2009年09月17日

●「家族ぐるみの諜報ネットワーク」(EJ第2658号)

 ズビグネフ・ブレジンスキー氏は単なる有力な政治家ではなく
無数の情報機関を傘下に持つ、広大な諜報ネットワークに君臨す
る長老なのです。その影響力は絶大なものがあります。
 2007年の夏、ブレジンスキー氏がヒラリー・クリントン候
補を断固として拒絶し、それまでほとんど無名のオバマ氏の支持
を打ち出したことで、信じられないほどの規模で、オバマ旋風が
吹き荒れ、大統領選の流れが大きく変わったのです。
 ブレジンスキー氏の政治活動は、家族ぐるみで行われており、
次の4人の家族が活躍しています。
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       長男: マーク・ブレジンスキー
       次男: イアン・ブレジンスキー
       長女:  ミカ・ブレジンスキー
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 長男のマーク・ブレジンスキーは諜報員であり、クリントン政
権において国家安全保障担当補佐官を務めたことがあるのです。
また、スビグネフとマークの父子は、2004年から12月にか
けて、ウクライナで起きた「オレンジ革命」を指揮しているので
す。「オレンジ革命」については2009年2月6日発行のEJ
第2506号で取り上げています。
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●2009.2.6/EJ第2506号
 「ロシアが嫌うNATOの東方拡大」
http://electronic-journal.seesaa.net/article/113746140.html
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 マーク・ブレジンスキー氏は、2007年10月26日付けの
「ワシントン・タイムス」紙において、次のようにオバマ氏を絶
賛しています。そして現在、マーク・ブレジンスキー氏はオバマ
大統領の主要アドバイザーを務めているのです。
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 オバマ氏が早い時期からイラク戦争に反対していたのは周知の
 事実だ。しかし、彼のイラクでの戦争に対する反対は、より全
 体的な視野にもとづいている。アメリカが、世界的な影響力を
 失っている事実を危倶しているのだ。オバマ氏が大統領選に名
 乗りをあげたことで、アメリカは世界との関係を見直すことが
 できる。なぜなら、彼は現在我々が直面する問題に従来の方法
 で対処するのではなくグローバルなアプローチをするからだ。
 幼少期に外国で暮らし、異国の言葉を覚え、外国人の親、ある
 いは異国で暮らす親に育てられた人間だからこそ、このような
 考え方ができるのだ。    ――2007年10月26日付
               「ワシントン・タイムス」より
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 ブレジンスキー氏のもう一人の息子、イアン・ブレジンスキー
氏は現在ヨーロッパ・NATO問題担当国防次官補の任に就いて
います。彼はウクライナおよびグルジアへのNATO拡張路線を
支持しているのです。
 ブレジンスキーの娘、ミカ・ブレジンスキー氏は、ケーブルテ
レビ局MSNBCの朝のニュース番組で、元共和党下院議員ジョ
ー・スカーポロ氏のアシスタントを務めています。
 このMSNBCとNBCは、ニューハンプシャーでの予備選を
オバマ有利にしようと工作したことで有名なテレビ局なのです。
既出のタープレイ氏は、ミカ・ブレジンスキー氏について次のよ
うに書いています。
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 ミカの母親はベネシュ家の出身であり、チェコスロバキア解体
 のきっかけとなった1938年のミュンヘン協定締結時の同国
 大統領エドヴァルド・ベネシュの親戚である。エドヴァルド・
 ベネシュは後に、イギリスが支援するチェコ亡命政府の大統領
 に就任している。彼らのような反ロシア、反オーストリア・ハ
 ンガリー、反ドイツ主義者の東欧政治家は1848年から18
 70年にかけて存在した、イタリアの革命家マッツィーニを中
 心とする親テロネットワークの末裔だ。イギリスが絡む転覆活
 動は当時も今も健在で、現在はブレジンスキー一族に引き継が
 れている。――ウェブスター・G・タープレイ著/太田龍監訳
           『オバマ危険な正体』より/成甲書房刊
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 昨年のニューハンプシャーでの米大統領予備選で何が起こった
かについて、大半の日本人はもうすっかり忘れてしまっていると
思います。なぜなら、日本における選挙で大きな不正というか、
企みや陰謀が存在することなどあり得ないからです。
 しかし、米国の選挙においてはそういうものはないとはいい切
れないのです。
 昨年のニューハンプシャーでの民主党の予備選の結果は次のよ
うになったのです。
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 11月の米大統領選に向けた各党候補者選びで前半戦のヤマ場
 となるニューハンプシャー州の予備選が8日行われ、民主党は
 アイオワ州の党員集会で3位に甘んじたクリントン上院議員が
 事前の世論調査に反して僅差でオバマ上院議員を破り、大きな
 勝利を獲得した。事前の一連の世論調査では、クリントン氏が
 オバマ氏に大きく水をあけられていたが、今回の勝利により、
 一進一退のクリントン氏の選挙キャンペーンに大きな弾みがつ
 くことになる。             ――新聞報道より
―――――――――――――――――――――――――――――
 選挙前は、アイオワ州で惨敗しているヒラリー・クリントン候
補が涙を見せるなど、話題になりましたが、辛うじてクリントン
候補が勝利したのです。しかし、その舞台裏では2つの情報機関
による秘密工作合戦があったのです。ブレジンスキー一家が、こ
れに深くからんでいるという秘密情報もあるのです。明日のEJ
でお話します。         ――[オバマの正体/48]


≪画像および関連情報≫
 ●ニューハンプシャーの示したもの/冷泉彰彦氏のブログ
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  オハイオで大差の惨敗を喫したヒラリー候補のニューハンプ
  シャーでの逆転勝利を呼び込んだのは「涙」だった、そう報
  道されているのですが、それは本当なのでしょうか?本当に
  6日の日曜日、投票の2日前にニューハンプシャー州内のカ
  フェテリアで女性支持者と懇談している際に感情的になって
  一瞬見せた「涙」が勝因だったのでしょうか。
    http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-734.html
 ●米予備選挙では、アイオワ州に引き続き同州でも成功を収め
  られなかった候補者は、事実上レースから「脱落する」とみ
  られており、同州での予備選挙が大きな注目を集めるのであ
  る。ヒラリーにとっては背水の陣だったのである。
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 ●写真出典:
  ウェブスター・G・タープレイ著/太田龍監訳/『オバマ危
  険な正体』より/成甲書房刊

ブレジンスキー一家.jpg
ブレジンスキー一家
posted by 平野 浩 at 04:17| Comment(0) | TrackBack(0) | オバマの正体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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