2023年01月05日

●「GDP500兆円は結構大きな金額」(第5886号)

 元旦の「朝まで生テレビ」のなかの発言でも光る納得のできる
発言もあります。立憲民主党の政務調査会長、小川純也氏の次の
発言です。
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 GDPは一定を割り込むと、国民は食っていけない。ただし、
未来永劫ずっと成長し続けることは地球環境が耐えられない。し
たがって、一定の幅のなかで、均衡させる必要がある。そのため
成長経済に変わる持続可能な均衡経済という概念を入れていかな
ければならない。
 日本のGDPは500兆円。これ、結構大きな数字である。国
民一人当たりでいうと500万円。勤労者が5000万人いると
すると、一人当たりの年収が1000万円であってもおかしくな
いGDPの規模である。
 ところがGDPというのは、賃金と支払い利息、家賃、さらに
企業収益などを総じて500兆円だから、労働者に分配されるも
のが少なく、低賃金になっている。したがって、GDPの拡大よ
りも、再分配を強化すべきである。
 家賃収入という名の不労所得、支払利息という名の金融所得、
そして企業収益、配当、内部留保。これらが厚く成り過ぎていて
500兆円を血液が全身に循環するように国民のすみずみまで行
き渡させるようにしないといけない。
 そのために何をしないといけないか。それは再分配の強化であ
る。相続課税、法人税、所得税の累進性の復活などが、いま必要
になってきている。        ──小川純也氏の発言より
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 同じような発言をテレ朝のモーニングショーで、成田悠輔米イ
エール大学准教授から聞いています。成田准教授は最近売れっ子
になっています。日本のGDPは、約500兆円ですが、これが
30年間伸びていないという話が出たときに、成田准教授は「で
も500兆円を30年間持ちこたえるって凄いことですよ」と発
言したのです。
 そこで調べてみたのです。日本の名目GDPが500兆円を超
えたのは1992年のことです。その後のGDPの推移は次の通
りですが、2年間だけ500兆円を割っています。皮肉なことに
民主党政権のときです。これまで、名目GDPの最高額は、安倍
政権時の2019年の558兆円です。
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◎日本の名目GDP推移
  1992年・・505兆円 2007年・・ 539兆円
  1993年・・505兆円 2008年・・ 527兆円
  1994年・・510兆円 2009年・・ 494兆円
  1995年・・521兆円 2010年・・ 505兆円
  1996年・・535兆円 2011年・・ 497兆円
  1997年・・545兆円 2012年・・ 500兆円
  1998年・・536兆円 2013年・・ 508兆円
  1999年・・528兆円 2014年・・ 518兆円
  2000年・・535兆円 2015年・・ 538兆円
  2001年・・531兆円 2016年・・ 544兆円
  2002年・・524兆円 2017年・・ 535兆円
  2003年・・523兆円 2018年・・ 556兆円
  2004年・・529兆円 2019年・・ 558兆円
  2005年・・532兆円 2020年・・ 537兆円
  2006年・・535兆円 2021年・・ 541兆円
                  https://bit.ly/2X1gn1X
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 2022年の名目GDPは、22年7〜9月期名目GDPの季
節調整値は554兆円であり、間違いなく500兆円を達成でき
ます。確かに、日本は、これほど長く500兆円以上をクリアし
てきています。成田准教授のいうそのふんばり力はたいしたもの
であり、その力があれば、必ず日本は、経済を復活させることが
できる可能性を持っていると思います。
 しかし、現代の若者は、日本の将来に対して、強い不安を感じ
ています。なぜなら、日本は名目GDPの2倍に当たる1000
兆円を超える借金があり、30年間にわたって経済が成長せず、
諸物価が高騰しているのに、賃金が上がらないままです。それに
加えて、日銀による異次元の金融緩和政策の継続によって円安が
進んでおり、「安い日本」のイメージが定着しつつあります。
 そのため、現代の若者は、日本という国に対して負のイメージ
を抱いています。つまり、必要以上に「自虐的」になってしまっ
ていると思います。例えば、「東洋経済オンライン」は、日本の
ことを次のように書いています。
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 日本は、アメリカ・中国に次ぐ「世界3位の経済大国」とよく
言われます(2008年までは世界2位)。ここでの3位は、G
DPのG「総額」の順位です。しかし、一国の経済水準は、GD
Pの「総額」ではなく、「国民1人当たり」で比較するのが、世
界の常識です。
 日本の2021年の1人当たりGDPは3万9340ドルで、
世界28位です(IMF調査)。2000年には世界2位でした
が、そこから下落を続け、世界3位どころか、先進国の中では下
のほうになっています。       https://bit.ly/3IjscKV
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 この1人当たりGDPで、日本は近く韓国や台湾にも抜かれる
といわれています。日本にとって負の情報ばかりです。しかし、
日本は本当にそんなに貧乏な国になってしまったのでしょうか。
プラスの情報はないものでしょうか。
 隠されている情報はたくさんあるのです。日本はいわれている
ほど、本当に貧乏なダメな国になってしまったのでしょうか。し
ばらくプラスの情報を収集してみたいと思います。
           ──[メタバースと日本経済/002]

≪画像および関連情報≫
 ●それでも『国の借金問題』が心配な方に寄せて〜日本国家の
  債務はゼロであるハナシ〜
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   お金は負債であり、国債は政府による通貨の供給でありま
  す。
            借方      貸方
   日本政府         1000兆円
   みなさん 1000兆円
   上記の通り、いとも簡単な会計が成立します。もしも、日
  本政府が全ての国債を償還すれば、みなさんの資産であるお
  金(お札・預金)が全て徴収されます。
   お札の発行も、日銀は国債を買い取る事で供給しているわ
  けです。
             借方       貸方
    日本銀行     国債    日本銀行券
    民間銀行  日本銀行券       国債
   この仕訳以外に、日本銀行がお札(日本銀行券)を発行す
  る方法はありません。よって、国債がなければ、日銀はお金
  を発行する事すらできないのです。
   それでも、国債が『国の借金だ!」と頑迷な方には、この
  論説はいかがでしょうか・・・
   『日本の債務残高は1000兆円じゃなくてゼロだよ!』
  っていう、真実のカウンターパンチです。しかも、その資料
  は、財務省さまが提供してくださっています。
                  https://bit.ly/3Gzjebe
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小川純也立憲民主党政調会長.jpg
小川純也立憲民主党政調会長


posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メタバースと日本経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする