2015年06月17日

●「全ての責任を小保方氏にかぶせる」(EJ第4057号)

 若山照彦山梨大学教授が、第三者機関にSTAP細胞から作製
したSTAP幹細胞の解析を依頼して得た結論は、そのまま「S
TAP細胞は存在しない」という疑惑を決定的なものにするのに
十分なものです。
 若山教授が小保方氏に渡した生後6ヶ月以内のマウスは、いう
までもなく若山研究室のマウス(129)です。小保方氏はその
マウスからSTAP細胞を作製し、それを若山教授に渡していま
す。若山教授はそのSTAP細胞からキメラマウスやSTAP幹
細胞を作製したのです。したがって、そのSTAP幹細胞の遺伝
子は元のマウスの遺伝子と一致するはずです。
 しかし、若山教授がそのSTAP幹細胞を第三者機関で解析し
てもらったところ、遺伝子が一致しなかったのです。つまり、若
山教授が自ら作製したSTAP幹細胞は、若山教授が小保方氏に
渡したマウス由来のものではなく、若山研究室には存在しない種
類のマウスだったのです。
 この意味することは大きいのです。そうだとすると、小保方氏
は若山氏から渡されたマウスではない別なマウスからSTAP細
胞を作製したことになるのです。これによって「STAP細胞=
ES細胞」説が現実味を帯びてくるというか、裏づけられること
になります。
 自身が小保方氏からSTAP細胞であるとして渡された細胞か
らキメラマウスの作製に成功した若山教授は、STAP論文に疑
惑の出てきた時点で、記者の「もし、STAP細胞が捏造だった
ら、若山教授が作製したキメラマウスの全身はなぜ緑色に光った
のか」という質問に次のように答えています。
─────────────────────────────
 そこは想像するしかないのですが、もし僕が渡されたのがES
細胞だったら、キメラマウスはできるわけです。胎盤にも分化す
るのがSTAP細胞の非常に重要なデータだったわけですが、胎
児のキメリズムがものすごく高ければ、胎児から(ES細胞由来
の)血液がたくさん胎盤に行くので、それが光った可能性はあり
ます。         ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
       『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
─────────────────────────────
 要するにかなり早い時点で若山教授は、「STAP細胞はES
細胞ではないか」と疑っていたことになります。若山教授は、小
保方氏との実験期間が一番長かったため、このままだと何もかも
自分のせいにされるという恐怖感を持っていたといわれます。そ
のため、論文撤回を呼びかけた2014年3月10日の約1週間
後の3月18日に第三者機関へ細胞の解析を依頼したのです。
 しかし、その解析結果は簡易解析と断りながらも、3月25日
夜のNHKニュースでいきなり報道されたのです。その内容は若
山研究室に残されていたSTAP幹細胞は若山研究室のマウスと
遺伝子が一致しないというものです。それを受けて26日の新聞
各紙は、その事実を大々的に報道したのです。
 その結果、多くの人は「STAP細胞はやっぱり捏造だったの
か」と考えるようになったのです。それほど25日のNHKニュ
ースと26日の各紙の報道は、「STAP細胞は存在する」と考
えていた人に否定的なイメージを与えたのです。
 これに対して笹井芳樹CDB副センター長は、いきなり公共放
送(NHK)での扱いに強い不快感を抱いたのです。須田桃子氏
の本に笹井氏の次のコメントがあります。
─────────────────────────────
 断定的に若山の理解=正しい(正義)、小保方=間違い(悪)
という構図を言うのは、あまりにもナンセンスではないでしょう
か?逆も十分あり得ますし、次に必ずやるはずの「キメラ作製」
のときに毛色が違うことが明らかになるマウス系統をわざわざ意
図的に小保方さんが取り違える意味が全くわかりません。その2
人の間の意思疎通の悪さ、ミスコミュニケーションを含め、ラボ
のディスカッションテーブルで話すべきことで、公共放送でこの
扱いは全くおかしな話だと思いました。かなり作為的な決めつけ
や断定が、若山さんなのか、その周囲なのか、メディアなのかわ
かりませんが、本来の検証の枠を越えた場外乱闘で、ヒールを仕
立てているような不気味さを否めません。   ──笹井芳樹氏
      ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
─────────────────────────────
 このコメントからは「このような問題はNHKにリークする前
にラボでディスカッションすべきことじゃないか」との笹井氏の
怒りを感じることができます。確かに若山教授はSTAP細胞否
定説を主導しているといっても過言ではないのです。
 ここで3月〜5月のSTAP細胞に対する動きを時系列に並べ
てみます。
─────────────────────────────
 3月10日:若山教授がSTAP論文の取り下げを呼びかけ
   18日:若山教授、第三者機関へ細胞の解析を依頼する
   25日:NHKの夜のニュースで、解析結果の概要報道
   26日:新聞各紙が解析結果についての後追い一斉報道
 4月01日:理研の調査委員会はSTAP論文の不正を認定
   09日:小保方晴子・研究ユニットリーダーの記者会見
   16日:笹井芳樹・CDB副センター長による記者会見
 5月08日:理研論文不正を確定。このための再調査はせず
─────────────────────────────
 これを見ると、まるでドラマの進行のようにSTAP論文の捏
造の証拠が固められ、論文の不正が確定しています。そして、そ
れを主導しているのは若山教授とNHKのスクープ報道であるこ
とがわかります。細胞の解析結果でマウスのすり替えがあったこ
とがSTAP細胞を存在を信ずる人の期待を打ち砕いています。
 しかし、この若山教授のマウスすり替えの解析結果は間違えで
あったことがはっきりしているのですが、あなたはそのことをご
存知でしたか。       ─ [STAP細胞事件/030]

≪画像および関連情報≫
 ●「解析結果こそ捏造だった」/若山教授事実を認める
  ───────────────────────────
  若山照彦・山梨大学教授が「第三者機関」に、小保方さんが
  STAP細胞作製に使ったマウスの細胞の遺伝子解析を依頼
  した結果、若山教授が小保方さんに渡したマウスとは違うマ
  ウスの遺伝子が検出された、と言う報道がなされ、小保方さ
  んが、STAP細胞を「捏造」したかの様な印象が作り上げ
  られた事は、皆さん御記憶の通りです。私は、この話はおか
  しいと思って居ました。mRNAを使ってDNAのSNPを
  解析、比較した、と言う方法が変だからです。そして、昨日
  インターネット上で、若山教授が細胞の遺伝子解析を依頼し
  た「第三者機関」が、若山教授に近い放医研であった事を知
  り、「これでは第三者機関とは言えないのではないか」とツ
  イッターで疑問を投げかけたばかりです。そうしたら、今朝
  の朝日新聞を読んで驚きました。若山教授が、自らその「遺
  伝子解析」は間違いだったかも知れない、と認めた(!)と
  言う記事が載っていたからです。こんないい加減な話がある
  でしょうか?小保方さんが「捏造」を行なったかの様な印象
  報道を決定的に後押しした若山教授発表の「遺伝子解析」は
  間違いだったかも知れないと、今になって、若山照彦は認め
  たのです。STAP細胞の論文が撤回され、小保方さんが再
  現実験に加わった今になって「あの遺伝子解析は間違いだっ
  たかも知れない」と、若山教授自身が認めたのです。そして
  マスコミも、こんな「訂正」をベタ記事でしか取り上げない
  のです。             http://bit.ly/1GDnNfj
  ───────────────────────────

若山教授と小保方研究ユニットリーダー.jpg
若山教授と小保方研究ユニットリーダー 
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(1) | TrackBack(0) | STAP細胞事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小保方女史に全ての責任を押し付た全く許し難い若山の言動ですね。こんな輩が未だに大学教授の座にいることが日本社会の衰退現象の現れともいえよう。
Posted by 市川賢吾 at 2015年06月17日 08:01
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。