がばら撒かれている──「ケムトレイル」のことです。これには
「陰謀論」のレッテルがしっかり貼られています。
しかし、航空関係者に聞くと、何かをばら撒いていること自体
を否定する人は少ないのです。ということはこれは事実であると
いうことです。だからこそ、それを隠すために「陰謀論」のレッ
テルを貼ったのでしょう。これについて、ジェリー・E・スミス
氏は、次のように述べています。
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何かの主張に「陰謀論」のレッテルを貼るのは、プロパガンダ
の手法の一つである。だが、陰謀論は証明されれば、「論」では
なくなる。実際、米国の法廷では、毎週のように陰謀(法的には
「共同謀議」と呼ばれる)の存在が暴かれているくらいだ。
違法薬物の売買や児童ポルノ、その他の犯罪的謀議に加担する
人間は後を絶たない。エンロンのような巨大企業やCIAのよう
な政府機関の人間が、怪しげな行為に手を染めている可能性があ
ることを、どうして誰も認めようとしないのだろう。
──ジェリー・E・スミス著/成甲書房刊
ベンジャミン・フルフォード監訳・解説
『環境改変で世界支配をもくろむ軍事プログラム/
気象兵器・地震兵器・HAARP・ケムトレイル』
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エドワード・スノーデン氏の暴露を待つまでもなく、米国政府
がある寡頭勢力の指示にしたがって、何らかの秘密活動をやって
いることは間違いないことです。これは多かれ少なかれ、日本を
含む他の先進国でも必ずやっていることです。
空に何かの化学物質を撒くということはひとまずおいて、飛行
機雲(コントレイル)が環境にどのような影響を与えるかについ
て考えてみることにします。
まず、飛行機雲というのは、環境にどのような影響をもたらす
のでしょうか。
現在では、一万機以上の飛行機が空を飛んでおり、2020年
までにその数は倍増するといわれています。そのせいか、明らか
に空には雲が多くなっています。
しかし、これには反論があります。世界の雲が増加しているこ
とは確かですが、気象学者キース・P・シャインは、衛星画像の
データを根拠に「世界の雲の増加のうち航空機によるものは1%
に過ぎない」という研究成果を発表しています。ところが、衛星
画像では、飛行機雲による雲と自然に生じた雲との見分けはつか
ないといわれています。
科学者にとって「またとない日」というものがあるといわれま
す。その日に動かないと重要なデータを取れない日のことです。
その日というのは、2001年9月11日のことです。
どうしてこの日が科学者、とくに気象学者にとって重要なのか
というと、この日のテロ攻撃によって、米国の空域は3日間にわ
たって閉鎖されたからです。つまり、3日間にわたってあらゆる
飛行機の飛行が禁止されたのです。
この飛行禁止は、1960年代に本格的なジェット機時代がは
じまって以来はじめてのことであり、まさに科学者にとって「ま
たとない日」になったのです。これについて、ジェリー・E・ス
ミス氏は次の事実を指摘しています。
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科学者は、飛行機雲が空から消えたこの歴史的な3日間を利用
して、研究を行った。その結果、反対派を沈黙させるのに十分な
驚くべき事実が明らかになった。気象のものさしの一つに「平均
日較差」と呼ばれるものがある。日較差とは一日の最低気温と最
高気温の差で、大気の巻雲が増えると、熱が閉じ込められるため
にこの温度差が縮小する。アンドルー・M・カールトンによると
「2001年9月11日から14日までの日較差は、過去30年
のどの3日間よりも大きかった」そうだ(ちなみに日較差の記録
が始まったのは30年前である)。昼間の最高気温と夜の最低気
温の差がここまで拡大したケースは、過去30年に一度もなかっ
たのである。 ──ジェリー・E・スミス著の前掲書より
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「日較差」は1日の「最高気温−最低気温」の差のことです。
この3日間の日較差の数値が、この調査を始めた過去30年間の
なかで一番大きかったことは、何を意味するのでしょうか。
この日較差が大きいということは、朝や夜は温度が低く、日中
は高いことを意味します。これは自然の気候に近いということで
す。少なくとも地球温暖化が起きていれば、最低気温と最高気温
の差が小さくなるので、日較差は当然小さくなるはずです。
それから米国で一番航空機が良く飛ぶ地域──中西部、北東部
北西部については、日較差は平均値の2倍になっています。これ
は、飛行機雲が環境に影響を与える証拠になるといえます。
もうひとつ飛行機雲がもたらす影響があります。それは「地球
の薄暮化」──地球の空が薄暗くなる現象です。2006年2月
9日のABCニュースは、まさにそのタイトルでこれを取り上げ
ています。
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科学者たちは人類の活動がいわゆる温室効果をもたらし地球を
温暖化させている可能性について長年議論してきましたが、新た
な研究により別の影響も生じているかもしれないことが明らかに
なりました。地球薄暮化です。研究者によると、中国の地表に到
達する日光の量はこの50年で1平方メートルあたり4・4ワッ
ト減少しているそうです。
地表の日射量は1960年に比べて10%減りました。石炭を
大量に使用していた旧ソ連では、一部地域で日射量が20%近く
も減少しています。 ──ジェリー・E・スミス著の前掲書より
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──[現代は陰謀論の時代/049]
≪画像および関連情報≫
●怪しい飛行機雲に市民大混乱/2011年2月16日
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最近、米ジョージア州アトランタで、怪しげな飛行機雲が
頻繁に目撃されている。通常これらの雲は、しばらく上空に
滞在した後に、次第に消えていくのだが、目撃情報にでは、
なかなか消えないというのだ。そればかりか、何本も縦横に
空を駆け巡っており、市民の間では政府による薬物噴霧や、
天候操作の噂が流れる事態にまで発展しているのである。雲
の様子があまりにも不自然なため、米テレビ放送CBSのア
トランタ支社には何千件もの問い合わせメールが殺到してい
る。飛行機雲は、ジェット機などのエンジンから吹き出る水
蒸気が凍結してできる線状の雲である。現在目撃されている
ものは、長時間上空に滞在。しかも同時に何本もの雲が確認
できるという。
CBSには2010年から今年2月にかけて問い合わせが
相次ぎ、総数何千件にも達しているのだ。一部の市民からは
「米政府が化学薬品を噴霧し、国民を殺そうとしている」と
のデマが流れているほど、深刻な問題に発展している。
一部の市民団体は、「ケムトレイル」ではないかと指摘し
ている。これは化学剤や生物剤を、ジェット機から散布した
時にできる飛行機を指す。同団体はアルミニウム、バリウム
ストロンチウムなどの重金属が撒かれていると懸念している
のだ。また、気象操作を行っているのではないかとの意見も
あるという。温暖化に対処するために、薬品を散布している
と信じている人もいるようだ。 http://bit.ly/1LVHfc7
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アトランタにおける異様な飛行機雲