2013年12月11日

●「不正選挙は米国では珍しくはない」(EJ第3691号)

 2012年12月の東京都知事選において、猪瀬候補は総投票
数の67%に当たる433万票を獲得して当選しています。これ
を東京都23区と市町村それぞれにおいて猪瀬候補の得票率を出
してみたところ、そのほとんどすべてがきちんと67%になって
いたのです。
 各区、市町村別に67%の折れ線グラフを作って、そのうえに
猪瀬候補の得票率を重ねてみると、寸分の狂いもなく、ぴったり
重なったのです。それが昨日のEJの添付ファイルでご紹介した
折れ線グラフです。そんなことってあることなのでしょうか。
 もっとも全体の得票率が67%なので、各地域の得票率もそれ
に近いパーセンテージになることはわかりますが、それにしても
ぴったりと重なるのは奇異な感じがします。
 一方、第2位の宇都宮氏については、得票率15%の折れ線グ
ラフを作って重ねてみると、ぴったりと重なるのです。実際の投
票に関係なく、猪瀬氏67%、宇都宮氏15%という設定が最初
からできているような感じなのです。選挙前に予測されていたよ
うに票が出ているのです。
 さらに不可解なことに、この傾向は猪瀬氏に限らず、2007
年の東京都知事選における石原慎太郎氏の票も得票率を50%に
設定すると、ほぼグラフは重なるのです。このときの全体の得票
率は51%だったのです。これについては、添付ファイルをご覧
ください。理屈としては、とても容認できない結果になっている
と考えます。
 過去の東京都知事選の不正の疑惑については、この調査を実施
した「GHOSTRIPONの屋形」氏のサイトを参照していた
だきたいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――
     不正選挙:過去の都知事選の調査とグラフ化
              http://amba.to/18soNlr
―――――――――――――――――――――――――――――
 投票結果を操作する事例は、電子投票を実施している米国には
たくさんあります。以下のやりとりは、大統領選で不正に関わっ
たコンピュータ・プログラマのクリントン・ユーゲン・カーティ
ス被告が裁判所で証言した内容を書き起こしたものです。
―――――――――――――――――――――――――――――
 C:私はプログラマーとしてNASAに勤務し、エクソン・モ
   ービルや運輸省にも勤務していました。
 Q:不正な選挙を行うために使用される秘密のプログラムは存
   在しているのですか?
 C:はい。
 Q:どのようにしてそれを知ったのですか?
 C:2000年の10月に私が勤めていたフロリダのロペトに
   ある会社で、現在の下院議員であるトム・フィーニー氏用
   の試作プログラムを書いたからです。彼らは正しくそれを
   やったのです。
 Q:「正しくそれをやった」というのは選挙の不正操作の事で
   すね?
 C:実際の投票はどうであれ、結果は51対49になるように
   なっています。
 Q:それであなたが設計したプログラムは選挙官史や州管理委
   員会が検知できるようなものですか?
 C:いえ、決して見ることはできません。
 Q:では、選挙を不正操作するそのようなプログラムをどのよ
   うにして発見したらいいのですか?
 C:ソースコードを見るか、投票用紙の受取書を入手して数え
   上げ、実際の投票数と比較する以外に他の方法は全くあり
   ません。自動票数計算機の製造業者は、誰にもそのソース
   コードを見せようとはしておりません。どのような選挙で
   あっても、投票用紙なくして、その正当性を検証すること
   はできません。
 Q:そのような不正選挙用ソフトが存在している事や、出口調
   査と開票集計との結果がかい離していることから、あなた
   はオハイオでの大統領選が不正に行われたか否かについて
   何か意見はお持ちですか?
 C:はい、不正は行われたと思います。
 Q:不正がなかった事を確証するようなものは全くない?
 C:全くありません。
   注:2004年のオハイオ選挙区にて、投票直後に行われ
   た出口調査の結果は、票の開票結果が誤りであることを示
   す、ほとんど反論の余地のない証拠となっている。
 「アメリカの出来事」の部分から   http://bit.ly/1ctkN5I
―――――――――――――――――――――――――――――
 日本の選挙には、電子投票ではありませんが、開票作業につい
ては、部分的に読み取り装置などによるコンピュータ処理が取り
入れられています。大勢の人集めが困難になりつつあるため、コ
ンピュータ処理のウエイトは大きくなりつつあります。そのため
これによって、不正が行われる余地は十分出てきています。
 選挙に関して非常に多くの疑惑が生じたのは、2012年12
月の衆院選からです。東京に関しては、都知事選も同日選で行わ
れています。このときの疑惑は非常に多く、ネットでは不正選挙
のうわさでもちきりです。そして、この選挙の開票には、ムサシ
が深く関わっているのです。
 12月9日のEJ第3689号でご紹介したように、都知事選
で120万票の行方がわからなくなっています。それだけではな
く、日本未来の党に入ったはずの1000万票も消えているとも
いわれています。あの選挙は、権力側から見ると、一番潰したい
のは反原発を標榜する党の勢力です。そういう勢力潰しのために
選挙において何らかの操作が行われたと考えても不思議はありま
せん。そしてこれは、小沢一郎勢力の謀殺にもつながっているの
です。         ─── [自民党でいいのか/113]

≪画像および関連情報≫
 ●開票作業とムサシの関係/阿修羅
  ―――――――――――――――――――――――――――
  豊島区選挙管理委員会事務局選挙係長と若い職員。ムサシに
  ついて尋ねると、若い職員が、「我々が『ムサシ』の製品を
  購入します。一回買ったからといって、毎回、選挙のたびに
  使えるというわけではなくて、こちらで契約していきます。
  単純に動かないと困りますので、事前に点検はしてもらって
  ます。選挙は、御存知の通り、1年に一回あるかないか、と
  いう時期もあります。久しぶりに動かす、ということもあっ
  て、点検してもらう。それに加えまして、候補者ですとかが
  毎回違いますよね。なので、立候補者の名前を正確に読み取
  るためのプログラムみたいなのを作ってもらってます」。ム
  サシの社員が開票場に立ち会う件に関して、職員は、「やは
  り、機械なので、不具合が起きたりすることもありますので
  動かなくなるとか。そういったときに、即座に復旧させるた
  めの、サービスマンといいますか、担当の技術者に開票に立
  ち会ってもらって、すぐに直したりですね。立ち会う人間の
  契約。それが基本」。ムサシ社員が集計用パソコンに触れる
  ことはないのかの質問に対して、同職員は、「集計ソフトを
  我々が購入してます。「ムサシ」のソフトを所有してます。
                   http://bit.ly/1hFEQ4s
  ―――――――――――――――――――――――――――

2007年東京都知事選の石原候補の得票率.jpg
2007年東京都知事選の石原候補の得票率
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 自民党でいいのか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 開票は大勢いるから、不正が入らないと言っている人がいるが、それはおかしいと思います。
 他人のことなどかまっていられず、他人のことなど見ていないからです。
1.監視カメラをつけよとしない。ロシアでは、20万台の監視カメラが、開票場についているそうだ。
2.一般人が、カメラで、撮影すると、必死になって、止めに来るようだ。(証拠動画が多数あり)
●A党の立会人が、B党の票の束を、A党のかごの中へ入れてしまえば、そのあとは、ムサシがカウントするだけだ。
●ムサシは、手書き文字を認識できると言っているが、手書き文字の認識は不可能である。カウントしてるだけではないか?
・ムサシの装置がどういうことをしているのか誰も知らない。議員は誰も立ち会ってない。
Posted by かみつきがめ at 2013年12月11日 12:21
誰も指摘しないようなので。
120万の差の根拠になっている衆院選/東京都投票者総数の525万6655票ですが、この数字は参議院議員選挙(H13)の◎参議院(東京都選出)議員選挙投票者の数字です。実際の差異は2万程度に収まっています。
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/data/data01.html
Posted by 和モガ at 2013年12月11日 21:05
ムサシを使った投票用紙の開票結果が不自然である事例が多数有るのに裁判に持ち込む例をあまり聞きません。東京都の場合、意識の高い人達が多いと思いますので、是非訴訟に持ち込んで先例を作って欲しいものです。
Posted by 永島 健一 at 2013年12月15日 20:21
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