2012年07月09日

●「混沌としている日本の政治状況」(EJ第3339号)

 政治が混迷をきわめています。民主党が分裂し、小沢新党がこ
の11日にも設立総会を開く運びになっています。同じ日に参議
院で「社会保障と税の一体改革」特別委員会が立ち上がり、参議
院での審議がはじまります。
 参議院の採決がいつになるかわかりませんが、法案が可決され
ることは間違いないことです。問題は、野田政権がいつ解散総選
挙に踏み切るかです。そのかぎを握るのは、またしても特例公債
法案です。ちょうど一年前に菅内閣が退陣したのも、この特例公
債法案の成立と引き換えだったのです。
 本来このような国民の生活に直結する法案を政争の具にするの
は、あってはならないことです。しかし、菅内閣は自らの最初の
参院選で大敗し、ねじれを作った張本人なのですから、それは仕
方がないことであるともいえます。米国でもオバマ政権が同じ目
にあっています。
 このこともあって、解散は秋口に行われるとみられています。
あるいはもっと延びる可能性もあります。もし、解散総選挙が行
われた場合、民主党の惨敗は確実ですが、そうかといって自民党
と公明党が大勝するとは思えないのです。
 大阪の橋下市長の率いる地域政党・大阪維新の会は本当に国政
に進出してくるのか、石原東京都知事の新党はできるのかどうか
──現時点では予測がつかない状況です。
 既成政党としては、できれば大阪維新の会には国政に出てきて
欲しくないと考えるからなのか、民主、自民、公明、みんな、国
民新の与野党5党が「大阪都構想」の実現を後押しする法案に正
式合意しています。何となく橋下市長におもねっているように見
えなくもありません。
 このような政治の動きに対してテレビや新聞はどのように伝え
ているかというと、不偏不党の精神はどこへやら、きわめて偏っ
た報道を続けています。とくに小沢一郎氏に対する人物破壊的報
道は、小沢氏が検察審査会に強制起訴された小沢裁判で一審無罪
を勝ち取った現在でも、止むことなく続いているのです。
 現在、われわれはかなり発達したIT社会で生活しています。
そういう現代社会で正しい判断をするには、リアルとネットの両
方のメディアからの情報をチェックしないと、大きく判断を誤る
ことになります。
 その格好の例として上げられるのが小沢新党の支持率です。A
NNの調査によると、小沢新党の支持率は次の通りです。
―――――――――――――――――――――――――――――
     小沢新党に期待する  ・・・・ 13%
     小沢新党に期待しない ・・・・ 80%
    1000人に対する固定電話調査/7月2日
―――――――――――――――――――――――――――――
 新党は本日時点でもまだ結成されていないのです。実は、でき
ていない時点で新党の支持率を世論調査したことは、今までに一
度もないことです。それを先回りして調査し、上記のような結果
を公表し、小沢新党の出鼻をくじく──このようなことを現在の
記者クラブメディアは平気でやります。
 この調査をもって、13%の支持率は民主党の支持率と大して
変わらないとする意見もあるようですが、これは統計的に考えて
間違っていると思います。
 これに対して「ヤフー・ジャパン/みんなの政治」は、7月2
日に、同じ趣旨で調査を行っていますが、その結果はリアルの新
聞調査とは真逆の結果になっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
   投票総数             12439
   支持する      ・・・ 73%(9137)
   支持しない     ・・・ 24%(2937)
   どちらともいえない ・・・  3%( 365)
―――――――――――――――――――――――――――――
 これまで新党結成というと、せいぜい数人から10人程度しか
集まらないのが普通であるなかで、40人近い国会議員が離党し
たのですから、本来なら大ニュースであるのに、メディアはそれ
を正しく伝えていないのです。
 みんなの党、立ち上がれ日本、新党改革、新党日本など──い
ずれも数人の規模です。あれほどメディアによって叩かれ、控訴
されているので今も刑事被告人でもある政治家が、そのハンデに
もかかわらず、現職国会議員、まして与党議員をこれほどの人数
引き連れて離党したのですから、そのリーダーシップは大変なも
のと考えるのが普通ではないでしょうか。
 そういう意味で、小沢新党が今後どのように仕掛けてくるか予
断を許さないものがあります。そういうとき、今後の日本政治の
かぎを握るといわれている橋下市長率いる大阪維新の会の動向が
注目されているのです。
 現在、橋下大阪市長が石原慎太郎都知事が立ち上げるとされる
新党と組むかどうかが話題の焦点になっていますが、橋下徹とい
う人物は何者なのでしょうか。大阪府知事として活躍し、現在は
大阪市長に転じて大阪改革に取り組んでいることは周知の事実で
すが、小沢氏と違って政治家としての経験はごくわずかです。
 そこで、今日からのEJの新しいテーマは、橋下徹という人物
に焦点を当てることにしたいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――
   橋下徹大阪市長研究/日本の政治はどこに向かうか
―――――――――――――――――――――――――――――
 私はテレビや報道を通してしか橋下氏のことを知りません。彼
が日本テレビ系の『行列のできる法律相談所』のレギュラー弁護
士だったときもその番組を見ていないのです。しかし、彼につい
て書かれた本も増えてきています。そういう情報をできるだけ集
めて熟読し、EJとしての「橋下徹大阪市長研究」を展開して行
くつもりです。         ―── [橋下徹研究/01]


≪画像および関連情報≫
 ●文藝評論家/山崎光太郎氏のブログより
  ―――――――――――――――――――――――――――
  誰が、どういう組織が「小沢夫人離縁状」なる紙爆弾・怪文
  書を全国にばら撒いたのか、という問題こそマスコミやジャ
  ーナリズムは追及すべきだと思うが、まったくその気配はな
  い。ましてや紙爆弾・怪文書を全国にばら撒いたのが野田佳
  彦首相周辺だとすれば、日本国の存亡にもかかわる大問題、
  大スキャンダルのはずだが、まったく追及の動きはない。マ
  スコミも、怪文書騒動の仲間、共犯者ではないのかと思うし
  かない。さて、この怪文書騒動に食いついてきたのが、また
  また立花隆である。立花隆は、つくづく怪文書、インチキ資
  料、偽造文書、ガセ証人・・・がお好きな人である。「金沢
  敬」という謎の人物が、「小沢一郎潰し」の生き証人として
  登場してきた時、すばやく「これで小沢一郎は終わった・」
  と宣言したのも立花隆だったが、今回も、早速、その立花隆
  センセイが、「小沢夫人離縁状」なる紙爆弾・怪文書に、ダ
  ボハゼのごとく食いついてきた。そして、「週刊文春」の続
  報に登場して、またまた「小沢一郎は終わった・・・」と宣
  言している。(以下、URL)
  http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20120626/1340661689
  ―――――――――――――――――――――――――――

注目の橋下市長大阪市長.jpg
注目の橋下市長大阪市長
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 橋下徹研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント



=== 消費税の増税にからむ「小沢政局」は、国家主義の新興政治勢力の台頭を促す。これが橋下か誰かは、わからない ===

2012年6月26日の衆議院本会議における消費税の増税法案の採決は、 賛成363票・反対96票・棄権19票で可決され、参議院へ送られた。 密室談合政治である「三党合意」を交わした民主・自民・公明・・・が、消費税の増税に賛成した。一方、民主党内の小沢一郎Gと鳩山由紀夫G、みんなの党、新党きづな・・・が、消費税の増税に反対した。この採決において、消費税の増税に反対した議員たちの主張に深く同感する。 ネット上などで公表されている彼らの主張を読めば、誰であれ、納得できる正論だ。 ここで、別の視点から消費税の増税に反対しよう。 ちまたに宣伝されている『消費税は、社会保障費に使う』とか、『国債の暴落を防ぐため』という理由は、建前=フィクションにすぎない。つまり、消費税の増税に向けた「三党合意」を手配したのは、経団連・連合・財務省(官公労)であり、消費税で既に「利益」を得てきた立場にあり、さらなる「利益」を求めて、「民主党政権」(野田内閣)に消費税の増税を進めさせている。これが、増税推進派の本音=リアリティだ。 経団連・連合・財務省(官公労)は、『消費税がもたらした莫大な利益を、もっと大きくしよう』という欲得勘定に溺れて、消費税という『濡れ手に粟』の、麻薬どうぜんの「利益」に酔いしれ、『もっと、もっと欲しい!』と、狂ったように叫んでいる。そして、マスコミも、財務省(官公労)によって、アメ(=広告収入)を与えられつつ、ムチ(=国税査察・検察捜査)で脅されているため、広告スポンサーである経団連・連合・財務省(官公労)が操作する「民主党政権」(野田内閣)の宣伝機関に成り下がり、もはや、国民に真実を伝える「マスコミ」ではなく、国民にウソを宣伝する「ダマスゴミ」になった。ダマスゴミにならなかった新聞社は、嫌がらせの国税査察を受けた中日新聞(=東京新聞)ぐらいだ。 「利益」狂いの経団連・連合・財務省(官公労)の実態について、先ず、湖東 京至 元静岡大学教授が指摘しているように、外国人持ち株比率が高い多国籍企業や、日本政府(官公庁)と癒着した東京電力(株)のような大企業から構成される経団連(日本経済団体連合会)は、消費税の還付金制度(優遇税制)によって莫大な利益を得てきた。例えば、トヨタ自動車(株)への2009年度の消費税率5%の還付金は、2106億円だったが、消費税率が今後10%になれば、2倍の4212億円の還付金を得られる計算になる。 日本政府の税収が不足しているのであれば、経団連(大企業)に対する消費税の還付金制度(優遇税制)を止めなければならない。 次に、連合(日本労働組合総連合会)は、日本政府(内閣・財務省)に対して、大企業のみに利益をもたらす直接税(法人税・所得税)の減税を要求し、実際に減税を勝ち取ってきた。つまり、連合は、低所得者ほど重い負担割合になる間接税(消費税)を増税することによって、直接税(法人税・所得税)の減税分と相殺する方針なのだ。連合が、このように、大企業の労働組合員以外の一般国民に間接税(消費税)による過大な税負担を押しつける反面、中小企業の労働組合から成る社保協(中央社会保障推進協議会)などは、連合とは対照的に、間接税(消費税)の増税に強く反対している。日本政府の税収が不足しているのであれば、大企業を優遇する直接税(法人税・所得税)の減税を止め、公平な課税の原則である直接税(法人税・所得税)に対する「累進課税制度」に立ち返らねばならない。最後に、財務省(官公労)に関しては、「天下りなどの行政利権」「許認可権などの既得権益」「特別会計に依存した官僚主導政治」を維持し続ける「財源」として、消費税の増税を推進している。しかし、消費税の増税をする前に、特別会計のムダを無くし、大規模な「公務員制度改革」を行わねばならない。特別会計のムダを放置したまま、「公務員制度改革」を微塵も行わなければ、消費税率を80%に引き上げても、日本政府の税収不足は続く。 以上のごとく、消費税の増税を画策する経団連・連合・財務省(官公労)の動機は、私利私欲が100% =「自己の利益のため」であって、「国家(国民)のため」ではない。消費税の増税は、国家(主権・国民・領土)を疲弊させ、日本経済を完全に破壊する。 さて、消費税の増税に反対する小沢一郎は、中国・韓国とのパイプを通じて、「在日外国人参政権」を推進してきた「売国奴」である。しかも、日本国の行政利権・既得権益を破壊する「壊し屋」でもある。つまり、小沢一郎は、選挙のことしか考えない、無定見な日和見(ひよりみ)主義者だからこそ、在日外国人の票さえも集めようとした。また、選挙を最優先するからこそ、国民感情を常に把握しており、権力闘争に強い「壊し屋」たりうるのだ。 昨今の小沢一郎は、官僚(内閣官房・財務省・検察庁)の職権乱用による「不当裁判」に巻き込まれ、その人格を誹謗中傷した「怪文書」をバラまかれたが、これらの陰湿な人物破壊工作は、行政利権・既得権益にしがみつく経団連・連合・財務省(官公労)に支えられた「民主党政権」が、小沢一郎という「壊し屋」を恐れている証なのだ。 消費税の増税に反対した小沢一郎Gは、めげることなく、反国家的な私利私欲にまみれた「民主党政権」(野田内閣)を破壊し、解散・総選挙へと追い込むべきだ。 この波乱の政局において、自民党の「保守派」の安倍晋三Gと、「上げ潮派」の中川秀直Gは、経団連・連合・財務省(官公労)に協力する自民党の「空気を読めない執行部」と決別して、国家(国民)を中心とする政界再編を実現すべきだ。また、橋下徹大阪市長が率いる「維新の会」は、尖閣諸島の領土保全策を宣言した石原慎太郎都知事、みんなの党、新党きづな、亀井静香G、河村たかし名古屋市長の「減税日本」と連携しながら、その斬新な政治構想を実現してほしい。 かくして、日本国の歴史と文化を愛する国民は、力を合わせて、私利私欲にまみれた拝金主義者と共産主義者から成る、反国家的な「民主党政権」を早急に葬り去るべきだ。 クリエイティブな政治指導者たる者は、「財源」と「税収」に関して、現行の財政・金融システムの枠内にとらわれて、思い悩む必要は無い。なぜなら、戦前のナチス・ドイツや現代の中国における「国家財政制度」を研究すれば理解できる「テーゼ」であるが、 『日銀(中央銀行)を内閣の管理下に置き、国民が国家(主権・国民・領土)のために労働する限り、消費税の廃止を含む、あらゆる無税化を容易に実現しうる』からである。


Posted by 国家とは何かを知る者 at 2012年07月09日 11:15
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