いて知っておく必要があります。
記者クラブの歴史については、前回のテーマ「小沢一郎論」に
おいて5回にわたって取り上げているので、参照願います。
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http://electronic-journal.seesaa.net/article/140535932.html
http://electronic-journal.seesaa.net/article/140547532.html
http://electronic-journal.seesaa.net/article/140710144.html
http://electronic-journal.seesaa.net/article/140883520.html
http://electronic-journal.seesaa.net/article/141160100.html
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しかし、話の流れにおいて記者クラブの歴史は必要なので、こ
こでは、上杉隆氏の『記者クラブ崩壊』(小学館101新書)を
基にして簡単にご紹介します。
明治23年(1890年)に帝国議会が発足したのですが、そ
れと同時に記者たちが「議会出入り記者団」を結成したのです。
これは隠蔽する体質の根強い官庁──官僚組織に対して記者が団
結して情報公開を求めるために結成され、全国の省庁、自治体、
警察などに設置されたのです。これが記者クラブの始まりです。
1930年代になると、政府の言論統制が厳しくなり、結局は
それに力負けして記者クラブは官庁の傘下に入ってしまったので
す。そして、第2次世界大戦においてメディアは、世論を戦争に
誘導し、ウソの戦果を報告する、いわゆる大本営発表を繰り返す
ことになったのです。明らかにメディアの堕落です。
戦後になって1949年に記者クラブは復活します。しかし、
その目的は公共機関に配属された記者たち有志が集う「親睦社交
団体」であり、取材上の問題には一切関与しないことを基本方針
としていたのです。
しかし、1978年になると、日本新聞協会の編集委員たちは
記者クラブに対する見解を次のように一変させたのです。
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記者クラブの目的はこれを構成する記者が、日常の取材活動を
通じて相互の啓発と親睦をはかることにある。 日本新聞協会
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つまり、記者クラブは、「取材活動に関係のない親睦団体」か
ら「取材活動を通じて親睦を図る団体」へと変化したのです。こ
れによって記者クラブは単なる親睦団体から取材拠点へと変わっ
たのです。この取材拠点には大手メディアしか参加できず、同じ
ジャーナリストである外国人記者やフリージャーナリスト、雑誌
やネットメディアは締め出されたのです。これが現在の記者クラ
ブにつながっているのです。
記者クラブの問題点を考えてみます。報道の現状を見ると、い
わゆるマスメディアの報道内容は画一的であることが誰の目にも
明らかです。これに対して週刊誌や夕刊紙などのメディアは内容
が多彩であり、いわゆる、特ダネはこういうメディアに寄稿する
フリーランス記者に限られているのです。なぜ、こんなことが起
こったのでしょうか。
記者クラブの一番大きな問題点は、報道内容そのものに対する
競争が消えてしまったことにあります。官僚組織というものは元
来強い隠蔽体質を持っているものです。もともと記者クラブは、
この官僚の隠蔽体質に切り込んで国民の知る権利に応えるために
結成されたものなのですが、戦前から戦後にかけてそうであった
ように次第に権力側に屈していったのです。
確かに権力側から記者クラブに加盟するメディアだけに流され
る情報を各社横並びに伝える環境にひたっていると、競争心など
なくなってしまいます。さらにこういうことが当たり前になって
いった結果、記者クラブに属する記者は、権力側に強く依存する
ようになっていったのです。
そして、上杉隆氏は、このシステムは権力側と結託した国民に
対する一種の洗脳システムとして機能する危険を次のように指摘
しているのです。
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そこには国民の知る権利など存在せず、官僚化した新聞・テレ
ビの報道が、事実上、国民を洗脳することになってしまってい
る。この状態を新聞・テレビは30年間も続けており、不幸な
ことに何も知らない国民はそれこそ「一流のジャーナリズム」
だと信じこんでいる。まさに「日本国民一億総洗脳化」以外の
なにものでもない。 ──上杉隆著/小学館101新書
『記者クラブ崩壊/新聞・テレビとの200日戦争』
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メディアによる国民洗脳化の最も象徴的な被害者は、おそらく
小沢一郎氏であると思います。なぜなら、小沢氏は権力側+メデ
ィアの洗脳システムによって、ありもしない「政治とカネ」の象
徴的存在とされ、鳩山首相に道連れ退陣を仕掛けられ、今のとこ
ろ政治的な失脚に追いやられた観があるからです。
それに加えて小沢氏は、顔はこわもて(強面)で、あまりもの
を喋らず、いい訳をしないため、メディアの伝える映像によって
「小沢一郎 → 独裁者 → 政治とカネ → 巨悪」というイ
メージが作られてしまっているのです。こうなってしまうと、小
沢氏が本当は「シロ」であっても「小沢は悪い奴」というイメー
ジは消えず、間違った判断を下してしまうことになります。
それは記者クラブ・メディアの報道によって、国民のアタマが
洗脳されてしまっているからです。今や国民の10人中8人まで
が小沢氏を「カネに汚い腹黒い政治家」というイメージを持って
います。記者クラブ・メディアの洗脳は、着々と成功しつつあり
ますが、これは大変恐ろしいことです。
かつての日本は負けるとわかっている戦争に突入し、多くの富
と国民を失いましたが、そうなったのは記者クラブ・メディアに
よる国民のアタマの洗脳によって、多くの日本人の判断が狂って
いたからです。 ―──[ジャーナリズム論/34]
≪画像および関連情報≫
●記者クラブの体質/千日ブログ
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普天間基地の移転に関して、橋下知事の「関西受け入れ論」
が話題になっています。この発言が大きく報道されたのは、
2009年11月30日だそうですが、実はその2週間以上
も前に、同様の発言を記者クラブの記者たちにしていたそう
です。どうもこのときには、記者クラブ所属各社横並びで発
言を黙殺し、報じざるを得なくなってから、一転して「一斉
報道」に走ったということのようです。
http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-341.html
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記者クラブ開放を主張する上杉 隆氏



日経・読売の虚報問題を日経本社に追及し開設したブログに載せました。
皆さん拡散よろしくお願いします。
「一市民が斬る!!」
http://civilopinions.main.jp/