2010年09月22日

●「なぜ、ツイッターは外されたのか」(EJ第2903号)

 2010年7月の参院選から解禁される予定であったネット選
挙──公職選挙法改正案は、鳩山首相、小沢幹事長の突然のダブ
ル辞任によって、いつの間にか消えてしまったようです。
 政権交代前にはネット選挙の実現にあれほど熱心だった民主党
の議員たちは、政権交代が成し遂げられると、まるで手のひらを
返すようにネット選挙実現に不熱心になったのです。むしろ今ま
で一貫して反対の姿勢をとってきた自民党の方が今やずっと熱心
になっています。
 それでも参院選前のネット選挙運用のプロジェクトでは、ホー
ムページとブログはいいが、メールとツイッターは見送りという
ことが決まっていたのです。なぜ、ツイッターがダメなのかにつ
いては、「なりすまし」の防止対策が不十分であるというのが理
由になっています。
 しかし、これはあくまで表面上の理由であり、ツイッターの驚
くべき拡散力に内心恐れを抱いていたとも思われるのです。表面
から見ると、民主党は鳩山氏も菅氏も理系の出身であり、党員も
若い人が多く、少なくとも年配者が多い自民党よりもITに強い
ように見えます。
 しかし、実際はそうではなかったのではないかと思われます。
鳩山首相はたちまちツイッターを使いこなしましたが、菅首相は
どうでしょうか。本当に使えるのでしょうか。
 私は首相に就任以来の菅氏の発言を注意深く聞いていますが、
これまでIT関連の話は一切出ていないのです。失礼ながら、ツ
イッターはおろろか、メールすらも使えないのではないと思われ
るのです。代表選の支持呼びかけで電話をするときも、本人がい
ないと留守電を利用してメッセージを残しており、PCにせよ、
携帯電話にせよ、メールは使っていないのです。もし、そうであ
れば、ネット選挙に賛成であるはずがないといえます。
 さて、ネット選挙のPTでは、なぜホームページとブログは許
されてツイッターは外されたのでしょうか。
 ここで重要になるのは動画については言及されていないことで
す。動画──ユーチューブやニコニコ動画などは、ホームページ
やブログと簡単に連動させられるので、使ってもいいということ
なのです。
 しかし、そのことを民主党議員は知っているかどうかはわかり
ませんが、ツイッターを許すと、ユーストリームまでOKになっ
てしまうことがあります。これは、ユーチューブやニコニコ動画
などとは根本的に異なるものなのです。
 ツイッターの拡散性を担っている機能は、既に述べているよう
に、リツィートです。「RT」──ツイッターの世界ではリツィ
ートのことをこのように書きます。
 ツイッターのユーザーがあるツィートをリツィートするという
ことは、そのツィートを自分のフォロワーにも読ませたいと考え
るからです。それはそのツィートの内容をリツィートする人が価
値あるものとして、評価したことを意味します。
 それでは自分の発信したツィートが、何人ぐらいの人にリツィ
ートされているかを知るにはどうすればよいでしょうか。
 ホーム(タイムライン)の画面の右のサイドバーに「リツィー
ト」というボタンがあります。そのボタンをクリックします。そ
うすると、その画面の上部に「リツィートされたあなたのツィー
ト」というボタンがあるので、それをクリックします。
 そうすると、そこには自分の発信したツィートが時系列に並ん
でいて、それぞれのツィートの下部に「○○人がリツィート」と
いう数値が出ています。そして、アバターが最大15個並んでい
ます。添付ファイルに私のツィートのリツィート状況を示してお
きますので、イメージはわかっていただけると思います。なお、
「EJ」というのがツイッターの世界での私のアバターです。
 これを見ると、2番目のツィートについては、実に377人に
リツィートされていることがわかります。私のフォロワーのうち
377人が、それぞれ自分のフォロワーに対してこのツィートを
届けたことを意味します。仮にそれぞれ一人平均100人のフォ
ロワーがいるとすると、3万7千700人にそのツィートは届い
たことになるのです。
 しかもこれは第1次のリツィートだけであり、第2次、第3次
のリツィートが繰り返されることも考えられるので、このツィー
トは相当多くの人に届くことになります。これがリツィートによ
る拡散性の凄さです。
 また、15人までではありますが、どのような人がリツィート
したかまで知ることができます。それぞれのアバターをクリック
すると、リツィートした人のマイページが表示されるので、プロ
フィールやツィートを参照して、どういう人かだいたい知ること
ができます。
 また、リツィートされるとフォロワーが増える可能性が高いの
です。リツィートの元になるツィートはその発信者のフォロワー
に届けられますが、それがリツィートされることによって、フォ
ロワーのフォロワーに届けられることになります。
 それらの人たちは元のツィートの発信者をフォローしていない
人たちなのです。したがって、リツィートされて届いたツィート
を読んで面白いと考えたとすると、フォローしてくる人はいるは
ずです。このようにしてフォロワーは増えるのです。
 私の場合、ツィートの拡散性の実験も兼ねてツイッターを使っ
ているので、フォローする人を絞っています。2010年1月4
日からツィートを発信しはじめて、9月18日現在私の数字は次
のようになっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
     フォローしている人 ・・・・・    9人
    フォローされている人 ・・・・・ 4534人
     発信したツィート数 ・・・・・ 1366人
―――――――――――――――――――――――――――――
             ──── [メディア覇権戦争/42]


≪画像および関連情報≫
 ●ツイッター除外に対する怒り/産経ニュースより
  ―――――――――――――――――――――――――――
  インターネットを利用した選挙運動の解禁を検討している与
  野党の実務者協議会が5月12日、今夏の参院選から候補者
  と政党のホームページ(HP)とブログの更新を認める一方
  で、ミニブログ「ツィッター」を除外する方向で合意したこ
  とがネット内で波紋を広げている。鳩山由紀夫首相をはじめ
  多くの国会議員が利用しているツイッターを更新できないこ
  とに対し、ツイッターユーザーの間で批判の声が広がり、ツ
  イッターたちは対応に追われた。ツイッター解禁見送りのニ
  ュースがネットに流れると、メディアジャーナリストの津田
  大介さんは即座に「ネット選挙解禁、ツイッターは除外か。
  意味ねーーーー!」と投稿。ビデオジャーナリストの神保哲
  生さんは「これまじ?」、ジャーナリストの神田敏亜晶さん
  も「ツイッターを解禁しないでどうするんだ!」など、ツイ
  ッターで活躍するジャーナリストたちから批判が相次いだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100512/elc1005121958004-n1.htm
  ―――――――――――――――――――――――――――

ツィートのリツィート状況.jpg
ツィートのリツィート状況
posted by 平野 浩 at 04:13| Comment(1) | TrackBack(0) | メディア覇権戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
【管直人名言集】

・「天皇は逮捕されるべきだった」

・「(北朝鮮のテポドン発射に)何発か飛んできたら考える」(テポドンの時)
・「自衛隊派遣は憲法違反だが、この私の発言は気にしないで欲しい」
・「不審船に対する海保の射撃は法的に問題」
・「公選法違反はケアレスミスのようなもの」
・「靖国参拝は憲法違反だ。総辞職しろ」 (小泉が1/1に参拝すると)「8/15に参拝しないのは公約違反だ。総辞職しろ」
・「二世議員の存在は絶対に良くない!」(といって息子が出馬すると)「源太郎に選挙区を譲ったわけではなく弊害はない」 「優秀な人材を探したら、たまたま息子だった」 ・「最近の人はルートも知らない。3.141592…」それは円周率
・「(戸野本優子との不倫報道は)一夜を共にしたが男女の関係は無い!こんなことに説明責任は無い」
・「(諫早湾の干拓工事を)誰の許可でやっているんだ!」自分が大臣時代に了承
・「深く考えずに署名した」(シン・ガンスの無罪釈放嘆願書)
などなど。

http://akiran1969.iza.ne.jp/blog/entry/1681260/


Posted by ozawa-guard at 2010年09月24日 02:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。