日から配信します。
一人の政治家──それも与党の有力な政治家である小沢一郎氏
を失脚させるために国家権力の象徴である特捜検察が総力を上げ
て挑んでから2年半が経過しようとしています。
これは検察にとって非常にリスキーな賭けです。失敗すれば、
組織の崩壊に繋がるからです。もし、小沢氏がこの裁判で無罪に
なって復権すると、おそらく国政調査権を使って検察組織を徹底
的に調査し、民主国家にふさわしい捜査機関に作り換えるぐらい
の荒療治はやると思われます。
確かに小沢事務所の秘書は全員起訴され、有罪の判決を受けて
います。小沢氏自身も検察審査会の強制起訴による裁判の被告に
なっています。しかし、ここまでの裁判の経過は検察側にとって
きわめて不利になりつつあり、現在、検察組織はその崩壊の一歩
手前まで追い詰められているといっても過言ではないのです。
2009年3月3日に小沢事務所の第一秘書である大久保隆規
氏がいきなり逮捕されたとき、小沢氏のことをよく知る人たちは
「これは自民党の仕業だな」と考えたのです。自民党にとって、
小沢民主党の勢いを止めるには、そのぐらいしか有効な方法が思
い浮かばなかったからです。
しかし、当時の自民党に検察を動かして小沢氏にゆさぶりをか
けるような力は既になかったのです。むしろ官僚組織の危機感が
そうさせたのだと思います。なぜなら、小沢氏は「政治主導で官
僚中心の政治を国民の手に取り戻し、国のかたちを変える」こと
を政治目標にしている政治家だからです。それは小沢氏の著書や
演説、テレビなどでの話において、明確に打ち出されています。
したがって、小沢氏は官僚組織にとって、きわめてリスキーな政
治家のひとりなのです。橋下大阪市長も同様の存在です。
「その小沢が天下を取り、総理になったら・・」──官僚組織
が危機感を持つのも当然です。小沢氏なら、ひ弱い他の民主党の
幹部と違って腕力があり、本当にやりかねないからです。「壊し
屋小沢」の異名がそれを何よりも物語っています。
とんでもないことですが、特捜検察は一度逮捕すればたとえそ
の人が真犯人でなくても、有罪にできるノウハウを持っているの
です。犯罪のストーリーを検察が組み立て、そのストーリーを補
強するものは証拠として採用するが、それと矛盾するものはたと
えそれが真実であっても証拠にしないのです。これは12月16
日の小沢公判で、証人として出廷した前田恒彦元検事が明確にそ
う証言しているのです。これはとんでもないことです。
それに裁判所も、とくに特捜検察の組み立てたストーリーにつ
いては、ほぼそのまま受け入れて有罪判決を出しており、検察と
裁判所は繋がっているといっても過言ではないのです。その典型
が陸山会裁判の3元秘書の有罪判決です。証拠はなくても裁判官
の推認によって全員有罪にされてしまっています。こうなると、
日本は冤罪地獄に陥ってしまうことになります。とにかく逮捕さ
れたら、一巻の終りなのです。どこかの独裁国家と何も変わらな
いのです。検察ファッショそのものです。
小沢氏は政治とカネの元凶のようにいわれていますが、少なく
とも私の調べた限りにおいては、そういう疑惑はまったく存在し
ないのです。これは、大久保、石川、池田の元秘書3人を逮捕し
て取り調べた検察が一番よく知っているはずです。
小沢氏もいうように、国家権力が2年9ヶ月もかけて徹底的に
調べ上げても何も出てこないのですから、それはないというのが
正しいのです。だから、検察は小沢氏を不起訴にしたのです。そ
うせざるを得なかったのです。
むしろ、特捜検察の大きな成果は、小沢氏に「稀代の悪徳政治
家」のレッテルを貼ったことです。何しろ世論調査をすれば80
%の人が小沢氏に否定的な判定をするのです。小沢氏自身が何も
していなくても「やっているに決まっている。うまく隠している
だけだ」として、小沢氏を一方的に批判します。小沢氏が何も反
論しないので、そう信じている人が少なからずいます。
これは、記者クラブメディアに大きな責任があります。もし、
裁判で小沢氏が無罪になり、復権すると記者クラブは今度こそ廃
止され、報道メディア各社は厳しい報復を受けるはずです。彼ら
はまさにウォルフレン氏のいう「人物破壊」を小沢氏に行ってお
り、メディアとしては絶対にやってはならないことです。もし、
小沢氏に名誉毀損で訴えられたら、どうするのでしょうか。
既に述べたように、特捜検察は、小沢氏を起訴できないと初期
の段階で判断していたと思われます。そこで検察審査会を使って
小沢氏を強制起訴に持ち込む戦略を立てたものと思われます。小
沢氏に不起訴処分が出たとき、テレビ朝日の「サンデープロジェ
クト」(当時)で、有力な検察ОBの宗像紀夫氏が、「今度は検
察審査会で小沢氏は裁かれる」というような趣旨の発言をしてい
たのを私は聞いています。
問題はいかにして2回の起訴相当を出させるかです。それは検
察にとってそれほど難しくないのです。というのは、検察は検察
審査会の審査員に対し、「不起訴にした理由」について資料を提
出して説明する機会が与えられるからです。これは、本音では小
沢氏を起訴したい検察にとって絶好の機会です。
その説明のさい検察は、あくまで小沢氏は共謀していると思う
が、諸政治判断で起訴できないというニュアンスを匂わせればよ
いのです。さらに正式な証拠ではないが、付属資料として田代検
事の作成した虚偽の捜査報告書を提出すれば、素人の審査員でも
あり、本当だと思ってしまうでしょう。つまり、検察審査会の制
度を特捜検察は悪用して、小沢氏を強制起訴させたのです。
まして検察のリーク情報に基づく記者クラブメディアの報道で
「小沢=悪人」のイメージが定着しているので、小沢氏に起訴相
当議決を出すのは簡単なことです。あなたはこのような特捜検察
を許せますか。 ── [財務省の正体/36]
≪画像および関連情報≫
●小沢弁護団、虚偽捜査報告書を証拠申請へ
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資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り政治資金規正法違
反(虚偽記入)に問われた小沢一郎民主党元代表(69)の
公判で、当時の東京地検特捜部検事が作成した捜査報告書に
虚偽があった事実が発覚した問題で、小沢被告の弁護側は、
来週、この報告書を根拠にした東京第5検察審査会の起訴議
決は無効だとして、報告書を東京地裁に証拠申請することを
決めた。同審査会に提出された捜査資料のリストの開示も求
め、報告書などが起訴議決に与えた影響を明らかにしたい考
えだ。この捜査報告書は、元特捜部の田代政弘検事(44)
が昨年5月、保釈された同会元事務担当者・石川知裕衆院議
員(38)の再聴取後に作成。昨年1月の勾留中の取り調べ
で小沢被告の関与を認めた理由として、石川被告が「検事か
ら、ヤクザの手下が親分をかばうようだと言われたことが効
いた」と述べたと記載している。
──2011年12月24日/読売新聞
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検察庁
>12月26日東京新聞 私説・論説室から:返還問題か、移設問題か
>「返還」と書くか「移設」と書くか。たかが二文字、されど二文字である。▲
書くべきは「破棄」の二文字。
すなわち地位協定破棄。
それだけで沖縄すなわち日本から治外法権軍属が屯する米軍基地は存在できなくなって倒産して無くなる。
なぜならもう米国には海外の交戦中基地を維持する財力がないから、撤退せざるを得ない。
それとも極東に戦争を起こして特需を演出し沖縄と本土の基地に交戦中治外法権=地位協定をたてに居座り続けるか。
アメリカの選択肢はこのふたつにひとつしかない。
参照:長周新聞
朝鮮転覆狙い軍事緊張作る米国
金正日氏急死
米日韓軍事同盟で戦争挑発 2011年12月21日付
>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/tyousentenpukuneraigunjikintyoutukurubeikoku.html
平和を守る日本人はすべての精神力を地位協定「破棄」=平和憲法独立不羈立国へと集中させよう。
現実に国会〜地方議会議員や官僚〜公務員のヤミ治外法権スパイ活動を、明白な証拠をもって検挙できるであろう。
すべての省庁・地方出張所へ直ちに捜査に入れ。
>「不安を抱える子供たちを救う、面倒見のいい大人たち!」
(「日本人」の研究!さまhttp://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/242442765.html)
(本文中略)
今はその「面倒見のいい大人」がだいぶ少なくなったように思う。
また親の体質もかなり変わってきたので「面倒見のいい大人」であり続けるのがなかなか難しくなってきている。
そんな中でも、Y君は子供たちに太鼓を教え、さらに自宅を開放してまで、勉強を教えている。
そして、学校に行かない子にも生き生きと自分を出し切れる場を与えている。
本当に頭が下がる。
こういう一人一人の善意が社会を成り立たせているのではなかろうか。
(本文転載終わり)
この記事へのコメント(転載)
1.人が人を信じるということは、その人の「一生懸命さ、一所懸命さ」を一生懸命に一所懸命に信じるということなのだと、このお話から教えていただきました。
わたしも懸命に自分の考えつくかぎり親切で有り続けたいと思います。たとえ大きなお世話と言われてもね。信あれば通ず。
Posted by 通りがけ at 2011年12月26日 09:20
2.これは扶桑の島の伝統であり、縄文時代の昔から扶桑の島に住む人々をつねに同時代の世界からもっとも尊敬される美徳を具えた社会を築ける優れた人々たらしめてきた尊い性質、「親身になる」ことができる伝統的特質である。
とはいえこれは扶桑の島の民衆、常民の間だけの特質であり、支配階級や権力者で「親身になる」ことができたのは聖徳太子以来では田中角栄氏ただひとりである。彼は東大のような拝金亡者粗製濫造バカだ大学へなど行ってないからね。じつに誰よりも親身になる能力が大いなる、世界中の誰に対しても隔てなく常に親身であり続けた、世界史上不世出の首相統治者であった。
「親身になる」
これこそが扶桑の島を伝え続けるわれわれ日本人にとって命よりも大切な父祖伝来の尊い教えなのである。
Posted by 通りがけ at 2012年01月03日 05:43
すなわち、震災対応も原発事故対応も暴虐地位協定破棄もすべて「親身に」なれば即応解決できる。