たちに「抵抗勢力」のレッテルを貼ることには成功しているので
す。知事の「涙」についての賛否両論です。
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≪賛成意見≫
◎知事には、泣くほどの真剣さがあるということが、伝わって
きた。
◎泣いては議論ができないという人もいたが、笑っていては真
剣な議論はできない。
◎市町村にお金がいるという事情は分かるが、カラの金庫の前
でお金をくれといっても無い袖は振れない。橋下知事は妥協
せず大阪府の大掃除を徹底的にしてほしい。ここは府民が我
慢するしかない。
≪反対意見≫
◎感情で税金の使い道を決めるなといいたい。涙でなく理屈で
相手を説得、納得させてほしい。
◎泣いてしまえば、すべてがパフォーマンスにしかみえなくな
る。茶番のようで見ていてアホらしかった。
◎泣いたら話ができなくなる。泣きたいのはこっちの方だ。
──産経新聞大阪社会部編『橋下徹研究』/産経新聞社
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テレビを通じての橋下劇場によって、橋下知事が私欲を捨てて
頑張っていることは多くの大阪府民が認めています。知事の涙も
一部に批判はあるにせよ、真剣さのあらわれであるとして、評価
する府民も多いのです。
しかし、太田前知事へ退職金が全額支払われていることについ
ての批判は非常に強いのです。その退職金の総額は8352万円
と巨額であるのに、橋下知事は返還を要求してしていないし、太
田前知事も返還する意思はさらさらないようです。もちろん、法
的には返還を求めることはできないのです。
太田知事の前任者である横山ノック知事は、裁判で有罪になっ
たので、太田知事自身が退職金の返還を要求しているのです。横
山氏は分割で返還している途中で亡くなっているので、現在でも
遺族が返還を続けているそうです。
しかし、大阪市の関淳一元知事(平松邦夫市長の前任者)は、
何の犯罪にもかかわっていないのに、大阪市の財政悪化などの責
任をとって、トップとしての道義的責任から退職金を返上してい
るのです。
太田知事は、府知事退任後は、関西大などの客員教授に就任し
ときどきテレビにも出演しています。そして、橋下知事に対して
は、「府債残高を減らしていただきたいもの」というような注文
を出しているのです。
そういう太田前知事に対し、橋下知事から「倒産会社の社員」
といわれた府の職員は、面白くないのです。大阪府庁の出先機関
で働いている一般職員から、次のメールがきています。
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◎破産会社ならまず経営陣の責任が問われます。橋下知事は、
責任者だった太田房江前知事や当時の議員たちの責任を問う
べきでは・・。破産会社ならもらえるはずのない退職金を受
け取った前知事と橋下知事が握手するシーンに違和感を覚え
たのは私だけではないと思います。
◎太田前知事はテレビで批判ばかりしないで、自分がなぜでき
なかったのか。なぜ、借金を増やしたのか説明してほしい。
──産経新聞大阪社会部編の前掲書より
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それでは太田府政は、赤字を垂れ流す一方で、本当に何もしな
かったのかというと、必ずしもそうではないのです。
添付ファイルを見てください。これは大阪府の歳入と歳出の決
算額と実質収支の推移を示しています。実質収支と言うのは、そ
の年度の実質的な黒字・赤字を示すものです。次の式で計算して
います。
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実質収支=(「歳入」−「歳出」)−翌年に繰り越す財源
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グラフを見ると、2000年に大阪府はマイナス383億円の
大赤字を計上しています。太田房江氏は、2000年(平成12
年2月)に府知事に就任しているのです。
しかし、それから8年間にわたって大阪府は赤字を続けたもの
の、急速に回復しており、橋下知事が誕生する前年の2007年
には赤字は7億円にまで減少していたのです。そして、橋下府政
の第一年度の2008年には119億円の黒字化を達成している
のです。橋下氏は大変運が良かったわけです。もし、太田知事が
2008年も知事であれば、黒字転換を報告できたのです。
こういう前任者の業績の上に立って、橋下氏は初年度に大幅な
歳出カットを断行し、第2年度の2009年には325億円の黒
字を計上しているです。これは確かに橋下知事の業績です。しか
し、メディアの報道はこういう点をあまり詳細に報道せず、何も
かも橋下氏の功績という雰囲気があるのですが、それは間違って
いると思います。太田房江知事の退職金返還が盛り上がらないの
は、こういう事情もあるといえます。
2008年5月14日、橋下知事は記者会見で、職員の人件費
の削減案に言及し、次のようにいっています。
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歴代の知事や副知事は職員に寄付の一つでもしてもらいたい
──「橋下語録」/産経新聞大阪社会部
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大阪府知事の給料は、月額145万円、副知事は114万円。
他の都道府県に比べても、大阪府は高額なのです。
―── [橋下徹研究/13]
≪画像および関連情報≫
●太田府政の改革はなかったことになっている?/あるブログ
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府議会議員になってから8年8ヶ月、太田知事の頃から民間
にできる事は民に任せるという提言を続けてまいりました。
太田知事の頃は全く実現出来ませんでしたが、橋下知事にな
って実現出来ました。それが、府営公園、府営住宅の維持管
理です。この二つで毎年、約10億円の経費削減に繋がって
います。
上記のツイートでは、太田知事では全く民間への業務委託が
なされなかったかの様な口ぶりですが、まあ間違っていまし
て、大阪府では、太田府政の時に総務事務を他に先駆けて民
間に業務委託するなどの取り組みを進めた実績があります。
民間への業務委託で総計400人の人員削減の効果があり、
経費削減効果も「府営公園、府営住宅の維持管理」以上の効
果があったと見込まれている事業ですが、松井氏にとっては
この「改革を行った」事実は存在しないことになっている様
です。府議として「民間にできる事は民に任せる」という提
言を続けてこられたのなら、府議に当選された直後に実施さ
れたこの事業は当然お知りになられているはずの話だと思う
のですが。僕ですら知っているんだし。
http://d.hatena.ne.jp/opemu/20111105/1320437738
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大阪府の歳入歳出決算額と実質収支の推移



こんなの出してて恥ずかしくないの?