でしょうか。『銀河ヒッチハイク・ガイド』という著作で知られ
この本は、彼の存命中に、全世界で、1500万冊も売れたそう
です。最初は、1978年にBBCのラジオドラマとして始まり
2005年には映画化もされています。
ネタバレになるので、ごく簡単にその概要を述べると、次のよ
うなSFドラマです。
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宇宙バイパス建設のために、ある日突然、地球は破壊されてし
まう。宇宙人に救出され、最後の地球人となってしまったのは、
ごく平凡な英国男性のアーサー・デント(マーティン・フリーマ
ン)。宇宙でのサバイバル術を銀河系最大のベストセラー「銀河
ヒッチハイク・ガイド」で学び、生き残りをかけて宇宙をさまよ
う。 ──2005年9月10日公開 https://bit.ly/3fsIN2F
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このダグラス・アダムズには、「ダグラス・アダムズの法則」
といわれるものが伝えられていますが、こちらは非常に示唆に富
むものです。
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≪ダグラス・アダムズの法則≫
1.自分が生まれたときに世の中に存在したものは、普通で当
たり前のものと感じる。
2.15歳から35歳までに発明されたものは、新しく刺激的
で、革命的に感じ、その分野で自分のキャリアを積むことが
できる。
3.35歳以降に発明されたものは、物事の自然の摂理に反し
たものと感じる。 https://bit.ly/3Rst3dd
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来年2023年4月に企業に入社する予定の大卒新入社員は、
2000年生まれであり、インターネットが実用レベルになった
年に生まれています。2000年時点における日本におけるイン
ターネットの普及率は37・1%でしたが、その後、光回線の登
場により、ネット普及率は64・3%に跳ね上がり、全人口の半
分以上がネットにつながったのです。
ダグラス・アダムズの法則によると、2000年生まれの人は
実用レベルに達しているインターネットを自然な世界の一部とし
て受け止め、ごく自然に使いこなしている世代、すなわち、デジ
タルネイティブの世代ということになります。
そのインターネットが変わりつつあります。そのバズワードは
「Web3」と「Web3.0」 「メタバース」などです。最近
の新聞や雑誌にも、このバズワードは盛んに登場するようになっ
ています。これは、インターネットが変わろうとしていることを
示しています。
「Web3」と「Web3.0」 はどう違うのでしょうか。そ
もそもインターネットと「Web/ウェブ」の違いは?──そん
な細かいことはどうでもいいじゃないかという人もいるかも知れ
ませんが、インターネットが変化しようとしているときなので、
知識を整理しておく必要があります。
インターネットとWeb(ウェブ)との違いは何でしょうか。
時代によって解釈が違ってきています。インターネットの普及
初期の頃は次の関係だったといえます。
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インターネット=Web
Web=WWW/World Wide Web/クモの巣状のもの
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「Web」というのは、くもの巣を意味しています。したがっ
て、「WWW」は、地球を覆い尽くしているくもの巣状のものと
いう意味で、インターネットそのものを指しています。もう少し
ていねいにいうと、「世界中どこにいても、コンピューターなど
によって情報を得られるシステム」がWWWです。
しかし、現時点では、インターネットとWebは、分けてとら
えるべきです。その捉え方は次の通りです。
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インターネット ・・・ ネットワークインフラ
Web ・・・ ネット上に築かれるもの
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インターネットは、インフラなのです。道とか情報ハイウェー
という表現もあります。つまり、インターネットは「道」であり
「Web」はその道を通るデータということができます。この場
合、ウェブサイトはWebということになります。インフラであ
るインターネット上に築かれるものだからです。
それでは、「Web3」と「Web3.0」 は、どう違うので
しょうか。
これは、同じ意味の場合もあるし、そうでないときもあると思
います。「Web3.0」 という場合は、Webの変遷を説明す
るときは次のように使います。新しいWebそのものを指すとき
は「Web3/ウェブ・スリー」となります。いずれにしても厳
密なものではありません。私は、全体を意味するときは「ウェブ
3」と表記することにします。
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Web1.0/Web2.0/Web3.0
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さて、今日からはじまるEJの新テーマは、次のようにしたい
と考えています。
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「メタバースとは何か/ウェブ3で何が変わるか」
── メタバースのビジネスへの影響 ──
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──[ウェブ3/メタバース/001]
≪画像および関連情報≫
●野村証券は悩んでいる/Web3、熱狂と不信
日本経済新聞
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「もっとコミットしないと生き残れない」「あまり踏み込
むな」。今春、野村ホールディングス(HD)の経営会議は
紛糾した。暗号資産(仮想通貨)を含むデジタル資産にどう
関わるか。激論の末、グループ最高経営責任者(CEO)の
奥田健太郎がひきとった。「新しい技術を無視はできない」
野村は仮想通貨に半身の構えだった。2020年に機関投
資家向けにデジタル資産の管理サービスを始めたが、海外に
限定していた。巨額の仮想通貨が流出した、18年のコイン
チェック事件以降、金融庁が規制強化に乗り出していたから
だ。だが、技術の進歩は速い。ブロックチェーン(分散型台
帳)を基盤にした次世代インターネット「Web3(ウェブ
スリー)」が登場。世界のWeb3企業は株式ではなく、事
業やプロジェクトの価値を裏付けに発行するトークンを使っ
て資金調達を始めた。
株式の引き受けや新規株式公開など、「株式会社」ととも
に成長してきた証券会社の事業モデルは今後も続くのか。答
えを迫られた野村は株式とトークンを組み合わせた資金調達
支援に乗り出す。執行役員の池田肇は言う。「トークンの世
界を理解するのは時間がかかる。だが触っておかないと気付
いた時には市場の変化に取り残されているかもしれない」
1990年代に離陸したネットは、利用者が「見るだけ」
のWeb1.0、 SNS(交流サイト)などで「自ら発信す
る」Web2.0 へと進化したが、米GAFAなどにデータ
や利益が集中するようになった。
https://s.nikkei.com/3dYfLaQ
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ダグラス・アダムズ