2000年06月14日

●ビートルズはドラッグの伝導者?(EJ第400号)

 今日のテーマはビートルズです。これを皮切りに断続的ではあ
りますが、ロックの話をしようと思います。これは少しというか
かなり怖い話になると思います。
 さて、みなさんは、ロックの元祖的存在は誰だとお思いになり
ますか。実は、ロックの起源については諸説があり、はっきりし
ていないのです。
 ロック音楽が音楽市場で日の目を見たのは1950年代とされ
ており、この説が正しいとすると、その元祖は、エルヴィス・プ
レスリーということになります。そうです。あのロックン・ロー
ルがロックの元祖的存在なのです。
 プレスリーの名前を世界的に広めたのは、当時の米国の超人気
番組「エド・サリバン・ショー」への出演なのです。プレスリー
以前のロックは、ジャズ、黒人霊歌、カントリー・ウェスタン、
リズム・アンド・ブルースなど既成の音楽の混合物のようなもの
であり、典型的な演奏スタイルというものはなかったのです。
 エルヴィス・プレスリー、ビル・ヘイリーによって火のついた
ロックン・ロールは、その後、リトル・リチャード、ビル・ハー
レ、チャック・ベリーという強烈なロックン・ローラーを生むこ
とになります。
 そして、1963年になると、英国でビートルズが登場し、そ
の後すぐにローリング・ストーンが現れます。この両者は、ロッ
クの2大バンドとして君臨します。そして、やがてアニマルズが
頭角を現して三番手につけるのです。
 さて、本来「ロック」という言葉は、「ロックン・ロール」を
略した言葉なのですが、ビートルズにより代表されるロックとプ
レスリーによって代表されるロックン・ロールとは、次第に音楽
的に内容が変化して行ったのです。
 ごく大まかにいってしまうと、ロックン・ロールはビートルズ
が登場する1964年以前のものであり、ロックはビートルズ以
降のものを指すことになります。
 そして、ロックは、次のようなさまざまな音楽形式を持つ音楽
として確立していくことになるのです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  1.ハード・ロック  7.クラシカル・ハード・ロック
  2.ヘビーメタル   8.スラッシュ・メタル
  3.パンク・ロック  9.スピード・メタル
  4.デス・ロック  10.ブラック・メタル
  5.神秘ロック   11.グランジ・ロック
  6.デス・メタル
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 ロックの元祖ビートルズも、1964年2月にエド・サリバン
・ショーに出演したのですが、日曜夜のゴールデン・アワーの時
間帯で94%という驚異的な視聴率を獲得したのです。世界は、
これをキッカケにして、空前絶後のビートルズ・ブームに突入し
ていくのです。
 この時代の米国は社会的混迷期に当り、ケネディ大統領、キン
グ牧師の暗殺事件をはじめそれにベトナム戦争の泥沼化が加わり
従来の価値観を崩壊させる泥沼の時代になっていったのです。
 そして、ベトナム敗退、経済不況、失業者の増大と続くなかで
その時代を担っていたのは、ヒッピーを中心とした若者でしたが
彼らは、マリファナ、LSD、麻薬などと結びつき、サイケデリ
ック革命なども起こったのです。
 そういう若者のあいだに芽生えた感覚主義は、実存主義、コミ
ューン思想、社会主義、神秘主義などに受け継がれ、その中でと
くに神秘主義は根強く浸透していくことになります。心霊術、超
能力、超心理学、東洋神秘思想、宇宙との交信術、占星術、魔術
古代宗教など多岐にわたり、それがひとつの宗教のようなかたち
になっていったのです。ビートルズが登場したのは、そうした時
代の変動期のはじまりであり、“毒”を含んだ新しい時代の幕開
けだったのです。
 こうした時代を背景として、ロック・ミュージックは、自らの
アイデンティティを求めて強烈な自己主張を行い、それは精神の
広がりもたらすドラック(幻覚剤)と結びついていくのです。
 ロック・フェスティバルというと、一見宗教的なシンボルやコ
スチューム、荒々しく陶酔を誘う強いビートと旋律、ドラックの
使用、狂乱的なダンスがつきもの・・。これは、参加者にひとと
きの精神の解放、浄化作用をもたらす効果があったといえます。
 興味のある話があります。プロテスタントのある宣教師は、ク
リスチャンに改宗した原住民たちにロックを聞かせてみたところ
「これは悪霊を呼び出す音楽である」といったといいます。彼ら
は、以前、自分たちが暗闇の悪魔的霊界と接触するときに使った
サイキックな刺激と同じものをロック・ミュージックの中に感じ
取ったというのです。
 さて、1960年代後半のドラックといえばLSDです。これ
を世界中の若者たちに奨励し、それを浸透させる推進力になった
のはビートルズであるという説があります。
 「そんな、馬鹿な!」という人がいるかも知れませんが、ビー
トルズの曲の歌詞をていねいに読むと、それを否定できなくなり
ます。ほとんどの人は、歌詞なんて聞いていないし、注目してい
ないと思います。今日は、予告編になってしまいました。
              −− 「ビートルズの話題/01」

BEATLES.jpg
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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