2010年06月01日

●「あり得ない話ではない小沢総理」(EJ第2824号)

 官僚組織やメディアが、なぜ小沢幹事長を攻撃するのか──そ
れははっきりしています。小沢幹事長を失脚させれば、民主党は
瓦解するからです。
 その小沢氏をターゲットとする官僚組織・メディア・大企業・
自民党の連合軍(以下、連合軍)の攻撃は今のところ成果を収め
つつあります。というのは、国民の多くが連合軍の戦略によって
「鳩山退陣」+「小沢幹事長辞任」を求めるようになってきてい
るからです。メディアが連発する世論調査によって、その傾向は
はっきりと出てきています。
 ここにきて鳩山政権は、普天間問題で「国外・県外」をあきら
め、「辺野古」移設を決めたことにより、「鳩山首相辞任せよ」
の動きはこれから一層激しさを増すことになります。これに民主
党はどう対応すべきでしょうか。
 しかし、民主党党内は、鳩山首相、小沢幹事長に対する目立っ
た退陣要求は出ていないのです。反小沢派の動きも比較的静かで
す。その狙いは何でしょうか。
 それは、このまま鳩山・小沢体制で選挙をすれば選挙にはかな
り負けるものの、他党との連立によって何とか政権は維持できる
と計算しているからです。そして、選挙敗北の責任をとって鳩山
・小沢両氏には辞めてもらおうと考えているからです。とくに小
沢幹事長には選挙敗北で責任を取らせるのが一番確実で有効な方
法であると思っているのです。反小沢派の中心である仙谷、前原
枝野氏らのグループは、場合によっては自民党との大連立さえや
りかねないのです。
 選挙には敗れるが、他党との連立で政権は維持する──この考
え方はあまりにも甘いと思います。このまま選挙をすれば、自民
党以外の他党との連立を組んでも与党を野党が上回る「ねじれ」
が起きる可能性がきわめて高いからです。だからこそ、鳩山・小
沢抜きの民主党なら、自民党との連立を組む可能性だってあるの
です。まるで、細川政権のデジャヴを見ているようです。
 まして小沢幹事長としては、自民党以外の野党との連立によっ
て政権を維持できても、参院選に敗れれば、辞任せざるを得ない
立場になるので、鳩山・小沢体制のまま選挙に突入することは避
けることになると思われます。
 実は連合軍がひそかに恐れていることがあります。それは次の
ような驚くべき戦略です。まさかとは思うが、小沢幹事長ならや
りかねないと連合軍は警戒しているのです。ところが、皮肉なこ
とにその可能性がますます高まってきているのです。
 その戦略とは何でしょうか。
 今のところ鳩山首相は辞めるつもりはないように見えます。し
かし、野党の激しい揺さぶりによって辞任する可能性はかなり高
いと考えます。その場合は、6月16日の今国会閉会後、両院議
員総会か、党員・サポーターによる代表選が行われます。その場
合、誰が立候補するするかです。
 おそらく、菅副総理兼財務相、岡田克也外相、仙谷国家戦略担
当相などが名乗りを上げるでしょうが、小沢幹事長が出馬する可
能性もあるのです。まさかと考える人が多いでしょうが、その可
能性は高く、出馬すれば勝利する可能性は低くはないのです。
 もともと「権力の二重構造」といわれている民主党です。もし
小沢氏が首相になれば、それはなくなります。そういう意味では
国民から見てわかりやすいことは確かです。しかし、それを国民
が支持するかどうか──そのための参院選ですし、場合によって
は、国民の信を問うというかたちで、衆参同日選も考えられない
選択肢ではないのです。
 その場合、小沢氏の最大のネックは自身の資金管理団体をめぐ
る虚偽記載事件での検察審査会による「起訴相当」の議決です。
既に検察は再び「不起訴」を出していますが、検察審査会がもう
一度「起訴相当」を出す可能性はきわめて高いのです。
 これについて、あの郷原信郎弁護士は、次のように述べている
のです。
―――――――――――――――――――――――――――――
 たとえ首相であっても、検察審査会が起訴相当の議決を出すこ
 と自体は制約されません。ただし、「国務大臣はその在任中、
 首相の同意がなければ訴追されない」という憲法の規定で、起
 訴相当の議決を2回受けても、首相本人が自分の起訴に同意す
 ることは考えられませんから、検察官役の弁護士は事実上、強
 制起訴の手続きは取れません。       ──郷原信郎氏
                「サンデー毎日」5/23号
―――――――――――――――――――――――――――――
 つまり、小沢氏が首相になれば、検察審査会の「起訴相当」は
その在任期間中は刑事訴追を受けることがないので、クリアでき
ることになります。
 つまり、連合軍はこの事態を恐れているのです。しかし、皮肉
なことに、その可能性は高くなっているのです。もし、そういう
ことが起きると、メディアは一斉に「小沢、起訴逃れ」と書き立
てることは目に見えています。
 しかし、その間にいろいろな情勢の変化があります。現在、無
罪判決が出ると思われる郵便不正事件の村木被告の裁判の流れを
受けて、大久保、石川被告らの裁判も無罪判決が出ると思われま
す。その可能性が高いことは今まで書いてきた通りです。
 もし、大久保、石川被告らの裁判に無罪判決が出れば、小沢氏
に対する検察審査会の議決は意味を失います。検察に対する国民
の怒りは高まり、検察制度や取り調べの可視化や検察審査会の制
度の見直しも必至になると考えられます。
 もし、小沢首相になれば、その政権運営は格段に安定感が出て
民主党の人材も育ってくるはずです。そして、小沢氏は懸案をひ
とつずつ片づけて、現在の衆議院議員の任期の切れる3年後には
政界を引退すると思われます。ちょうど、小沢氏は3年後に70
歳になるからです。果たしてどうなるかの結論は間もなく出ると
思われます。       ―──[ジャーナリズム論/28]


≪画像および関連情報≫
 ●陸山会事務所取得にかかる【登記記録】/「オリーブ・ニュ
  ース」より
  ―――――――――――――――――――――――――――
  順位番号   
  登記の目的  所有権移転請求権仮登記
  受付番号   平成16年10月29日 第77290号
  ←ここで計上は無理!×
  原因     平成16年10月5日売買予約
  権利者    岩手県水沢市袋町2番38号 小澤一郎
  登記の目的  所有権移転
  受付番号   平成17年1月7日第695号
  原因     平成17年1月7日売買
  ←ここで計上が正解。◎
  所有者  岩手県水沢市袋町2番38号 小澤一郎
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成16年10月29日に所有権移転請求権仮登記がされて
  います。原因表記は、「平成16年10月5日売買予約」で
  す。平成17年1月7日所有権移転登記がされています。原
  因表記は、平成17年1月7日売買です。これで完全に農地
  法5条関係にかかる土地取引であることが立証されました。
  検察審査会さん、何処が虚偽記載なのですかー?
  ―――――――――――――――――――――――――――

どう出る ! 小沢幹事長.jpg

どう出る ! 小沢幹事長
posted by 平野 浩 at 04:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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