈は
  つながっていないのです。
   こういう場合は、勝手なことをさせないように、政権にス
  タッフを送り込み、国家運営の実権を握ってしまうのです。
  このことはカーター政権やクリントン政権のケースでも分析
  した通りです。もし、彼らが勝手なことをしようとすると、
  間違いなく失脚させられるか、命を奪われることもあるので
  す。   ──2006年5月16日付、EJ第1835号
                   http://bit.ly/1MeRCo0
  ───────────────────────────

国連ビル.jpg
国連ビル
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 航空機事故の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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