ユーロに加盟しないためのテストのようなものです。加盟を要請
されても、まだ5つのテストに合格していないからというのを今
まで断り文句に使ってきているからです。
なぜ、英国はユーロに加盟することを逡巡するのでしょうか。
その理由としては、次の3つが上げられます。
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1.通貨主権を失うことへの危惧
2.ドイツ/フランスへの不信感
3.政治的主権の維持困難化不安
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第1の理由は「通貨主権を失うことへの危惧」です。
英国は自国通貨であるポンドに強い思い入れがあります。その
ため、そのポンドを失い、ユーロを導入し、従属的な単一金融政
策の下で自国の経済成長を維持できるのか危惧したのです。ユー
ロ圏全体の金融政策を担当するECBは、完全なドイツ寄りとい
うよりドイツそのものであるからです。
第2の理由は「ドイツ/フランスへの不信感」です。
ユーロ圏は完全にドイツとフランスが仕切っており、ユーロに
加盟すると、そのドイツとフランスの下に立つと英国は考えてい
るのです。それにEMSに加盟しながら、脱退せざるを得なかっ
た過去の屈辱的トラウマもあります。ドイツの独善的政策にも強
い不信感を募らせているのです。
第3の理由は「政治的主権が維持困難になる」です。
英国はドイツとフランスとは政治的立場が違います。それはイ
ラク戦争のときの英国の行動を見ると明らかです。2003年の
イラク戦争に英国はドイツとフランスが反対するなかで参加して
います。米英関係を大事にしているからです。しかし、ユーロに
加盟するとさまざまな面で英国の自由なスタンスが制約を受ける
と考えているのです。また、マクロ経済政策のない国家は政治的
に力を失うことを英国は懸念しているのです。
しかし、英国がいつまでもこの立場を維持できるかどうかは疑
問です。現在、EU27ヶ国のうちで17ヶ国がユーロ加盟国で
すが、英国、デンマーク、スウェーデンを除く7ヶ国はユーロ入
りの準備を進めているといわれています。
しかし、英国もEUの27ヶ国のひとつであり、いつまでもユ
ーロに背を向けてはいられないはずです。そういう英国の立ち位
置について、中央大学経済学部、同大学院兼任講師の坂田豊光氏
は次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
もっとも、イギリスの立ち位置が難しいことも事実だ。世界一
等の金融センターであるシティーを抱えるイギリスにとっても
ユーロの存在は重要である。例えば、外国為替市場における1
日の取引平均(2010年)は、アメリカの1590億ドルや
日本の620億ドルに対して、イギリスは3700億ドルと群
を抜くが、その背景にはユーロの存在がある。対ユーロ圏貿易
でも、ユーロとポンドだけで為替相場を考えられることは、イ
ギリスに多くのベネフィット(便益)をもたらしている。ユー
ロを導入せずして、そのベネフィットを享受していることから
イギリスが「フリーライダー(只乗り)」と呼ばれるのも無理
からぬところである。 ──坂田豊光著/NHKブックス刊
『ドル・円・ユーロの正体/市場心理と通貨の興亡』
―――――――――――――――――――――――――――――
英国は日本と同様に島国です。そのため、同じヨーロッパの国
といっても、陸続きの大陸の国であるドイツやフランスとは少し
違う感覚を持っているといえます。この点について、元外務副報
道官の谷口智彦氏は次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
「あなたはアジア人か」と聞かれた場合、日本人の多くは理屈
ではそうだと答えながら、どこかにそぐわない感情を抱くこと
だろう。日本人の心理的地図において、アジアとはあたかも、
台湾南方洋上のどこかから始まる地域の呼称であるかにみなさ
れているフシがある。英国民とヨーロッパ概念は、ちょうどこ
れと瓜二つの関係をなしている。いわば、頭に心がついていか
ない。ヨーロッパとは英国民の心理的地図においてあくまで大
陸欧州を指すもので、ア・プリオリに(元から無前提に)自分
たちを含むものではないのである。
──谷口智彦著/日本経済新聞社刊
『通貨燃ゆ/円・元・ドル・ユーロの同時代史』
―――――――――――――――――――――――――――――
英国は欧州につくのか、米国につくのか──現在の英国の立ち
位置は曖昧です。ブレア元首相時代は、どちらかというと、ヨー
ロッパと距離を置き、米国に近づいていたように見えます。だか
ら、米国の要請にしたがい、唯々諾々とイラク戦争に付き合い、
大きなものを失っています。
英国の歴史家でジャーナリストのポール・ジョンソンは、冗談
でしょうが、次のように述べたことがあるのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
英国全体として米国の一州になるべきである。人口比からいっ
てもどんな大統領も英国の票と意向を無視できないであろう。
──ポール・ジョンソン
―――――――――――――――――――――――――――――
しかし、現在の英国は、米国と欧州に挟まれてどちらの影響も
受けざるを得ないポジションを占めています。それでいて、その
中途半端な立場から、どちらからの信頼も十分に得ることはでき
ないでいます。
この場合、欧州を中国ならびにアジアと置き換えると、英国の
置かれた環境は、そのまま近未来の日本の置かれたポジションで
あるともいえます。――――――── [欧州危機と日本/51]
≪画像および関連情報≫
●ユーロに加盟しなくて正解 英国から見るドイツの苦悩
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2013年9月29日、再選されたメルケル独首相はベル
リンのブランデンブルク門前で演説を行った。支持者たちは
「ドイツを救った女」とメルケルを呼んだ。彼女がポケット
から新しい100ドイツ・マルク紙幣を取り出すと、ドイツ
国民は大歓声でそれに応えた。「誰もがそのメッセージを理
解した。ユーロの悪夢は終わった」。
これは英「インディペンデント」紙が11月29日に掲載
した近未来小説風シミュレーションである。同記事ではフィ
ンランド、オーストリア、オランダ等もドイツに続きユーロ
から離脱する。一方、ユーロに残ったフランスのサルコジ大
統領は12年5月の最後の記者会見で、疲れ果てたように、
「ドイツよ、これ以上私を虐待しないでくれ」と語った。彼
は大統領選挙に出馬したストラス・カーンIMF専務理事に
敗北していた。欧州大陸の統合の動きに、英国はもともと冷
ややかである。英「デイリーエクスプレス」紙は11月25
日に、EUから英国は脱退しろという過激な提言を1面トッ
プに掲載した。英「フィナンシャルタイムズ」紙も2日間に
わたって、EUが域内の経済弱小国に対して、非効率な補助
金を支出していることを糾弾した。そういった考え方は、ブ
リュッセルのEU官僚が英国の税金をムダづかいしていると
いう不信感から生じている。
http://diamond.jp/articles/-/10424
―――――――――――――――――――――――――――
坂田 豊光著「ドル・円・ユーロの正体」



増税の為の「社会保障と税の一体改革」であることが明白に・・・罪を感じない政治家たち(政経徒然草さま)
>>http://haru55.blogspot.jp/2012/06/blog-post_14.html
>予想通りというか野田首相は自民党案の「丸のみ」を決めたようだ。
野田内閣の次の総理一任は自民党提出の憲法9条改正案の丸呑みですね。
ところで野田内閣総理大臣は先の小川前法相との指揮権発動の是非について会話した内容をつい最近のことなのに「記憶にない」と公式に国会答弁しており、それが虚偽の答弁でないならば誰が見ても野田総理は記銘力喪失した重度の認知症(かつて痴呆症という病名)患者です。
これは日本国憲法70条において内閣総辞職の要件のひとつである総理大臣の職務遂行困難な病気による欠員条項(憲法70条内閣総理大臣がかけたとき)に合致しており、野田総理は直ちに入院精査して治療が必要であり病気辞任して内閣総辞職しなければなりませんね。
参考>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/06/post_2386.html#30317
入院精査して認知症ではないと診断されれば先の「記憶にない」総理答弁が偽証罪に問われ総理懲戒免職、同じく憲法70条によって内閣総辞職となります。
国会議員は直ちに職務遂行困難な重度の認知症患者である疑いが極大の野田総理を病院へ送って認知症の精密検査を受けさせねばなりません。国会審議のほうは総理ひとりが欠席しても憲法上何の影響もなく続けられますからね。
【日本国憲法70条による内閣総辞職は国会議員の責務である】
増税の為の「社会保障と税の一体改革」であることが明白に・・・罪を感じない政治家たち(政経徒然草さま)
>>http://haru55.blogspot.jp/2012/06/blog-post_14.html
>予想通りというか野田首相は自民党案の「丸のみ」を決めたようだ。
野田内閣の次の総理一任は自民党提出の憲法9条改正案の丸呑みですね。
ところで野田内閣総理大臣は先の小川前法相との指揮権発動の是非について会話した内容をつい最近のことなのに「記憶にない」と公式に国会答弁しており、それが虚偽の答弁でないならば誰が見ても野田総理は記銘力喪失した重度の認知症(かつて痴呆症という病名)患者です。
これは日本国憲法70条において内閣総辞職の要件のひとつである総理大臣の職務遂行困難な病気による欠員条項(憲法70条内閣総理大臣がかけたとき)に合致しており、野田総理は直ちに入院精査して治療が必要であり病気辞任して内閣総辞職しなければなりませんね。
参考>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/06/post_2386.html#30317
入院精査して認知症ではないと診断されれば先の「記憶にない」総理答弁が偽証罪に問われ総理懲戒免職、同じく憲法70条によって内閣総辞職となります。
国会議員は憲法上の責務として直ちに職務遂行困難な重度の認知症患者である疑いが極大の野田総理を病院へ送って認知症の精密検査を受けさせねばなりません。国会議員のもう一つの責務国会審議のほうは総理ひとりが欠席しても憲法上何の影響もなく続けられますからね。