2015年09月30日

●「陰謀論はその扱い方しだいである」(EJ第4128号)

 本題に入る前に、陰謀論の話をもう少し考えることにしたいと
思います。民主党菅政権のときの2011年7月11日の国会に
おいて、陰謀論を人々がどう受け取るかについての象徴的なやり
取りがあったのをご存知でしょうか。
 当時みんなの党の柿沢未途衆院議員(現維新の党)が、自民党
を離党して復興担当政務官に任命された浜田和幸参院議員(現次
世代の党)の資質について追及したのです。
 柿沢氏は、浜田氏が国際政治学者だった頃に書いた論文におい
て、米国が「地震兵器」によってスマトラ沖の津波を起こした可
能性について書いていることを指摘し、そのような人物が国際的
な援助の受け入れという大事な仕事を本当にできるのかと問い詰
めたのです。
 「地震兵器」──この言葉だけで、ほとんどの人は「トンデモ
話」として引いてしまうと思います。これが常識です。まして米
国がそのような兵器を使って、地震を起こすなんてあり得ないと
誰でもそう思うでしょう。
 この柿沢議員の追及に関して、浜田議員は次のように堂々と持
論を展開したのです。
─────────────────────────────
 地震兵器とか自然改変装置というのは別にアメリカだけではな
くて、旧ソ連も今のロシアも中国も多くの国々がですね、研究開
発に余念なく取り組んできた事実があります。でしかも、地震あ
るいは津波を人工的に起こすということは、実は技術的には十分
可能だと言われているのは国際政治軍事上においては常識化され
ているわけであります。そういった意味で、スマトラ沖の問題に
してもそういう可能性がある、ということを十分踏まえたうえで
世界の国際政治の現実、ということを捉える必要があるというの
が私の基本的な考え方であります。       ──田中聡著
           『陰謀論の正体』/幻冬舎新書/347
                   http://bit.ly/1WsF9l8
─────────────────────────────
 この論争で柿沢議員に勝ち目はないと思います。浜田和幸氏は
政治家としては新人ですが、国際政治学者としては、ジョージ・
ワシントン大学大学院で政治学博士号を取得し、1987年から
戦略国際問題研究所主任研究員、1995年からはアメリカ連邦
議会調査局経済部コンサルタントを務めるなど、かなり名前が売
れており、多くの著作があります。
 1997年には国際未来科学研究所を設立し、国際情勢や技術
と社会の未来予測に関する著書を多数発表しています。私は以前
から浜田氏のこれらの著作を参照して「オバマの正体とは何か」
など、アメリカに関するテーマでEJを書いています。私はそん
な浜田氏がなぜ政治家になったのかわからないでいます。
 人工的に地震が起こせるのか、そしてそれを利用した地震兵器
なるものが存在するのか否か──まさか存在するとは思えません
が、そうかといって簡単には否定できないのです。地震兵器の存
在を否定しているのは「常識」でしかないからです。
 それでは、なぜスマトラ沖で地震を起こしたのかということに
ついて、浜田氏は次のように述べています。
─────────────────────────────
 スマトラ島北部はインドネシア独立を求めるイスラム過激派の
拠点であり、ウサマ・ビンラディンの潜伏先の一つに数えられる
ため、地震兵器が使用されたのではないか。地震発生と同時に、
アメリカ軍はイスラム過激派の拠点アチェを制圧できた。東ティ
モールの独立運動も一掃された。インドネシアにとっても、アメ
リカの石油資本(テロ対策に手を焼いていた)にとっても敵が消
えた。         ──『新潮45』/2005年3月号
                 ──田中聡著の前掲書より
─────────────────────────────
 陰謀論者が提示する論拠はすべて状況証拠に過ぎないのですが
結果を見て、その原因となった出来事が、その結果を導くために
仕組まれたものと説くのは陰謀論の定石である──『陰謀論の正
体』の著者、田中聡氏はこのように述べています。さらに田中氏
は「陰謀論是か非か」について次のように述べていますが、これ
は陰謀論の本質を衝いていると思います。
─────────────────────────────
 極論すれば、(「陰謀論是か非か」の論争は)知り得ないもの
のことを、それぞれの世界観に立って主張し合っているにすぎな
いということになる。一方は「常識」であり、もう一方は「非常
識」である。           ──田中聡著の前掲書より
─────────────────────────────
 しかし、そういう本質を見抜いたうえで、陰謀論とされる著作
を読むと、今まで見えなかったウラの諸事情が見えてくることが
多いのです。もともと情報の少ない行方不明の航空機事故のウラ
事情などは、このような著作から見えてくるものです。
 2011年3月11日の東日本大震災の初期データを並べると
次のようになります。なんと、正確に20分ごとに地震と津波が
起きているのです。まるで、誰かが20分ごとに地震と津波の大
きさを調節しているようです。
─────────────────────────────
    14時46分/M9・0の地震と津波第1波
    15時06分/M7・0の地震と津波第2波
    15時26分/M7・2の地震と津波第3波
    15時46分/M5・7の地震と津波第4波
─────────────────────────────
 陰謀論者はこれをもって「人工地震」の証拠であるといいます
が、常識派の人たちはどう考えるでしょうか。それとも偶然の一
致であると考えますか。データは間違っていないのです。
 明日からのEJでは、あくまで常識論に立って、行方不明のマ
レーシア370便について考えていきます。
           ── [航空機事故の謎を探る/003]

≪画像および関連情報≫
 ●浜田和幸参院議員が地震兵器が存在するのは、常識と発言!
  ───────────────────────────
   復興担当の総務政務官に就任(当時)し、自民党を除名さ
  れた浜田和幸参院議員が、2011年7月11日の衆院東日
  本大震災復興特別委員会で、就任前の被災地訪問は「一度も
  ありません」と答弁した。その上で「東北地方には数多くの
  友人、知人がいるし、さまざまな情報を得ていた」と釈明、
  「国際社会から寄せられているがれき処理の支援などと現地
  のニーズをマッチングさせるのが私の使命だ」と述べた。
   質問したみんなの党の柿沢未途氏は、浜田氏が論文などで
  「人工的に地震や津波など自然災害を引き起こす環境・気象
  兵器を米国が敵対国に使用した可能性がある」としている点
  を取り上げ、復興に関する国際協力を得る政府の担当者に不
  適格だと指摘した。
   これに対し浜田氏は「地震や津波を人工的に起こすのは技
  術的に可能で、国際政治、軍事上で常識化されている」と持
  論を改めて展開。同時に「だからといって、米政府などが、
  日本のために援助をしないことはない」とも述べた。
   この浜田和幸参院議員は、数ある国会議員が恐ろしくて、
  口にすることが出来なかった人工地震兵器について衆院東日
  本大震災復興特別委員会で発言したことの意義は大きい!こ
  の一言だけで、浜田和幸参院議員が誕生したことの成果はあ
  ります!             http://bit.ly/1O4IAgp
  ───────────────────────────

地震兵器をめぐる国会での論争.jpg
地震兵器をめぐる国会での論争
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 航空機事故の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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