2005年03月16日

北緯/南緯19.5度にあるもの(EJ1553号)

 昨日のEJで述べた19.5度の謎――これについてもっと深
く調べた人物がいます。あのリチャード・ホーグランドです。彼
は、地球、火星、海王星、木星の4つの惑星について、その北緯
/南緯19.5度に何があるかを調べたのです。
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   地 球 ―― 北緯19.5度 マウナロア火山
   火 星 ―― 北緯19.5度 オリンポス火山
   海王星 ―― 南緯19.5度 大暗班
   木 星 ―― 南緯19.5度 大赤班
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 地球の北緯19.5度には、ハワイのマウナロア火山がありま
す。この火山は地球最大の火山として知られています。続いて、
火星の北緯19.5度には、太陽系最大の巨大火山であるオリン
ポス火山があるのです。
 遠く離れた海王星の南緯19.5度には「大暗班」――グレー
ト・ダーク・スポットがあるのです。高気圧の渦巻きと見られて
いますが、その正体は不明です。そして木星の南緯19.5度に
は「大赤班」――グレート・レッド・スポットがあるのです。
 ホーグランドは、惑星における北緯/南緯19.5度には、エ
ネルギーを放出する特殊なポイントがあるとしています。しかし
地球と火星は火山であることはわかっていますが、海王星と木星
については、その正体はわかっていないのです。
 しかし、サイエンス・エンタテイナーを自称する飛鳥昭雄氏は
海王星と木星についても火山であると明言しています。飛鳥氏は
ヴェリコフスキー理論を信奉しており、木星の大赤班は金星が飛
び出した場所であるとしており、その下には超弩急の巨大火山が
あると主張しています。ちなみにヴェルコフスキー自身は金星を
生み出した場所までは特定していないのです。
 しかし、この説には大いに疑問があるのです。なぜなら、飛鳥
氏の仮説が成立するためには、木星が地球と同じように固い地殻
を有する惑星であることを証明しなければならないからです。
 しかし、木星の基本的なデータだけを見ると、木星がそのよう
な固体惑星ではあり得ないのです。確かに木星は太陽系の中で最
も大きい惑星であり、その大きさは太陽系が木星とその他で出来
ているといえるほどなのです。
 ところが、木星の体積は地球の約1316倍であるのに、質量
は約318倍しかないのです。しかも、密度にいたっては、地球
の4分の1しかないのです。これは何を意味しているのかという
と、木星はほとんどが軽い元素――水素とヘリウムで構成されて
いるということなのです。
 そしてそれらの元素は、高圧力のために液体化せざるを得ない
のです。赤道半径約7万1000キロのうち、少くとも表面から
1万キロ以上が水素を中心とするガスなのです。そのような木星
に火山が存在するはずがないのです。
 それならば、大赤班の正体は何でしょうか。
 カール・セーガンによれば、大赤班は巨大な台風であるとして
います。木星の大気は非常に高速で流れており、そうした気流の
はざまで渦巻く低気圧が大赤班であるといっているのです。
 しかし、飛鳥氏は台風ではないと主張しています。その理由は
大赤班は南緯20度付近にとどまっていてほとんど動いていない
からであるというのです。
 しかし、これに対して大赤班は大きく移動しているという説が
あります。これに関してはデータもありますので、本当のことで
あろうと思います。データについては、添付ファイルCのグラフ
を参照してください。
 このデータによると、1831年から1880年までについて
は−1200度ほど移動、1880年から1910年は600度
ほど移動、1910年から1930年は−200度以上移動、そ
して1930年から1980年までには、約1250度移動して
いるのです。そして、現在も大赤斑は西に移動し続けているとい
うのです。
 ちなみに、木星からの金星誕生を語るヴェリコフスキー説は、
カール・セーガンらが「定量的に」覆しており、その信憑性には
疑問符がつくのです。つまり、木星が金星を生むことはあり得な
いというわけです。
 しかし、宇宙の情報に関しては、NASAが独占しており、情
報の操作も行われていることは確実なので、部外者が知ることの
できる範囲は限られていると思います。何しろ、本当にアポロが
月に行ったかどうかですら疑われているほどですから、本当のと
ころは、部外者にはわからないのです。
 部外者の研究家については、ひたすら多くの情報を収集し、そ
こからから推論するしかないのです。そういう意味では、飛鳥昭
雄氏らの太陽系の研究も大いに参考になるのです。
 火星について、今日まで32回にわたっていろいろ調べてきま
したが、どうやら火星には超古代文明が存在した可能性は高いと
いえると思います。その情報を一番握っているのはもちろん米国
のNASAです。
 もし、火星にかつて超古代文明が存在したと仮定すると、次の
2つのことが想定されるのです。
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 1.地球には古代に優れた文明があって、既に火星に行ける技
   術力を有していて、人類が火星の超古代文明を形成したと
   考えてみる。
 2.もともと人類は火星に住んでいたが、火星の環境が住むの
   に適さなくなったので、一番近い惑星――地球に移ったと
   考えてみる。
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 どちらも驚天動地の考え方ですが、もし、火星に超古代文明が
あったとすれば、以上のような想定も十分成り立つのです。明日
はもう少し詳しく考えてみましょう。


≪画像および関連情報≫
 ・Cのグラフの説明
  このグラフは、大赤班が1831年以来経度方向にどのくら
  い推移したかを示す。この変化は、大赤班が固定した模様で
  もなければ、木星の雲の下のいかなる固定した地形的様相と
  も関連していないことを示している。

1553号.jpg


→次の記事(第1554号)へ
posted by 平野 浩 at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 火星探査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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