2015年11月27日

●「キューバ計画/ノースウッズ作戦」(EJ第4167号)

 ジョン・F・ケネディが大統領に就任したのは1961年1月
のことです。そのとき米国は内憂外患いろいろな問題を抱えてい
たのです。とくに米ソ冷戦が最も厳しい局面だったといえます。
一方には泥沼化したベトナム戦争への対応があり、目先の問題と
してはキューバ問題があったのです。いずれも米ソの対決です。
 そのときのキューバ対策としては、CIAが反カストロの亡命
キューバ人を訓練して武装化し、キューバに侵入させ、暴動を起
こさせるという、アラモの砦の時代にメキシコに対してとった作
戦をキューバでもやろうとし、失敗を重ねていたのです。
 なにしろ目と鼻の先のキューバには、フィデル・カストロ議長
率いるキューバの革命政権があり、ソ連のフルシチョフ書記長と
緊密な連絡をとっているのです。このままでは、危ないと考えて
CIAは、キューバのカストロ政権の打倒を考えたのです。作戦
名は次の通りです。
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        オペレーション・ノースウッズ
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 このノースウッズ作戦は民間旅客機を使うものであり、敵国が
これを理由もなく撃墜したという事件をでっちあげるというもの
だったのです。大韓航空機007便やマレーシア航空の撃墜事件
にとてもよく似ています。
 この作戦の概要は、ウィキペディアなどにも出ていますが、ベ
ンジャミン・フルフォード氏の著作がより具体的であるので、以
下に引用します。
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 まず、「休暇旅行の大学生団体か、同じ趣味の人々の適当な団
体」が、中南米の旅行のために旅客機をチャーターする。航路は
キューバ領空を通過する。
 実はそのチャーター機はCIAが用意した「偽物機」で、本物
と同じ型、同じ塗装で、同じ機体番号を施されている。乗客とな
る団体になりすましているのはアメリカ軍兵士だ。
 そして「本物」の機体は、別ルートから無人のまま飛び立ち、
途中、偽物と「合流」する。偽物は最低高度で離脱、アメリカ軍
基地に帰投、無人の「本物機」は、そのまま予定ルートを飛行、
キューバ上空に向かう。
 そこでアメリカ軍は、軍用機をわざとキューバ領域に飛ばし、
キューバの戦闘機にスクランブルをかけさせる。この行為自体は
なんら違法性はない。事前申請のない未確認飛行機がアメリカ方
面からキューバ領空に近づいてくれば、当然の防衛行動だからで
ある。ところが、それを見計らって本物の「無人機」が国際救難
信号を世界中に打電する。
 「キューバのミグ戦闘機にロックオンされた、助けてくれ!」
 その信号が合図となり、積み込まれていた爆弾が爆発、機体は
木っ端微塵となる。救難信号が途絶すれば、誰だってキューバの
ミグ戦闘機が攻撃したと考える。いくらキューバ側が「攻撃はし
ていない」と反論したところでどうしようもあるまい。
   ──ベンジャミン・フルフォード著/KKベストセラーズ
      『崩壊するアメリカ巻き込まれる日本/2016年
                    新世界体制の成立』
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 作戦内容は、大韓航空機007便やマレーシア航空の撃墜事件
に酷似しています。実はこの作戦は実行されていないのです。ケ
ネディ大統領が却下したからです。これに対して軍部としては大
いに不満だったといわれます。
 このノースウッズ作戦は、ケネディ大統領暗殺事件の記録調書
のなかにあった本物の作戦であり、ケネディ大統領がこの作戦に
異を唱えたことが暗殺の原因だったかもしれないということで、
調書のなかにあったのです。
 このノースウッズ作戦は、秘密指定が解除された1997年に
はじめて出てきたのです。当時米国人は度重なる戦争にうんざり
しており、極めて厭戦ムードが強かったといいます。しかし、旅
客機をキューバ軍が一方的に撃墜したりすれば、正義感が強く、
人権問題にうるさい米国では、一気に「カストロ政権を打倒せよ
!」というムードが盛り上がることは間違いなかったのです。
 この作戦案は、CIAが立案して、ライマン・レムニッツァー
統合参謀本部議長からマクナマラ国防長官に上げられたのですが
ケネディ大統領はこの作戦の実施を拒否したのです。彼の性格上
そういう作戦を実行することは嫌だったのでしょう。しかし、そ
れでも再三実施を主張するレムニッツァー統合参謀本部議長を解
任してまで実施しないという意思を明確に軍部に伝えたのです。
 この作戦で注目されることは、無線で誘導する無人機を使うこ
とを前提にしていることです。果たしてそれは可能なことだった
のでしょうか。もっともその当時はボーイングのような大型機で
はなかったので可能であったことが考えられます。
 航空評論家の杉江弘氏は、航空機の遠隔操作について次のよう
に述べています。
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 現在の技術では、軍用機については遠隔操作ができるものの、
民間旅客機については、それは科学的にも(システム上も)不可
能であることは論をまたない。         ──杉江弘著
      『マレーシア航空機はなぜ消えた』より/講談社刊
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 しかし、現在では、旅客機に搭載されているフライト制御コン
ピュータに外部からアクセスすることは可能になっており、既に
ボーイング社の747、757、767の操縦を簡単に乗っ取る
ことができるとされています。まして新鋭機であるボーイング7
77─200ERは、ハイジャックされた航空機を強制的に誘導
するシステムが搭載されていると考えられます。しかし、これは
機密に属するため、そのことが一般に公開されていないのです。
           ──[航空機事故の謎を探る/042]

≪画像および関連情報≫
 ●陰謀の国アメリカの歴史/911の嘘をくずせ!
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   統合参謀本部議長ライマンはマクナマラ国防長官に「ノー
  スウッド作戦」を提案した。これはキューバに「軍事介入す
  る口実」を作るためにグアンタラ湾で「テロ攻撃」を「でっ
  ち上げる」というものだった。
   まずキューバが地下放送局を使っているという「噂」を流
  す。「親米派のキューバ人を米軍基地内に取り込んで」テロ
  攻撃を偽装する。基地の正門前で「暴動」を起こす。基地内
  の武器を「爆破」し、「火事」を起こす。基地の戦闘機や艦
  船の「活動を妨害」する。基地を「迫撃砲で、爆撃」する。
  米軍の「船を、沈没させ」「偽の、葬式」をするマイアミと
  ワシントンDCで「テロ作戦行動を 自作自演する」
  仕上げとして、キューバの領海内で「遠隔操作の飛行機を撃
  墜する」。
   乗客は 実際には政府機関の工作員だが、休暇中の 大学生
  ということにする。エブリン空軍「CIAが所有する飛行機
  を民間機とそっくりに塗装して、本物と すり変える」。
   本物の方は「遠隔操作できる飛行機に改造」するフロリダ
  南部に「本物と偽物」の「民間機を、準備」する「偽」の民
  間機はエブリン空軍基地に乗客たちを、降ろし、機体を元に
  戻す改造された本物の飛行機は無人でフライトスケジュール
  どおりに飛び、キューバ領海上で、緊急事態発生の信号」を
  出し遠隔操作で爆破する。     http://bit.ly/1X7ABo7
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ノースウッズ作戦を拒否したケネディ大統領.jpg
ノースウッズ作戦を拒否したケネディ大統領
posted by 平野 浩 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 航空機事故の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする