いて検討してみることにします。
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3.メーソンリーのロッジで行われている奇妙な儀礼は何を目
的とするものなのか。
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メーソンリーのロッジでは、上位階級への参入儀礼として、奇
妙な寸劇が演じられるのです。それは、フリーメーソンとして忘
れてはならない組織の起源や歴史的な出来事などを決まりきった
対話にして演ずるのです。そのさい、それがどのような意味かわ
からなくても、丸暗記して演ずるのです。
メーソンリーのロッジには、次のように11の階級の役員がい
るのです。
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1.マスター 7.マーシャル
2.シニア・ウォーデン 8.シニア・デーコム
3.ジュニア・ウォーデン 9.ジュニア・デーコム
4.トレジャラー 10.スチュワート
5.セクレタリ 11.タイラー
6.チャプレン
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入団の儀礼を紹介しましょう。
志願者はロッジに入ると準備の部屋に通されてしばらく待たさ
れます。身に着けているすべての金属を外し、左膝と左胸を露出
し、左靴のかかとを潰すようにいわれます。
胸を出すのは女性でないことを示すためであり、膝や靴のかか
とを潰すのは、志願者が既に厳しい試練を経過していることをあ
らわしているのです。
志願者に目隠しをして案内するのはジュニア・ディーコンの役
割です。反省の部屋まで導かれ、そこで3度のノックの音が聞こ
えるまで待たされます。合図の音が聞こえると、首にロープを巻
かれて部屋に入ります。そのとき案内役は抜き身の短剣を胸に当
てています。そして、対話がはじまります。
「何か感ずるか」
「感じます」――答えかたは決まっていて、誰かがセリフは耳
打ちし て教えてくれるのです。
「それでは、それをおまえの良心の痛みとせよ。これからおま
えが加わろうとする秘密を明らかにすれば、ただちに死が訪れ
るであろう」
別のところから声。マスターの声です。
「成人でなくては、メーソンとなることはできない。おまえは
自由で、かつ21歳に達しているか」
「はい」
「自由なる意思をもって、フリーメーソンリーの秘儀に加わり
たいと思うか」
「はい」
ここではじめて胸に当たられた短剣は取り除かれます。しかし
首の輪はそのままです。そうしたら「跪け」の声。ここで神に対
して祈りが捧げられます。そのあと、目隠しのまま部屋の中を引
きずり回され、3度にわたり「暗闇に置かれた哀れな志願者」と
紹介されるのです。3人の役員に対してです。
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東端 ・・・・・ ワーシップフル・マスタ−
西端 ・・・・・ シニア・ウォーデン
南端 ・・・・・ ジュニア・ウォーデン
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そして、ワーシップフル・マスタ−のところに連れていかれる
のです。
「暗闇にあるおまえの心を占める一番の望みは何か」
「光です」
「ならば、祝福が甦るように」
ここで目隠しが取り除かれます。目の前にいるマスターは光の
象徴を指し示します。そうすると、定規とコンパスのマークがそ
こにあったのです。そして、マスターは志願者に、第1段階「エ
ンタード・アプレンティス(徒弟)」という位階に受け入れられ
たと告げるのです。
そして第1階級の合図、握手の方法、合言葉などが伝えられ、
ソロモン王の神殿の入り口に立つ2本の柱についての説明があり
ます。そのうえで、高所から飛び降りたり、水の中を潜ったりす
ることを象徴する動きをさせられ、白い牛皮のエプロンが渡され
るのです。そして、次の言葉が告げられます。
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それはゴールデン・フリースよりもローマン・イーグルよりも
古く、スター勲章、ガーター勲章・・・よりも栄誉がある。そ
れは無垢と友愛の絆の象徴である。
――クリストファー・ナイト/ロバート・ロマス著/
松田和也訳、『封印のイエス/「ヒラムの鍵」が解く
キリストのミステリー』/学習研究社刊
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そのうえで、第2階級に進むさいに記憶しておくべき質疑応答
が教えられて、儀礼のすべてが終了するのです。
なお、第1階級「徒弟」の参入儀礼では、左膝と左胸を出しま
したが、第2階級「職人」の参入儀礼では、右膝と右胸を出して
儀礼に臨むのです。そして、靴のかかとも右の方を潰すのです。
このように1階級ずつ儀礼のやり方が体系的に定められており
意味のわからないまま、上位階級に進む志願者はそれを覚え込ま
されるのです。握手のしかたひとつにしても各階級によって異な
るので、下の階級の者は上の階級のことは何もわからないように
なっているのです。これがフリーメーソンリーの参入儀礼の内容
なのです。 ・・・・・・・・ [秘密結社55]
≪画像および関連情報≫
・マスターからジュニア・ディーコンの役割
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マスターはロッジの中心人物であり、会員によって選挙で選
出される。他の役員を任命する権限を持つ。シニア・ウォー
デンは、マスターが不在のときに代理を務める。ジュニア・
ウォーデンはロッジへの訪問者が確かにフリーメーソンであ
るかどうかを確かめる。シニア・ディーコンは、マスターと
シニア・ウォーデンの間の伝令役であると同時に「職人」と
「親方」の位階への志願者の案内役である。ジュニア・ディ
ーコンはシニア・ウォーデンとジュニア・ウェーデンの間の
伝令役であると同時に「徒弟」の位階への志願者の案内役で
ある。このようにすべて役割が決まっているのである。
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・画像の出所
クリストファー・ナイト/ロバート・ロマス著/松田和也訳
『封印のイエス/
「ヒラムの鍵」が解くキリストのミステリー』/学習研究社刊


