テーマ「STAP細胞事件」は来週25日で終了します。書くべ
きことはすべて書いたし、STAP細胞はそれが出現しては困る
勢力によって抹殺されたことが明らかになったからです。
なぜ、STAP細胞は抹殺されなければならなかったのでしょ
うか。これまで述べてきたことをまとめると、次の3つになると
思います。
─────────────────────────────
1.STAP細胞の研究を進めると、従来の生物学や医学の
常識をことごとく覆すことになり兼ねない。
2.STAP細胞はがんの治療に革命的効果をもたらすが、
それは既得利権をすべて破壊する力を持つ。
3.STAP細胞の研究を認めると、iPS細胞は影が薄く
なり、その世界的利権を失う可能性が高い。
─────────────────────────────
STAP論文そのものは、論文としては未熟であることは確か
です。そのため、STAP論文はそこから攻め崩されたのです。
潰す方としては、それが一番簡単だからです。
しかし、重要なのは論文のできではなく、論文の中身です。当
初、理研が本人によるSTAP細胞の追試を渋ったのは、それを
やらせると、それが論文の正当性を認めることになり兼ねないか
らです。小保方氏は自身の会見で「公開でやってもよい」ともと
れる発言をしています。もし、本人が公開で実験し、STAP細
胞が本当にできたら、誰も否定できなくなります。
それと生物学界や医学界が恐れたのは、STAP細胞の研究を
認めると、必ず千島学説が出てくることです。千島喜久男博士は
多くの論文を書いていますが、千島論文のできはSTAP論文と
違ってほぼ完璧であり、どんな学者もそれを否定できなかったと
いいます。九州大学が学位論文として提出された千島学説を10
年間も店晒しにしたのは、論文の訴えていることが核心を衝いて
いることと、論文そのものがきわめてよくできていたからです。
そのため、もし千島学説が登場すると、それは従来の生物学や
医学の常識をことごとく覆すことにつながる恐れがあるのです。
したがって、潰しやすいSTAP論文の段階でを集中的に潰した
のです。これが「1」です。
小保方氏は、2014年1月28日のSTAP細胞の記者会見
で、しめくくりとしてこう述べています。
─────────────────────────────
従来想定できなかったような新規の医療技術の開発に貢献でき
ると思っています。例えば、これまでだと生体外で組織をつくり
移植するという方法が考えられておりますが、生体内での臓器再
生能の獲得が将来的に可能になるかもしれないし、がんの抑制技
術にも結びつくかもしれない。一度分化した細胞が赤ちゃん細胞
のように若返ることを示しており、夢の若返りも目指していける
のではないかと考えております。 ──小保方晴子氏
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
─────────────────────────────
既に指摘しているように、現代医療は単なる「老化」を病気と
して認定し、莫大な医療費を収奪しています。小保方氏は、ST
AP細胞によって「夢の若返りも目指していける」といっていま
す。これが製薬業界を含む医療側としては、どれほど脅威か計り
知れないものがあると思います。
さらに小保方氏は、「がんの抑制技術」にも言及しています。
このインパクトはメガトン級です。医療側が小保方氏に対して恐
怖を抱いたとしても不思議ではないのです。なぜなら、現代医療
で一番儲かるのは、がん治療であるからです。STAP細胞はそ
れを根こそぎ変えるパワーを持っています。がん治療には、次の
3大療法があります。
─────────────────────────────
1. 手術
2. 抗がん剤
3.放射線治療
─────────────────────────────
岡山大学のインターンが付属病院の医療統計を調べたところ、
80%がこの3大療法で死亡していることがわかったのです。そ
こで、これを論文に書いたところ、それは握り潰されてしまった
という話があります。
年間のがん利権はどのくらいかご存知ですか。15兆円です。
国防費の3倍です。しかも、年々増える傾向にあります。抗がん
剤にいたっては0・1グラムが7万円もするのです。それで治る
のでしょうか。治らないのです。巻末の「画像および関連情報」
の立花隆氏の記事を読んでください。国(厚労省)、製薬会社、
マスコミが組んで何かわるだくみをやっているのです。
「世界の真実の姿を求めて」というサイトに次のような記事が
出ていたので、ご紹介します。
─────────────────────────────
厚生労働省にガンの専門技官て(いうのが)いるんです。技官
ていうのは医師免許持ってるんです。要するにプロ中のプロです
よ、日本の厚生行政の。そこに聞いたんですよ。「ズバリ聞きま
す。抗がん剤はガン治せるんですか?」。そしたら、「お答えし
ます。抗がん剤がガン治せないのは常識ですよ」って、はっきり
言った。 http://bit.ly/1O8uc6y
─────────────────────────────
既得権団体はがん利権は絶対に離さないでしょう。彼らにとっ
て、死活問題になるからです。しかし、STAP細胞が実用化さ
れると、がんの治療法自体が変化する可能性があります。実際に
千島学説によって、がんの治療法を変えている医師も出てきてい
るからです。これが「2」です。「3」については、明日のEJ
で述べます。 ── [STAP細胞事件/095]
≪画像および関連情報≫
●『がん/生と死の謎に挑む』/立花隆著
───────────────────────────
僕自身(立花隆)ががんになって癌関係のシンポジウムに
招かれたときのことです。それは朝日新聞の主催で開かれた
一般市民向けの大きなシンポジウムだった。僕以外の演者は
すべて、大学や大学病院のそうそうたる名医ばかりが集まっ
ていた。昼休みだったとき、控え室でみなが雑談的にいろん
な話をしていた。いつの間にか話題が抗癌剤の事になってい
た。抗癌剤がどれほど効かないかの話を一人がしだすと、皆
が具体的な抗癌剤の名前をあげて、次から次にそれがどれほ
ど効かないかを争うかのように、話し始めました。
「結局、抗癌剤で治る癌なんて、実際にはありゃせんので
すよ」と議論をまとめるように大御所の先生が言い出すと、
皆そのとおりだという表情でうなずきました。僕はそれまで
効く抗癌剤が少しでもあるのではと思っていましたが。それ
じゃ「患者よがんと闘うな」の著者の近藤誠さんの言ってい
たことが正しかったと言う事になるじゃありませんか?」と
問うと、大御所の先生はあっさりと「そうですよ、そんなこ
とみんな知ってますよ」と言いました。私(立花隆)が近藤
理論が基本的に正しいのだと、認識が大きく変わったのは、
あの瞬間でした。 ──立花隆著/NHKスペシャル取材班
『がん/生と死の謎に挑む』/文藝春秋刊
http://bit.ly/1O8uc6y
───────────────────────────
STAP細胞の発表会での小保方 晴子博士
抗癌剤はガン細胞とその周辺の正常細胞を叩いているだけで、ガンを治しているわけではありません。いわば外科手術の代用をしているだけです。
ガン細胞を除いたからといってガンになる生活環境を変えたことにはならないので、あくまで対処療法にすぎませんし、常識です。
STAP細胞は捏造ですし、実験データに不備がありすぎるのでパクリと同じです。
近藤理論は臨床データからでた結論で正しいですが、あくまで臨床レベルの話で、細胞論や分子論レベルではまだ未知な点が多く、未解決です。
近藤氏はガン幹細胞を臨床データから支持していますが、あくまで仮説です。
こういう細かな点を見逃すと話が混乱するだけですし、陰謀論という点でも調査不足で議論が粗末です。陰謀論の線なら研究費がどこからでていたのかを調査しないと意味がないです。
ところが、「STAP細胞はあるのか」というまったく本来の議論のポイント以外の論点に、程度の低いマスコミや、それ以外の政治的ともいえる圧力のせいで、すり替えられて、出版したNatureの科学論文の正当性の評価であるべきものが、ねじ曲げられた。
このため、ストレートな論文評価を躊躇した最初の理研の調査委員会は解散され新たな外部委員による委員会が再編された。
審査されるべきは、繰り返すが、「STAP細胞がある」かどうかは、本来のこのときの審査すべきことは論文の科学的正当性だけであった。
もし、あなたが主張することが事実であったとしたら、世界が追試をして、新たな科学的評価に見合った形で新たな論文として出版されるべきである。
ご本人が、「STAP細胞はあり増す」と言ったところで、その科学的素養も訓練も極めて未熟であることが、早稲田大学での博士論文の不斉引用により博士号取り消しとして、暴かれてしまいました。
本来的に、大学での科学研究を行う素養と訓練そして従うべき科学倫理について、まともな教育を受けられなかったことが不幸のはじまりであることが明確です。でも博士号の指導審査をした教員の責任はほとんど曖昧にされました。日本の高等教育の問題の一端があぶり出された。
共同研究者のハーバード大のバカンティー教授は、ネズミの背中にゴムの耳を移植した再生医療で有名にだったけれど、とっくにその職を実質的に失っている。
科学的実験事実は決してひとつだけの論文で完成し、直線的に進むものではない。反対意見を乗り越えてきたものだけが、生き延びる。多少の歴史的事実の歪曲をしばしば受けて。
まして、あなたの主張するようにガン治療に画期的変化をもたらせることが出来るならば、世界のどこかのだれかが、例えば馬韓ティー教授が、再現してすすめるだろう。
未だ若き、将来有望な科学者と思われる小保方嬢叩きの、アノ異常さがナニを物語ってるか?。
科学者同士の切磋琢磨を共有する意向が全く覗われずに、只々叩きまくりでしかありませんでしたね。
共に真実を求める学問の世界を越脱した様相に、科学を営利目的にしか観てない勢力の存在を想定せざるを得ない場面でした。
他にも怪し過ぎる存在の御仁が居られますが、控えます。
仕組まれた小保方叩きの共同戦線を主要メディアが支えてたのは明白でしょう?
余りにも異常すぎます。