2015年08月21日

●「STAP細胞は誰に潰されたのか」(EJ第4103号)

 ベンジャミン・フルフォードという人がいます。カナダ出身の
ジャーナリストですが、陰謀論の大御所といわれ、その手のこと
を嫌う知識人からはそっぽを向かれています。フルフォード氏が
何をいおうと、聞く耳を持たないのです。
 しかし、それは「ラベル貼り」です。私はそういう人の本も抵
抗なく読みます。「陰謀論の大御所」というようなラベルを貼っ
てしまうと、どうしても先入観を持つので、正しいことをいって
いても色眼鏡で見てしまう傾向があります。
 もちろん、フルフォードの主張のなかには、ついていけないと
ころも多々ありますが、真実に近いこともたくさん主張している
のです。人にラベルを貼ることは、それによって多くの情報を失
い、貼らないことによって、多くの情報を入手できるのです。要
は、情報の真贋を見抜く能力を持っていればいいのです。そうす
れば、フルフォード氏に限らず、陰謀論者といわれる他の人の主
張からも多くの情報を発見できるのです。
 フルフォード氏は、1961年にカナダのオタワで生まれ、日
本には1980年に来日し、上智大学比較文化学科を経て、カナ
ダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業しています。その後
再来日し、ジャーナリストとして活躍します。
 「日本経済新聞」記者、「サウスチャイナ・モーニング・ポス
ト」記者、米経済誌「フォーブス」のアジア太平洋支局長をなど
を歴任するジャーナリストのベテランです。知日家であり、日本
語も堪能なので、日本に帰化し、現在、日本を中心にフリーラン
ス・ジャーナリストとして活躍しています。
 このベンジャミン・フルフォード氏がSTAP細胞に関して次
のように述べています。
─────────────────────────────
 生命科学の第一線で活躍する研究者たちはみな、ある「事実」
に気づいたはずなのだ。再生医療における画期的な発見をした、
2人の日本人研究者。一人は最高の栄誉をもって世界中から絶賛
され、もう一人は石もて追われ、研究者としての地位さえ剥奪さ
れた。露骨すぎるほど明暗くっきりのコントラスト。誰だってい
やが応にも気づくだろう。
 ああ、小保方晴子は「虎の尾」を踏んだのだろう、と。STA
P細胞はある勢力によって「封印」された。これに手を出すと、
生命科学の分野で生きていけなくなると。
 小保方晴子が踏んでしまった尾の正体ははっきりしている。
 ──ビッグファーマ、である。
   ──ベンジャミン・フルフォード著/イースト・プレス刊
   『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』【現代編】
─────────────────────────────
 「ビッグファーマ」とは何でしょうか。
 ビッグファーマとは、文字通り巨大な製薬会社です。2013
年の医薬品売上高ランキングによると、売上高世界5位までの製
薬会社を上げると次の通りです。
─────────────────────────────
 第1位:  ファイザー(米国)  47878(百万ドル)
 第2位:ノバルティス(スイス)  47467
 第3位:   ロシュ(スイス)  42681
 第4位: サノフィ(フランス)  38492
 第5位:    メルク(米国)  37437
                   http://bit.ly/1PAFj68
─────────────────────────────
 ベスト10のなかには、米国の製薬会社が6社入っており、圧
倒的です。統計データの改ざん問題を起こしたノバルティスは、
世界第2位のスイスの大製薬会社です。ちなみに、日本の武田製
薬は第16位、アステラス製薬が第18位、第一三共は20位、
大塚HDは21位です。
 ベンジャミン・フルフォード氏は、現代医療について「健康な
人を医療行為によって正真正銘の病人にして、死ぬまで医療費を
奪い取ることである」といい、その理由について、次のように述
べています。
─────────────────────────────
 いま現在、医療行為を受けている人の九割は、本来、治療など
受ける必要のない「健康な人」という事実をご存知じだろうか。
 九割のうち、七割がたんなる「老化現象」に病名をつけられ患
者にされている。残り二割は、健康診断などでメタボや成人病予
備軍やらと決めつけられて、通院や治療を余儀なくされている中
高年。治療を必要とする純粋な患者は、たった一割しかいないの
だ。そもそも病人とは、激しい痛みなどで日常生活が送れない状
況をいう。逆にいえば、多少あれこれ支障があろうとも、日常生
活が送れる状態は「健康」なのだ。
       ──ベンジャミン・フルフォード著の前掲書より
─────────────────────────────
 フルフォード氏のいっていることは、けっして誇張ではないの
です。現代の医療は心身ともに充実している20代や30代の時
期を基準に「健康」を判断しています。
 血圧はかつては、上は150以下であれば問題はないというこ
とだったのですが、それが140以下に下がり、現在では135
以下までさらに下がっています。そのように基準を下げるたびに
高血圧症と診断される患者の数は激増し、結局製薬会社が儲かる
仕組みになっています。
 病院について考えてみます。病院もビジネスである以上、「病
人」がいないと、潰れてしまいます。そういう医療業界が、本気
で病気を根絶しようと考えるでしょうか。そんなことをすれば、
自分たちの商売は上がったりになります。むしろ、できるだけ多
くの人を病人にし、薬を飲ませ、病気を出来る限り長引かせるこ
とを考えるはずです。STAP細胞なんかが、ヒトに適用可能に
なったら、医療業界は完全に儲からなくなってしまうでしょう。
             ── [STAP細胞事件/076]

≪画像および関連情報≫
 ●武田、ノバ社/製薬業界に広がる誇大広告、不正論文疑惑
  ───────────────────────────
   「週刊ダイヤモンド」/2014年3月29日号は『頼れ
  るクスリ』という特集を組んでいる。「自分や家族を守って
  くれる『頼れるクスリ』はどれなのか。そもそもどんなもの
  があるのか。医者から処方箋をもらう医療用医薬品の最新事
  情を病気別に徹底解剖した。併せて、不正論文への関与や誇
  大広告の疑惑が浮上し、信頼が揺らぐ製薬業界の裏事情に迫
  る。クスリの表と裏をすべてお見せする」という特集だ。
   『Part1 がんに挑む最新薬編』では、生活習慣病市場を食
  べ尽くした製薬業界は、日本人の死因1位であるがん市場で
  熾烈な新薬開発競争を繰り広げているという。現在の主流は
  分子標的薬だ。「分子標的薬は2000年代に本格化した新
  カテゴリーだ。がん細胞が増殖や転移をするのは、異常な遺
  伝子からできた物質が原因にある。分子標的薬はその原因と
  なる物質のみを攻撃するので、正常な細胞へのダメージが少
  なく、副作用の軽減が図られる」のだという。
   『PART2 病気別 注目の最新薬編』では「処方されるクス
  リの詳細な情報はなかなか患者まで届かない。自分や家族が
  悩む病気にどんな最新薬や新薬候補があるのか。どれが頼り
  になるのか──」という視点で、糖尿病や痛風など、病気別
  の最新情報をまとめている。    http://bit.ly/1TXEuVV
  ───────────────────────────

ベンジャミン・フルフォード氏.jpg
ベンジャミン・フルフォード氏
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP細胞事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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