2020年08月13日

●「コロナにまつわる4人のリケジョ」(EJ第5307号)

 河添恵子氏は、今回の新型コロナウイルスに関して、中国の4
人の女性研究員(リケジョ)が絡んでいると、述べています。
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            1.黄燕玲
            2.武小華
            3.石正麗
            4.王延軼
                  ──河添恵子著/WAC
『習近平が隠蔽したコロナの正体/それは生物兵器だった!?』
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 第1は「黄燕玲」氏です。
 黄燕玲氏は中国科学院武漢病毒研究所(新しいラボ/江夏区)
の研究員です。2012年度、試験を免除されて修士研究員に昇
格した名簿の公示が2011年11月4日に行われましたが、そ
のなかに、黄燕玲氏の名前はあります。しかし、2019年のい
つの頃なのか、行方不明となっています。
 武漢病毒研究所のスクリーンショットには、「診断微生物学科
組」に、黄燕玲氏の氏名と顔写真が出ていましたが、現在は氏名
むはあるものの、顔写真とコンタクト先の電話番号は、すべて空
欄になっていたのです。この黄燕玲氏について、河添恵子氏の本
には、次のように書かれています。
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 研究所に送られできたウイルスの扱いを、彼女がミスって浴び
て亡くなり、その際に運び出した人、葬儀屋などから一気に武漢
ウイルスが広がった。絶対に彼女が感染0号だ!」との内容が、
(真偽は別として)噴出した。
 ここで動いたのが北京の「新京報新聞」だった。2月16日付
で記事が出たが、まさに「超特急の火消し工作」のような印象を
抱いた。2月15日の夜、武漢ウイルス研究所の石正麗研究員他
と記者が話をした。石正麗氏は「同研究所に黄燕玲という名前の
研究員が所属しているかを把握していない」とのことだ。石研究
員は「私が保証できるのは、研究生を含む内部の人間は誰一人と
してウイルスに感染していないこと。0号は絶対にいない、フェ
イクニュースだ」と語った」との内容だった。
                ──河添恵子著の前掲書より
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 渦中の黄燕玲氏は、その後SNSを通じて「皆さんこんにちは
私は元気で暮らしています」というメッセージを出していますが
本当に本人が生存しているか疑わしい限り。中国政府がよくやる
手法です。
 第2は「武小華」氏です。
 この人は告発者のようです。2月頃の話です。武小華という博
士がウェイボ(微博)を通じて、次の告発を行ったのです。
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 武漢P4実験室では、自然界に存在せず変異から生まれない人
工的なウイルスを編集する実験を行っている。 ──武小華博士
                ──河添恵子著の前掲書より
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 武小華博士は、新型コロナウイルスを作り出したのは、武漢P
4実験室に所属する石生麗主任のグループであると特定していま
す。その特定の根拠として、2015年11月、米科学雑誌「ネ
イチュア・メディシン」に発表した石生麗主任ら15人による論
文がクーズアップされることになります。この武小華博士につい
て、河添恵子氏は次のように述べています。
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 武小華博士が何者なのか、彼女が博士だとして論文が見当たら
ない、といった声も出ている。石正麗研究員の存在やその研究内
容を世界に知らせるための架空の人物を使っての“仕掛け”だっ
たのだろうか?石正麗研究員と同僚の周鵬研究員は、情報諜報ネ
ットワーク「ファイブ・アイズ」に「この2人を調査中」と名指
しされた。両氏は、オーストラリアに留学していた時期があり、
その間、誰と接触して何をしていたか、オーストラリア保安情報
機関(ASIO)は際どい証拠をつかんでいるのだろう。
                ──河添恵子著の前掲書より
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 第3は「石正麗」氏です。
 石正麗氏については、これまでEJでも、何回も取り上げてい
ます。この人も現在、その所在は不明です。この人は世界から、
「バット・ウーマン」と呼ばれるほどコウモリのウイルスの専門
家として知られています。その所属は、武漢ウイルス研究所の学
術委員会主任、新発伝染病研究中心主任、新発病毒学科組組長と
いうさまざまな肩書を持っています。
 孫向文氏(漫画家、正体不明)は、石正麗氏について、次のよ
うに述べています。
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 石正麗主任が2015年に「ネイチュア・メディシン」で発表
した論文を見た、アメリカの北カロライナ州にある小さな医学研
究団体は、彼女がリードした研究チームと提携を結びました。そ
の際に見たのは、コウモリから抽出したコロナウイルスを人間の
細胞にあるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)と融合する
実験に成功した、との内容が書かれた論文だったのです。
 これをアメリカのCDC(疾病管理予防センタ−)は、「自然
界に存在しないウイルスをつくるのは、モラル違反であり、中国
が生物兵器に転用しかねないリスクを推測した」としています。
同年にその医学チームは彼女との提携を解除しました。
                ──河添恵子著の前掲書より
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 今回取り上げられなかった4の「王延軼」氏については、明日
のEJで述べることにします。
         ──[『コロナ』後の世界の変貌/051]

≪画像および関連情報≫
 ●新型コロナの危険察知の“コウモリ女”の口を封じた17歳
  下“美人”上司
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   中国湖北省の中国科学院武漢ウイルス研究所でコウモリ関
  連のコロナウイルス研究を統括してきた石正麗氏(1964
  年生まれ)について、オーストラリアのメディアが「中国当
  局に口止めされていた」と伝え、波紋を呼んでいる。そこに
  は“情実人事”で研究所トップに抜擢された30代女性も関
  与しており、石氏ら第一線研究者との確執が複雑に絡んでい
  る。オーストラリアのニュースサイト「news.com.au」 は5
  月3日、石氏と武漢ウイルス研究所をめぐる確執を詳細に記
  している。
   同サイトは、中国当局が12月30日、石氏の研究チーム
  に血液サンプルを分析するよう求めた▽分析の結果、石氏は
  新型コロナウイルスが人を殺すということを知った▽したが
  って石氏は、新型コロナウイルス感染により武漢で人が死ん
  でいたことを知る世界最初の科学者の1人ということになる
  ――と位置づけている。
   新型コロナウイルス感染拡大後、石正麗氏は中国人ジャー
  ナリストと接触。このジャーナリストは、同サイトの取材に
  「武漢ウイルス研究所は今年1月2日の段階で遺伝子配列と
  関連の実験を終えていた。だが口封じされた」との見方を示
  したという。実験の詳細は記されていない。
                  https://bit.ly/3ijLX51
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石生麗武漢研究所研究員.jpg
石生麗武漢研究所研究員
posted by 平野 浩 at 00:00| Comment(0) | 『コロナ』後の世界の変貌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする