2010年09月15日

●「ツイッターにおけるコミュニケーション」(EJ第2899号)

 ツイッターのアカウントを取ると、2つのページが与えられま
す。「マイページ」と「ホーム」です。マイページについては昨
日のEJで説明しましたので、ホームについて考えましょう。
 最初にホームのURLの話をします。そのURLは次の通りと
なっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
         http://twitter.com/home
―――――――――――――――――――――――――――――
 実はどのユーザーのURLもすべて同じです。ちなみにこのサ
イトのグーグルページランクは「9」なのです。ツイッターを使
うすべてのユーザーがこのページを使うので、「9」という超高
いランクになっているのです。
 しかし、それでは、どのようにしてユーザーを識別しているの
でしょうか。順を追って説明します。ツイッターのアカウントを
取得するのは、次のURLをクリックして行います。
―――――――――――――――――――――――――――――
         http://twitter.com/
―――――――――――――――――――――――――――――
 表示されたサイトの右にある「今すぐ登録」を押して、必要事
項を入力して登録が終わると、表示されるのが「ホーム」の画面
なのです。ここでホームがはじめて出てくるのです。この段階に
おいてツイッター側のシステムはそのユーザの情報をキャッシュ
します。キャッシュとは、一時的に記録にとどめることをいうの
です。そのキャッシュの情報が消えない限り、ツイッターを立ち
上げると、その人自身のホームが表示されます。
 したがって、もし、ツイッターのショートカットをデスクトッ
プ上に作っておき、その後、それをクリックすると自分のホーム
が表示されるのです。リセットなどをしない限り、同じPCで操
作していれば、そのように使えるのです。しかし、別のPCで、
自分のホームを表示させるには、ツイッターの登録画面からログ
インしなければならないことはいうまでもないことです。
 さて、まえおきが長くなりましたが、これからツイッターのコ
ミュニケーションの基本について説明します。
 ツイッターのアカウントを取得したばかりのツイッターのユー
ザーがいるとします。それぞれをAとBとしましょう。
 AとBがそれぞれ「ツイッターをはじめました。よろしく」と
いうツィートを書いたとします。そうすると、そのツィートはど
こに行くのでしょうか。
 そのツィートはAとBそれぞれのホームに表示されるのです。
ホームのツィートが表示される場所のことを「タイムライン」と
いいます。ツィートはここに時系列に積み上げられていくので、
タイムラインと称するのです。
 自分で書いたツィートは自分のタイムラインに表示される──
何の意味があるのでしょうか。現在のAとBの状態──フォロー
される人がゼロ──この状態では基本的にツィートは本人のタイ
ムラインにしか届かないのです。
 ここで少し状況に変化を与えてみます。BがAのツィートを自
分のタイムラインで読みたいと考えたとします。この場合、Bが
Aのツィートをどこで見たかは別として、Bはそういう判断をし
たとするのです。
 BはAのアバターをクリックします。そうすると、Aのマイペ
ージが表示されます。そうすると、上部左側にあるボタン──+
マークと人型/フォローする──このボタンをクリックするだけ
で、BはAをフォローできるのです。システムはBを認識してい
るので、BがAをフォローすることがわかるのです。
 そうすると何が起きるでしょうか。
 AがツィートするとそのツィートはBのタイムラインに、B自
身の発信したツィートと共に表示されるのです。この場合、Bは
Aをフォローしたといい、AにとってBは「フォロワー」──自
分のツィートが届く対象ということになります。
 この場合、BがAをフォローしたことをAは何でわかるのでし
ょうか。それはツイッター本部から発信される次のメールによっ
て知ることができるのです。そして、ホームの右サイドバー上部
にある「フォローされている」が「1」になります。
―――――――――――――――――――――――――――――
 Bがツイッターであなたのツィートをフォローし始めました
―――――――――――――――――――――――――――――
 自分がBによってフォローされていることを知ったAは、上記
のメールに表示されているBのアバターをクリックして、Bのマ
イページを表示します。そして、Bのプロフィールとツィートを
読んで、AもBをフォローすることを決めたとします。やり方は
Bがやったのと同じであり、Bのマイページの上部左側にあるフ
ォローボタンをクリックすればいいのです。
 AがBをフォローした通知はBに届けられ、BはAが自分に対
してフォローを返してくれたことを知ります。この状況を「相互
フォロー」というのです。この時点でのAとBの状態を整理する
と次のようになります。
―――――――――――――――――――――――――――――
  AとB  ともにフォローなし  ・・・ 他人の状態
  AとB  BがAをフォロー   ・・・ 片思い状態
  AとB  相互フォロー     ・・・ 友人の状態
―――――――――――――――――――――――――――――
 現状はABともに、AはB、BはAをフォローしているだけで
両者ともフォロワーはいないので、Aがツィートを発信するとB
がそれを読み、Bがツィートすると、Aに伝わる状態です。つま
り、2人でメールを相互に発信しているのと同じです。
 そうです。こういう使い方もあるのです。よくメールする人と
は相互フォローにしておくと、かえってメールなどより、手っと
り早いコミュニケーションがとれます。しかし、すべての情報は
公開されてしまいます。    ──[メディア覇権戦争/38]


≪画像および関連情報≫
 ●他人のタイムラインを読みたい要望はある/あるブログ
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  ツイッターに登録してなくても、人のつぶやきを読むことは
  できるが、自分がつぶやいたり他人宛にコメントするには、
  さすがに登録が必要になる。登録の仕方は前に少し書いた通
  り。大変なのは人間判別される時の文字読みかな。最初に入
  れた名前が通らないと、その前のところまで戻ったか何かし
  て、ちょっと戸惑った気がする。いや、気のせいではなくて
  ね、確かに何か戸惑ったはずだ。で、登録すると、メインコ
  ンテンツたるタイムライン(TL)表示と各種管理ができる
  「ホーム」に行けるようになる。ここは、ログインしてる自
  分本人しか読めない。
      http://blog.so-net.ne.jp/Al_Nasrain/2010-06-02
  ―――――――――――――――――――――――――――

フォローとフォロワーの関係.jpg
フォローとフォロワーの関係
posted by 平野 浩 at 04:07| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア覇権戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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