たのです。とくに裏交渉は、それが行われているときはもちろん
のこと、それが成功に終ろうと失敗しようと、終わったあともな
かったことにしなければならないのです。
そこで一番気を遣ったのは会う場所です。一応は国務総理公館
なのですが、河野氏のカウンターパートである丁一権国務総理が
韓国側の密使・金鍾珞氏や河野大臣の密使・宇野宗佑氏、斡旋役
の嶋元謙郎氏と会う場所はきわめて特殊なところだったのです。
その場所は朴健碩(パクコンソク)氏の邸宅のホームバーだっ
たのです。朴健碩邸は、青瓦台(大統領府)の裏側にある城北洞
という町にあったのです。朴健碩という人物は、汎洋商船のオー
ナーで朴正煕大統領の支援者であり、丁一権国務総理の同郷の親
友でもあったのです。朴健碩氏は朴大統領が暗殺され、朴政権が
終わった後で自殺しています。
河野─丁交渉で竹島・独島問題は、1964年暮れから交渉が
はじまったのです。この時点で日韓基本条約の主要項目について
は大筋が固まっていたのです。
この問題はいくら時間をかけても容易にはまとまらないアジェ
ンダであり、河野大臣としては、この問題に正面から取り組むつ
もりは最初からなかったのです。当時河野氏は竹島問題について
次のようにいっていたのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
竹島は国交が正常化すれば、互いにあげようとしても貰わな
いくらいの島である。 ──河野一郎氏
―――――――――――――――――――――――――――――
1964年の後半の世界は大変なことが起こっていたのです。
10月には中国が核実験に成功し、11月22日にはケネディ大
統領が暗殺され、ジョンソン氏が大統領に就任するなど、世界は
騒然としていたのです。
朴大統領は少し焦っていたのです。早く日韓基本条約をまとめ
るには、何とか河野大臣にソウルに来てもらう必要があると考え
て、金鍾珞氏に命じて河野氏に要請させたのです。
しかし、河野氏は動かなかったのです。裏交渉の当事者が動け
ば交渉自体が露見するし、まとまるものもまとまらなくなる──
このように考えたのです。それに行けば必ず韓国にねだられると
もいい、頑として動かなかったのです。
1965年1月10日、佐藤首相は訪米することになったので
す。新大統領のジョンソン氏と会うためです。その留守中の臨時
首相に河野一郎氏を任命し、次の要請を行ったのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
ワシントン到着までに日韓をなんとか解決して欲しい
──佐藤首相
―――――――――――――――――――――――――――――
ここで「なんとか解決して欲しい」の中身は、他ならぬ「竹島
問題」だったのです。これがクリアされると、日韓交渉は大筋で
合意したといえるからです。
佐藤首相は韓国側に対しても手を打っていたのです。1964
年11月23日に、佐藤首相は金鍾珞氏を赤坂の料亭「玉林荘」
に招き、交渉成立を要請しています。これについて、ロー・ダニ
エル氏は次のように書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
金鍾珞が、それまでの秘密交渉のすべてを報告すると、佐藤は
「畳に両手をつき膝を屈した姿」で、「お兄さん、全部承知し
ました」と言ったと金は回想している。当時、金鍾珞は永田町
や赤坂で「金鐘泌の兄」という意味で、「お兄さん」と呼ばれ
ていた。金鍾珞から佐藤との面会の対験談を開いた嶋元による
と、佐藤総理は(立場に相違のある金が)「河野とケンカしな
いよう」にしてくださいと言い、「労をねぎらってくれた」と
いう。いずれにせよ、当時45歳の銀行マンに一国の総理が膝
を屈した光景に金鍾珞が感激したことは間違いない。
──ロー・ダニエル著/「竹島密約」/草思社刊
―――――――――――――――――――――――――――――
河野氏は韓国側が「独島のことは国交正常化のあとで」といっ
ていることに注目したのです。そのとき、自民党政権としては、
竹島問題は国際紛争の案件であるとして、国際司法裁判所に提訴
しようとしていたのです。
当時、日韓双方とも条約の締結を急いでいたのです。韓国側は
経済開発5ヶ年計画の推進のために日本のカネが必要だったし、
日本としては李承晩ラインを撤廃させて漁民の生活と安全を守る
必要に迫られていたのです。
「竹島をとるか、李ラインを撤廃するか」──漁港小田原を選
挙区とする河野一郎氏としては、何とか漁民が安心して漁ができ
るようにしてやりたかったのです。そこで河野氏は、竹島につい
て「解決せざるをもって解決したとみなす」提案をしたのです。
それは次のような提案だったのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
竹島・独島問題は、解決せざるをもって、解決したとみなす。
したがって、条約では触れない。
(イ)両国とも自国の領土であると主張することを認め、同時
にそれに反論することに異論はない。
(ロ)しかし将来漁業区域を設定する場合、双方とも竹島を自
国領として線引きし、重なった部分は共同水域とする。
(ハ)韓国は現状を維持し、警備員の増強や施設の新設、増設
を行わない。
(二)この合意は以後も引き継いでいく。
──ロー・ダニエル著/「竹島密約」/草思社刊
―――――――――――――――――――――――――――――
要するに「棚上げ」です。これなら韓国の「独島のことは国交
正常化のあとで」という考え方に沿うものであり、日本としては
日韓基本条約を締結し、大きな懸案事項をひとつクリアすること
ができる妙案だったのです。 ── [日本の領土/60]
≪画像および関連情報≫
●『日韓外交「竹島・密約・次の一手」』/三宅久之氏
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日韓基本条約交渉時に両国が合意していた、竹島(独島)の
領有権問題を「事実上棚上げし、互いに領有権の主張を認め
合う」という密約は、韓国でも歴代大統領に引き継がれてき
たが、1993年大統領になった金泳三氏には引継ぎがなか
った。理由は不明である。そこで金大統領は突然、独島の実
質的支配体制を確立するため、接岸施設を設け、軍隊を常駐
させ、対空兵器なども装備する要塞化を進め今日に至った。
元NHK記者、渡部亮次郎氏は、私よりあとの世代の河野一
郎担当だった人だが、乞われて園田直氏の秘書となり、外相
秘書官も務めた政界事情通である。彼の著作「竹島『密約』
のあった時代」によると、「竹島密約については韓国では、
すでに広く知られている」という。それは韓国人ビジネスマ
ンが中曽根元首相からその事実を聞き、韓国の雑誌「月刊中
央」(中央日報社2007年4月号)に発表したからで、そ
れを基に産経新聞が2007年3月20日付、「『密約』の
存在、韓国誌が紹介」という見出しで報道している。私は、
「月刊中央」の記事は読んでいないので、渡部氏の著作から
引用させてもらった。さらに渡部氏は、韓国側の密約文書は
金鐘珞氏が自宅に保管していたが、1980年5月ごろ焼却
したとされ、文書は日本側(外務省)にしか残っていないと
書いている。しかし政府は、この問題について鈴木宗男衆院
議員(当時)が2007年3月、提出した質問主意書に対し
て「合意があったとは理解していない」と回答、婉曲に否定
している。
http://osakacocoro.blog28.fc2.com/blog-entry-512.html
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三宅 久之氏



「人の流れが途切れることがなかった 〜「未来」潰しの選挙だった」
>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/12/post_2530.html
党派別得票数と獲得議席率の一覧表をみてみますと、ムサシがどのようにプログラミングされて公明党荘か学会員がどういう投票をするように支持されていたのかが手に取るようにわかりますね。
「小選挙区得票数と比例区得票数」
まず2大政党自民民主はともに小選挙区>比例区。維新未来は小選挙区≪比例区。
そして組織票公称約1000万票の公明は小選挙区≪比例区ですが小選挙区88万票にたいし比例区800万票と10倍弱の顕著な開きがあります。
低投票率の時に公明党と同じく強い組織票の共産党を見てみると小選挙区469万票>比例区362万票となっており公明党の選挙区逆転とさらにその上に小選挙区得票が異様に少なく比例区得票との格差10倍という異常な得票状況が浮き彫りとなります。
これで正解がすぐにわかりますね。小学生でもわかります。
つまり創価学会は学会員に対して自民を勝たせたい選挙区では全員に無記名白票投票を指示命令したということです。
そして選管ムサシはすべての選挙区で学会員が投じた白票に自民党候補者名や自民党党名を仕分けと同時に鉛筆芯印刷して自民党得票とするようプログラムされていました。
ゆえに選挙前から今回の選挙では全国的に【戦後最低の投票率】が絶対に必要だったわけです。
もし今度の選挙で全国的に投票率が高いといかに創価学会員全員が無記名白票を投じてそれにすべて自民党票への捏造改変を加えても最低当選ラインが上昇することになり創価の組織票白票だけでは足りなくなる恐れがありますから。
公明党の組織票だけで勝つというのが今回の選挙で反道徳陣営が仕掛けた不正な票改変工作の最大の目的なのですから、投票率が高いとさらなる不正な工作プログラムを準備しなければならず時間が無いときに多くのプログラムを組み込むとすぐにバグって不正が発覚すると言うことになりかねません。それこそ元も子もなくしてしまいます。
そこでムサシのもうひとつの票改変工作プログラムは、未来の党の候補者や党名を読み取ったら僅かな余計な鉛筆の線を一本書き加えてその投票そのものを無効票にすることです。これは選管ムサシなら瞬時に行うことができる捏造です。誰が機械を外から監視していても誰にもわからないでしょう。現行犯で押さえられる心配は皆無なのですw
これが自民民主と比べて未来の党の比例区得票数が小選挙区得票数に比べて多くなっている逆転現象の理由であり、公明党が共産党とは真逆に小選挙区得票激減比例区得票10倍増という奇妙きてれつな異常な得票を示している理由です。
直ちに全国各地の選管へ警察を投入して投票箱を押収し、公開の開票場で全票再開票して、無効票の中に黒ボールペンで書かれた票に鉛筆の線が書き加えられた票を一票でも発見すればそれが捏造の動かぬ証拠となって、総務省官僚全員逮捕起訴有罪即日懲戒免職、直ちに無効選挙宣言出して再選挙、直ちに全国各地選管および地方公務員総出の手作業で警官監視の下即日開票されなければならなくなるのです。
122. 2012年12月26日 17:59:51 : jP4msrkIrg
株式会社ムサシ 事業紹介「選挙システム」
http://www.youtube.com/watch?v=KgUcaPLCsa8
上の動画で説明している分類機の内部に、投票用紙のアンプリント機能と鉛筆書きプリント機能を備えた小型モジュールを組み込ませれば、外部からは全く不正をあばけない。「未来の党」→「自民党」への変換もらくらく。
123. 2012年12月26日 18:00:22 : rWn9PLlcps
不正票製造機選管ムサシ本体はもう全国の社員によって証拠隠滅操作が済んでいるだろうから抑えても無駄です。投票箱を押さえ再開票全票検査するだけで良い。各地選管地区の10人程度の住民監査請求だけでできます。国民審査の住民による監査請求と同時に行えば最高裁裁判官全員の不信任も確定することになります。つまり無記入は不信任であるとの読み替えが今度の読み取り仕分け機ムサシという機械による投票用紙毀損選挙結果捏造事件発生により今後の同種不正事件発生防止の見地から今回から直ちに必要となるからです。